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恵楓園入所者の手から型取りした「手の彫刻」の紹介A[2018年01月27日(Sat)]
 当園入所者の中で誰に彫刻のモデルになっていただくか協議をするなかで、長く自治会活動にも参加されてきた杉野義武・桂子ご夫妻はどうかという意見が出されました。

 芳武さんは昭和6年(1931)、桂子さんは昭和16年(1941)の生まれで、お二人は園内で出会ってご夫婦となられました。お二人はどちらも手に障がいがあり、指先に感覚が無い部分もあられます。
 お二人はモデルになられることを快く引き受けて下さったのですが、後に
 「大変なことを引き受けてしまった…」
とやや気が引けていたことも言われていました。

 彫刻の作成については熊本大学教育学部で彫刻を専攻されている教授、大学院生に依頼することとしました。
 教授のお名前は緒方信行教授、大学院生は岩間美咲希さんと、田中悠里恵さんでした。
 緒方先生は熱いハートの持ち主で、「この方ならば…」と初めてお会いしたときから事業の成功を確信することができました。
 大学院生のお二人については、お二人とも非常に整った顔立ちをされた美人で、溌剌とした態度に自治会内でも話題となりました。更に平成28年度「改組 新 第3回 日展」の第三科(彫刻)部門において入選されているというとんでもない才女でもあったのです。未来溢れる彫刻家の若いエネルギーのまぶしさに私達自治会もやや気圧される思いがいたしました。

 平成29年3月28日にはこの御三方に恵楓園の方にも来ていただき、彫刻の作成過程についての打ち合わせを行いました。杉野ご夫妻の手に触れ、しげしげと眺められる院生お二人の姿が印象に残っております。

打ち合わせ2.JPG


 打ち合わせの後には当自治会・太田明副会長が御三方に園内を案内しました。納骨堂や壁など何かしら心に残る景色もあったのではないかと思います。

納骨堂に入る.JPG


壁を見る.JPG


 彫刻の作成はこのようにして始まったのでした。
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