恵楓園入所者の手から型取りした「手の彫刻」の紹介C[2018年02月05日(Mon)]
手の彫刻の型取りは難航しました。
型取りのために時間がかかりすぎてしまうと、杉野ご夫妻の体に負担がかかる(皆さんも想像していただければわかると思いますが、体を固定した状態で1時間近くも動かないというのはかなりつらいものです)、硬化を促進するための薬剤を入れ、分量を間違ってしまうと型取りする前に固まってしまう、その加減が難しい。
また、曲がってしまった指から型取り材を外すとき、どうしても指の腹に残ってしまう。
結局は計3回の型取りを経て彫刻は作成されました。途中で杉野桂子さんの型取りをする手を左手に変えるなどの試行錯誤がありました。ご夫妻のご負担も相当のものでしたが、熊大の先生、また院生お二方のご苦労・ご心配もかなりのものだったのではないかと思われました。
しかしながら型取りはついに完了。あとはこの型を大学側にお持ち帰りいただいての作業となります。
ここで熊大・緒方先生より提案が…。
「私はお二人の生きた証をかたどるだけでなく、お二人のお気持ちに私達の気持ちを添えた作品も刻みたい」
緒方先生のご提案とは…。
型取りのために時間がかかりすぎてしまうと、杉野ご夫妻の体に負担がかかる(皆さんも想像していただければわかると思いますが、体を固定した状態で1時間近くも動かないというのはかなりつらいものです)、硬化を促進するための薬剤を入れ、分量を間違ってしまうと型取りする前に固まってしまう、その加減が難しい。
また、曲がってしまった指から型取り材を外すとき、どうしても指の腹に残ってしまう。
結局は計3回の型取りを経て彫刻は作成されました。途中で杉野桂子さんの型取りをする手を左手に変えるなどの試行錯誤がありました。ご夫妻のご負担も相当のものでしたが、熊大の先生、また院生お二方のご苦労・ご心配もかなりのものだったのではないかと思われました。
しかしながら型取りはついに完了。あとはこの型を大学側にお持ち帰りいただいての作業となります。
ここで熊大・緒方先生より提案が…。
「私はお二人の生きた証をかたどるだけでなく、お二人のお気持ちに私達の気持ちを添えた作品も刻みたい」
緒方先生のご提案とは…。