夏は甲子園!高校野球! [2007年08月06日(Mon)]
やっぱり夏は高校野球ですよね。
昨年の決勝戦はハンカチ王子斉藤投手と、3連覇のかかる田中投手の投げ合いの末 延長15回引き分け再試合でした。 決勝戦第1試合目。斉藤投手は試合後半に1点を先制されてしまいます。 しかし、斉藤投手はあせりませんでした。何故か。 「必ず仲間が助けてくれると信じていたから」 地方大会決勝で斉藤投手自らの暴投でほとんど負けていた試合を、チームメイトが逆転してくれた経験から、仲間への信頼が絶大であったため、そのような状況でも落ち着いて後続の打者を打ち取れたのだそうです。 そして、そのあと同点に追いつきました。 私はいわゆる6年一貫教育の進学校と呼ばれるところに通っていました。 時代は受験戦争真っ只中でした。 先日、何年かぶりに高校の卒業アルバムを開いてみました。 同級生の卒業メッセージを読んで、愕然としました。 「やっとこの生活から抜け出せることがうれしい」 「将来有望な人間と知り合えたことはうれしいが、6年間の青春を無駄にしたことは残念だ」 という趣旨の卒業メッセージがいくつかありました。 私もそう思っていましたが、一生残る卒業アルバムにその事を書く同級生がいるとは、、、 それも一人ではなく、数人。 私の通っていた高校は医師の子供も多く、医学部志望の同級生も多かったです。 なかには、高校までバットを振った経験がない人もいました。 高校野球を一生懸命やってきた球児と、受験勉強第一の進学校生。 どちらが将来、人の気持ちがわかる大人になる確率が高いか。 おそらく、高校球児と答える方が多いでしょう。 しかし、社会が医師に望むものに「やさしさ」「誠実さ」などがあります。 私は大学時代から、そして今もここに「矛盾」を感じています。 もちろん、本当に立派な医師は心技体すべてを兼ね備えていますし、そのような医師もたくさん知っています。 しかし一方では、いまだに「治してやってるんだから、、」と平気で言う医師もいます。 みなさん、医師に何を望みますか、、、、、 s.kusuki |