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チャイルド・ケモ・ハウスの設立を願い [2007年01月20日(Sat)]

米国 St. Jude 小児病院へ留学中の先生から応援メッセージが届きました。

11月の記事「アメリカからの応援!!」で少し取り上げていますが、小泉前首相の昨年の訪米の際に、前首相の目の届くところに「日本にもSt. Jude 小児病院を!」という横断幕を掲げた先生からです。(by Ohta)

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はじめまして。私は4年前まで日本で小児科医療に携わっていましたが、現在は米国テネシー州メンフィス市にある小児がん専門病院(St. Jude Children’s Research Hospital)で小児がん(特に白血病)の研究をしている者です。同じ研究室に、このブログでも度々登場します"Hiro"先生がみえ、チャイルド・ケモ・ハウスのことは、そのHiro先生から伺いました。

私が小児がん医療に携わったのはわずか2年弱。ですので偉そうな事はいえませんが、当時医師として医療に集中できない状況に疑問を抱き働いていました。勤務体制、患児とその家族のプライバシーの問題、医師と看護婦との溝など挙げたら切りがありません。

そうした疑問を打ち消したのが、ここSt. Jude病院との出会いです。なにしろ医師のみでなく医療に携わるスタッフが多く、職種が多岐に渡り細分化されているため自分の仕事に専念でき、投薬を含めた医療行為に対して幾重ものチェックを入れる工夫がなされています。患児やその家族らはプライバシーが保たれた病室でミスのない(あるいは非常に少ない)医療を受けられ、医療費及びメンフィスでの滞在費、食費、交通費は皆St. Jude病院が支払ってくれるため経済的負担も少なくてすみます。また、私達のように研究をするための施設も併設されているので、研究と医療が結びつき、お互いが高めあう関係にあります。更に、医療、研究両分野において世界的に有名な知識人を月に何度か口演者として招くため、スタッフが“井の中の蛙“になることもなく常に刺激を受けることができます。こうしたSt. Jude病院は米国小児がん医療施設の中でも特異な存在とされているようですが、無理もない気がします。

さて、Hiro先生も書かれていましたが、昨年よりここSt. Jude病院にいる日本小児科医の先生方が集い“日本にもSt. Jude病院を造ろう”という会を持つようになりました。その当時の思いを忘れないように私自身“夢を現実に”と題するノートも作成しました。(もちろん、その時はチャイルド・ケモ・ハウスのことは知らず、失礼しました。)そして、一人でも多くの小児科医と意見を交換する必要があると判断し、以前St. Jude病院にみえた先生方や、その友人も巻き込みメールを通して交流するようになりました。とはいえ、米国での研究生活に身を置く者の集いのため、密に連絡しあうことはできず、“いつかこの会に参加した小児科医らが帰国した際に全国から声を上げて現実にしよう”という趣旨の集いとして始まりました。

ですので、日本で既にこうした動きが始まっていることに大変深く感銘すると共に、正に夢を現実にしてもらいと強く願っています。チャイルド・ケモ・ハウス設立に携わる皆さん、是が非でもを成功させてください!心より応援しています。

From 小児科愛
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