成長を補い合う関係
[2022年10月14日(Fri)]
活動を進めていて、時折立ち止まったように、疑問に気付き考え込んでしまうときがある。
不登校(不出勤)ひきこもりの状態が何故動かないのだろうか?という疑問である。
思うに、動かない努力に努力を重ねて、今の状態を動かさないことに力を惜しみなく注いでいるのではないか?
親はそれを本人の責任といい、本人は親の責任だと信じて疑わない。お互いにそこをぶつけて論じることはない。
何故なら、答えはわかっているから!変わるはずもないから!
まさしく、動かない努力を惜しみなく注いでいることに見えてくるのである。実際に、今の状態を動かさない努力とはどんなものだろうか?
当たり障りのない、トラブルの起きない、強い口調で言い争わなくていい関係を維持したいのでしょう。
そんな風に言うと、喧嘩をしろ! トラブルを起こせ!と、云っているようであるが、それは違う。
喧嘩をして、仲直りをして、お互いの言い分を知る。
トラブルを起こして、今まで云っていなかった問題を、気分のウサを晴らそうではないか? 本当のところはどうなのかはぶつかってみないと伝えることにはならない。
その、喧嘩、トラブル、ぶつかる、暴れるが怖いから、そこを避けるために努力していると思い込んでいると見える。
本当にそうだろうか?
些細なトラブルでも変化(成長)は家族其々に生まれるのです。そのトラブルが、さしたるトラブルであるのかないのか、その境目を探ることが家族の動きを作る上で大きな発見となる。
些細なトラブルの積み重ねや、変化球の工夫や、その変化を楽しめるようになると、生活が、家族の関係が楽しくなってきて、お互いの成長を支え合っていることも発見することになるでしょう。
あなたは、あなたの家族は、動かない努力を惜しみなく注いでいるのではありませんか?