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風をあつめて

不登校・ひきこもりの支援活動をしているNPO法人フリースクール阿波風月庵の代表をしているかぜさんです。この活動で色んな若者やその親御さんと会いました。人の心っておもしろいです。僕自身も活動の中で、生き方がどんどん楽になってきました。そんな不思議な心の話をしてみたいなあ!


ドタキャンって、凄い! [2018年08月30日(Thu)]
風月庵では、土壇場になって来ない(キャンセル)=ドタキャンは当たり前だ。
ドタキャンができない内は半人前といえる。
ドタキャン・遅刻を気にしていたら、やっていけない。
風月庵仲間で、ドタキャンも、遅刻もしたことがない者はいない。
どちらかというと、常習犯だ。

もうドタキャンをしたくないから、人と会わないともいえる。

皆で、○○に出かけるけど、参加する?と聞かれる。
行きたいけど、行けないだろうと思ってしまう。
何かで急に行けなくなったら、皆に迷惑かけるから行かないことにする。 
かといって、その何かって何?と聞かれても、特には思いつかない。

 長年、外に行っていないと、人と話しをしていないと、
それを想像しただけで、緊張してしまう。
こんな状態じゃ、はずかしい。他人にどんな風に思われるだろう?

やっぱり止めとこうとなり、その「やめとく」と言う一言が言葉にならなくて、
家族から、嫌なことを言われた傷あとがうずいたりもする。
やっぱり、自分は人と会う、人と話す、人と一緒に何かをするなんて
無理だと信じて疑わない自分が顔を出す。
こんな思いをしてまで、人に会うくらいなら、
このまま一人でいる方がいいに決まっているとなってしまう。

ドタキャンすることになるかもと思うと約束ができない。

ドタキャンしてもいいんだよ!
自分でも出来るドタキャンのやり方を一緒に考え、
一緒にやれる方法をやってみようが、風月庵での活動なのだから。
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Posted by 林 at 13:55 | 本人 | この記事のURL | コメント(0)
それでもいいやん! いきてていいやん! [2018年08月06日(Mon)]
現在67歳の僕は、奥さんとの二人暮らし。
今までなんやかんやして、あっちこっち行って、小もろい人生やったと思う。
部屋にひきこもっていたのは、大学の1年間だけだったか・・・?
20代は、何回か家出もして、あれも一種のひきこもりやったかもしれん。
28歳で結婚し、33歳で離婚して、5歳の娘と3歳の息子の3人で、
大阪の池田市で15年間暮らした。
この時代は懸命に生き続けた感があるが、妹がなくなり徳島で1年過ごし、
再び大阪で暮らし、再婚し、仕事も転々としていた。
そして再離婚したのが46歳やった。
ここで、はたと考えたね。「どうして、仕事も、結婚も、続かないのか?」
これまでは他人のせいにしてきたが、どうも、自分に問題があるのではないか?
この問いに答える人生が始まる。まずは不思議にも、離婚に迷う牧師夫妻と出会い、
この教会から、クリスチャン生活が始まる。この教会も続かず、池田の教会に転会した。
ここの牧師から、心理学とカウンセリングに出会い、放送大学などで学び始める。
仕事の転々を卒業し、10年やり続ける何かをしようとしているときに、
アルコール依存症の同級生と出会い、フリースクールの夢を語る。
彼が事故で亡くなり、全国一周の旅に廻ることになる。
2001年3月1日に「フリースクール阿波風月庵」は始まり、現在に至る。
仕事も、住まいも転々としてきた僕が、この活動は18年目を迎えた。
ひきこもりの自分と若者が、心に偏りを抱え、コミュニケーションの未熟ゆえに、
孤独感と、無力感で生きてきた人生でも、生き方が変わると、少しは楽に生きられる。
そんな小話を繰り広げてみよう。笑いながら楽しんでもらえたらと・・・。
Posted by 林 at 14:08 | かぜ | この記事のURL | コメント(0)
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