• もっと見る
« 2012年12月 | Main | 2013年02月»
『現実を見よ』ユニクロの社長柳井正さん [2013年01月27日(Sun)]
写真.JPG
既に30年位前に活躍された土光敏夫さんの本を読んで感動した後に、ほとんど同じことを今世界で勝負しているファーストリテイリング社長の柳井正さんが書いた本。土光さんと同じような思想の下、将来どんな日本を次世代に繋ぐのか、恐らく黙っちゃおれなくなって書いた覚悟の一冊と思われる。

失われた20年の原因を、我々自身の傲慢さだと明言し、これからは世界経済での生き残りをかけて、海外に目を向けて勝負をして行かなくてはならないと言う。言うだけで無く、ユニクロの海外展開を実践されているから、より説得力も増す。

将来の日本がどうあるべきかを掲げれば、そのためであれば、歳出削減も実現出来ると柳井さん。これはまさに、土光さんが行政改革に乗り出した時にも言っていたのと同じことだ。

なかなか政府でやれないコトを、仮に我が財団でトライしてみるのだとすると、20年後、30年後の日本を思い描き、多くの支持を集めて、その活動をどんどん大きくしていくこと。
どういう旗を掲げるのかが、1番重要だと言うのを再認識したところ。

今取り組んでいるママ支援の目線でも、参考になる話が沢山あった。
詳しくは別途、記事にしますが、出来るだけ多くの人達に読んで行動して欲しいと思う作品。
私はこの本を大学生の友人に送るつもりだ。
今の学生達は何を感じ、どう行動するのだろうか。
生ききる。 [2013年01月26日(Sat)]
写真.JPG
瀬戸内寂聴さんと梅原猛さんの対談集。
合わせて175歳の二人…そう書かれただけでも自然と手を合わせたくなる一冊。

寂聴さんは、90歳にして病気で歩けなくなって初めて、足が悪い人の大変さがわかったと語り、人は自分が経験していない辛さを想像するのが苦手だと語る。また、今の人々には生きる哲学が必要であり、自らが『忘己利他』の天台宗を選んで出家され俗世から離れるために仏様に守られている、とも言う。

梅原さんもまた、近代文明の誤りは、どう生きるべきかを問うてこなかったことだと言っている。

実は、戦前から戦後も共通して必要不可欠だったのは、この生きる哲学だったんじゃないかと個人的にな思っている。

人生の大先輩の語りは、今だからこそ立ち止まって耳を傾けるべき深い内容だった。
土光敏夫さんの思想 [2013年01月24日(Thu)]
写真.JPG
久しぶりの投稿。
あまりの感動を言葉に残さずにはいられなくなって、メザシの土光さんのコトを書きたくなった。

元々は先日の石坂泰三さんの本に出て来たのが土光さんだったから手を伸ばした本だったのだけど。

日本が高度成長を遂げる最中に、“パンとサーカス”でローマが滅びた話を取り上げて、日本が滅びないか危惧していたという。
そして徹底した現場主義で、経済界が独自に国に頼らずに省エネ化、合理化を図ると、今度は行政改革に乗り出す。
余りに質素な暮らしっぷりだったから、誰も文句を言えなかったというし、帰宅した後の読書も、毎日の積み重ねが大きな力となったに違いない。

普通は、肩書きや学歴など、人の周りに付いた飾りを見せびらかしたくなる人が非常に多いのだけど、土光さん本人は少しもそんなコトを気にせず、いつでも地べたで人々と同じモノを見て、同じ空気を吸っていたからこその人間らしさ。
それこそが彼の最大の魅力であり、多くの人を虜にしたのだと思う。

既に彼が亡くなって25年。
今ようやく彼の言葉と出会えて、日本人で良かったと思える偉大な先輩に出会えた気がした。
土光さんのDNAが私の中にあるかわからないけれど、私も将来の世代のために現場主義を心掛けて頑張ろう!とあらためて思った。

コレ、私の2013年初の声明文。
今年もコツコツと努力を続けようと思う。