抗がん剤 [2008年01月25日(Fri)]
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「抗がん剤」。
言葉はよく耳にしましたが、まさか自分の子どもが使うことになるなんて、、、 恐ろしいイメージしかありませんでした。 「髪が抜けます。吐き気も出ることがあります。」ということと、聞くだけで身の毛もよだつような恐ろしい副作用についてのお話がありました。 「いやだ」とも言えず、抗がん剤を投与してもらうことになりました。 利尿剤も投与していたので、Sはひどいむくみから解放されすっかり元の顔にもどりました。 「こんなにかわいいお顔だったんですね〜」と担当の看護師さんが言ってくれたのを覚えています。まさに、キグルミを脱いだような感じで、一回り小さくなりました。 抗がん剤の効果はすごくて、投与後数日で、Sは笑顔を取り戻しました。 Sの笑顔を見ることがとても久しぶりだということに気づきました。。 「ずっとしんどかったんや、、、」と自責の念にかられました。 徐々に副作用の吐き気どころか、逆に食欲も出だしました。 もっと絶望的な闘病生活をイメージしていた私ですが、入院前より元気なSの姿を見て私も徐々に元気を取り戻し、闘病への意欲が湧いてきました。 「Sの前では絶対泣かない」ことをモットーとしました。 血液のデータも日に日に良くなり「あっという間に治るのではないか?」と思うほどでした。 ただ、私たちには最終クールに「骨髄移植」が待っていました。 それについても、想像もつかない恐ろしい治療というイメージしかありませんでした。 病気や骨髄移植について調べようにも、いつも何かを調べるための手段としていたインターネットが病院内では使えない環境でした。痛手でした、、、 2クール目が終わりに近づいた頃、もしかしてこの子には来ないのでは?と思いたかった一番気がかりだった副作用が来ました。Sは赤ちゃんでも女の子です。産まれてから11ヶ月、やっとここまで伸びた髪が全部抜けてしまうのかと思うと、やりきれない思いになりました。 私は抗がん剤を投与して数日でドラマのように髪がどっさり抜けるのだと思い込んでいましたが、実際は、抗がん剤の投与期間は約1週間。その後、白血球の立ち上がりを待ちます。そして少し外泊などの休憩を持ち、次のクールへ入ります。Sの髪は2クール目の抗がん剤投与数日後からどんどん抜けていきました。 最初は一本たりとも捨てる気にならず集めて残していました。。。毎朝、枕もとにたくさん抜け落ちた髪を集めるのが日課になり、そのうち集めるのをあきらめました。 Sはその後もよく笑いました。私の中でSの髪の毛ついて「またはえてくるよ!!」と諦めが付いた頃、担当の看護師さんから「明日は斜め向かいの部屋へお引越ししますね!明るいですよ〜!」とお話がありました。 つづく |




