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風をあつめて

不登校・ひきこもりの支援活動をしているNPO法人フリースクール阿波風月庵の代表をしているかぜさんです。この活動で色んな若者やその親御さんと会いました。人の心っておもしろいです。僕自身も活動の中で、生き方がどんどん楽になってきました。そんな不思議な心の話をしてみたいなあ!


夫婦喧嘩に疲れ果てた1週間 [2021年06月02日(Wed)]

風月庵の活動の中で学んだことのひとつに、「夫婦喧嘩」の大切さが上げられる。

相談に来られたお母さんと話をしていて、子育てというより、家族問題をなんとかしようという意味でも、一緒に考えて欲しいというのが、お母さんの訴えです。

「私が我慢していたら何とか収まりますから」といいつつ、お母さんは納まっているのでしょうか?
本当にお父さんも、子どもも納まっているのでしょうか?

家族仲が周りからもうらやましい様なご家族がいらっしゃいました。
私が訪問に伺うようになり、家族間の話を進める内に、家族会の最中に、初めてかと思われる「夫婦喧嘩」が始まりました。
しかし、その後、そのご家族は動きを見せて、息子さんは外へと動き始められました。

活動から学んだことを、家庭の中でも活かしていきたいと考えていますが、実際にはそれほどうまくは運びません。

CIMG1206.JPG

一緒に生活を始めて10年になるでしょうが、私達に「夫婦喧嘩」がなかった年はありません。

始めは、週1回の喧嘩が、10日に1回に、半月に1回に、月1回に、2〜3ヶ月に1回にと間隔が空いてきました。
10年の歴史はいきています。

仲直りの時間も、1週間不穏な空気が漂っていたのが、3日で納まった感じになり、最近では一晩寝るとケロッとしているところまで成長してきていました。

それに連れて、私も思ったままを言葉にすることを増やし、奥さんに甘えるようになってきました。

そして先月の5月、何から火がついたのか分からないようなことから、1週間以上、落ち着きそうなのに再燃して不穏な空気感が二度三度と繰り返されました。

「夫婦喧嘩」の炎があるレベル以上になると、私が自分の部屋に篭り、何もしない無感情状態になります。
そこに「なんとかしてよ!」と、奥さんが追い込んできます。
隙を見て、私が家を飛び出し、次には奥さんからの留守電と留守メール攻撃が暫く続くとの手順です。

お互い落しどころに気付いたら、「お腹がすいたから、どうしてくれるの!」と声がかかり、「ビール呑むで。これでもつまみながら。」という運びで、奥さんがフィッと「ごめん!言い過ぎた」といってくれて、「こっちも足りないところがあるから、ごめん」と、謝れる。

CIMG0932.JPG

今回は、昨日ポロリと、「季節の変わり目やから、仕方ないじゃない」との言葉に、今までとは違う納得の私がいました。
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