泣く場所 [2008年02月19日(Tue)]
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母は子どもの前では泣けません。。
どんなに辛いことを告知されても母は子どもが眠るまで、泣けません。 総室では、常に人目を気にしなければなりません。 たったカーテン一枚で仕切られた公共の場と、自分の場所。 突然開くかもしれないカーテン。 音も声も全部聞こえます。 歌も歌えません。 音楽も聴けません。 もちろん泣くこともできません。 お隣はとても楽しそう。経過も良さそう。もうすぐ退院。。。 でもこちらはとても危機迫る状況であるときもあります。 基本的に涙は「泣いてたまるかっ!!」とほとんど飲み込み、グッとこらえました。 でも、人間はどうしても泣かなければならないときがあるのでしょう、、涙をどうしてもこらえきれないときが必ずあります。その「原因」と「孤独」。 どうしても涙が止まらないときには、とにかく「トイレ行ってくるね〜」と言い残し、廊下に出て、母友達を同じく廊下にひっぱり出し、ドクターやナースそのほかの人々が公然と通る廊下の隅で嗚咽をこらえながら恥を忍んで泣きました。 もちろんその横を通り過ぎる医療者の中にはとても気まずそうに通り過ぎられる方もおられました。 お風呂では、シャワーとともにいつも思い切り泣きました。 泣きたいときに思い切り泣くことができれば気持ちが落ち着くときがあります。 泣いた後、子どもの待つところへ帰ります。 何も無かったように帰らなければなりません。 何も知らずにじっと私の帰りを待っていた子どもの顔を見ればまた涙が押し寄せます。 だけど、やっぱり私は涙をこらえ、そのまま闘病をつづけるしかないのです。 「何も気づかないでね。。。心配しないでね。。」と思いながら接しました。 でも娘はやっぱり不思議そうな顔をしていたような気がします。 「思い切り泣いてもいい場所がほしいね、、、どこかいいところないかな?」という話を当時よくしました。 |




