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風をあつめて

不登校・ひきこもりの支援活動をしているNPO法人フリースクール阿波風月庵の代表をしているかぜさんです。この活動で色んな若者やその親御さんと会いました。人の心っておもしろいです。僕自身も活動の中で、生き方がどんどん楽になってきました。そんな不思議な心の話をしてみたいなあ!


友人と酒を呑む [2025年04月23日(Wed)]
去年の春に、大学時代からの友人を亡くし、会うことの叶わなかった思いが、ずっと心に引っかかっていた。

数少ない友人であり、「友」というものがよく解らない私を「親友」と呼び続けてくれて、変わらぬ態度で長年付き合ってくれました。

気遣いの過ぎる奴で、「葬儀が終わってから知らせる様に」との遺言を守った奥さんから、電話をもらった時のこみ上げる無念は忘れられません。もう一度逢えると思っていたのに…。

そうなると、もう一人、その知らせからずっと、気になっていた奴がいて、去年の3月末に連絡を取ったが会えずじまいで、もうかれこれ5年は会えていない飲み友達である。
私をクリスチャン道に引きずり込んだ張本人であるAだ。

大阪で暮らしていた15年間の後半に入る頃、再離婚で落ち込んでいた私を、馴染みのあった教会へと、私を連れて行ってくれたことが、唯一感謝できる気持ちになる。

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いつものことだが、会って、呑み始めると、いきなり悪口雑言だ。「その口先で、何人の女をたぶらかしてきたのだ!」「そんなに次々と、適当な言葉が出てくるものだ」とかの類だ。

元々は、27歳頃に、徳島県で、全国(西日本)ボランティア全国集会を徳島まで開催した時に、私は世話役の責任者をしていた。バスから降りてきた彼の姿は、同級とは思えない程に飄々とした振る舞いに、親近感を抱き、私から声をかけたのが始まりだった。

後に、彼が曰くには、「こいつとは関わりたくない」という旋律を覚え、集会中、私から逃げ回っていたというから、出会ったときから、相当に相性が良かったに違いない。

今回は、事前に連絡を取り、新大阪周辺の飲み屋で過ごす事になり、32階のAPAホテルタワーに泊まることになった。

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新大阪駅で合い、席に着くなり、私の悪口が先ず飛び出し、「よくこんな男と結婚したな! それだけで、あなたは素晴らしい女性だ」「口から先に生まれたのは、お前だろう」と返しつつ、彼と妻と3人の語らいは始まった。

そうなのです。内は奥さんと二人連れで、Aは、いつも一人参加なのです。2012年の新婚旅行で、一緒に呑んで、5年前に呑んで、3回目の対面だったが、3人は、キリスト教の話、自分の老化現象、共通の友人の近況など、3時間はあっという間に、過ぎさっていった。

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話の中で分かった事なのだが、昨日家族旅行から帰ってきたのはいいが、旅行最終日に嘔吐下痢で悩まされ、今朝、おかゆ1杯を食べただけで、ここにやってきて、シャブシャブ鍋の〆うどんをすすっただけで帰って行ったのは、申し訳なかった。
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