心が風邪をひく
[2020年03月02日(Mon)]
お子さんが不登校(ひきこもり)となり、相談に来られる親御さんは、皆さん同じことを尋ねられる様に思います。
いつになったら、学校(仕事)に行けるようになりますか?
では、お聞きしたいのですが、
いつから、どうして、学校に(仕事に)行けなくなりましたか?
それは、親も、本人も、我々支援者もわからないのです。
しかし、行ける様になるための方法は、
我々支援者は、いくつも知っています。
不登校になり始めた時の状態は、心が風邪をひいたようなものです。
特効薬はありません。抵抗力を養う為の免疫力=生きる力を養うことしかないのです。
この免疫力というのは体力のことも当然ですが、どちらかというと精神的な免疫力(ホメオスタシス)を指しています。
では、どうすれば、本人に免疫力をつけることが出きるのでしょうか?
本来免疫力は生まれたての赤ちゃんは備わっている筈なのですが、子育ての中で発育の中で、失われてしまった様です。
その免疫力を育て直すことが目的といえます。
免疫力を取り戻した子ども(若者)は、自分から学校(社会)に歩き始めるものなのです。
私達は、そう信じています。
親が、家族が、先ず出きることは、本人の免疫力を育て直すことなのです。
そのために、家族会、支援学習会、個別面談、訪問、スクーリングの各活動を展開しているわけです。
各個人、各家庭によって違います。
みんなで知恵を出し合いながら、気持ちを支え合いながら、心の目が出てくるところを私たちと一緒に待ってみませんか?