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生ききる。 [2013年01月26日(Sat)]
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瀬戸内寂聴さんと梅原猛さんの対談集。
合わせて175歳の二人…そう書かれただけでも自然と手を合わせたくなる一冊。

寂聴さんは、90歳にして病気で歩けなくなって初めて、足が悪い人の大変さがわかったと語り、人は自分が経験していない辛さを想像するのが苦手だと語る。また、今の人々には生きる哲学が必要であり、自らが『忘己利他』の天台宗を選んで出家され俗世から離れるために仏様に守られている、とも言う。

梅原さんもまた、近代文明の誤りは、どう生きるべきかを問うてこなかったことだと言っている。

実は、戦前から戦後も共通して必要不可欠だったのは、この生きる哲学だったんじゃないかと個人的にな思っている。

人生の大先輩の語りは、今だからこそ立ち止まって耳を傾けるべき深い内容だった。
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