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残留日本兵の晴らされぬ“汚名” [2005年11月22日(Tue)]
「あの戦争は何だったのか」保阪正康著

“大人のための歴史教科書”と副題を打つくらいだから読んでみようと思った。
著者はノンフィクション作家だけに、調査をもとに「・・・だったのだ」といった、彼の主観が入った表現にならざるをえない。この本を「歴史教科書」として史実のみを知りたい私には、多少の違和感はあったものの、確かに、幅広く調査をして言及しているのに関心した。

特に、私が知らなかった残留日本兵についても触れていたのに驚く。
これについては、私の知人宮崎さんが「戦後60年」「映画『蟻の兵隊』の試写会に参加して」に書いている。特に、後者では、映画にも登場する宮崎さんの叔父様に対する思いが書かれており、心打つものがある。

宮崎さんの叔父様は当時、南京総司令部の主任参謀・宮崎中佐(当時)。
「映画で叔父は奥村さんの語り掛けに、3回にわたり絶叫に近い大声で反応した。・・中略・・
太原に飛行機で同行した少佐(当時)の手記『山西省内日本人引上促進の想出』によると、叔父は全将兵の帰国に強い義務感と熱意を持っていたことがうかがわれる。」

戦争から60年という月日がたち、戦争体験者自身の多くも亡くなっている。明らかにされないままの史実も多くあることだろう。
「山西省残留日本兵恩給訴訟」では、残留日本兵の汚名回復は実現できなかったが、日本人として、せめて、このような方々が存在していたという事実は記憶に留めなくてはならないと思う。
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