お引越し [2008年01月28日(Mon)]
翌日になり、お部屋のお引越しの日です。
向いの部屋は外の景色が見えるらしい。。。 ととても楽しみでした。 少ししかなかったはずの荷物がいつの間にかものすごい量になり、運びだしに苦労しました。いつも家でも模様替えが大好きな私には、ちょっとした楽しみになりました。 とても明るく、外にモノレールが走るのが見えます。下にバス停もあります。 車が走るもの見えます。木や空も見えました。お天気は晴れでした。いつの間にかセミが無く時期はとっくに過ぎていました。 Aは会いにきては、泣いてもわめいても私と無理やり引き離されるということを繰り返していました。そして慣れない環境でひとり頑張ってくれていました。そのAの「いちにち」を想像するだけで私の胃は痛み、涙をこらえる日々でした。たったの2歳でした。 いつもそんな状況だということを私は母へ相談していたので、母は当時勤めていた職場をやめ、Aの心と環境を守るため、私の変わりに育児に専念してくれることになりました。 おかげで、Aも大好きな「おばあちゃんとおじいちゃん」がずっと側にいてくれるだけで気持ちが落ち着いたのだと思います。「かあしゃん。またくるからね。げんきでいてね。Aちゃんもがんばるからね。」と寂しそうだけど、手を振り家へ帰るようになりました。 少しずつ心配だった要素が解決し、気持ちが落ち着いてきました。 私もSがお昼ねの時などは積極的に動くようになりました。 少しずつお友達もできました。 お話の中から「みんな同じように頑張っている」ということや病気について、闘病に付随するさまざまな問題について相談相手ができた。ということがわかると、とても勇気をもらえ、頑張る力につながりました。 今までのお友達には病気のことを話す気になれませんでした。 はなしてもわかってもらえないだろう、、、ということ。 またあの頃の恐ろしい出来事を説明するために記憶をたどりたくないこと。 そんな気持ちと、1才の子どもを置いて電話をかけに行くには電話があまりにも遠かった こと。などが原因です。 病棟内の母友達には本当に救われ、毎日を過ごしました。 お部屋の環境も明るく気持ちよくなり、少しずつ不安も取り除かれ「こんな感じで半年、なんとか乗り切れるな!がんばろう!」とペースをつかみだしました。 つづく ![]() ![]() |