講演;支援ネットワーク作り
[2020年10月09日(Fri)]
スリースクール阿波風月庵を法人化することは日本一周をしながら考えていましたから、2005年にはNPO法人として、公益事業を積極的に行っていきました。
第一弾は、徳島県の委託事業「働けない若者を考えるシンポジウム」を開催しました。
それがきっかけで、三好保健所と美波町社会福祉協議会との出会いがあり、連携した活動を続けてきました。
三好保健所では、ひきこもり相談を引き受けながら、ひきこもりの若者の居場所作り「すり〜ぴぃ」を展開しました。
これは主に文部科学省の受託事業として、内閣府の提言する支援ネットワーク作りを見据えての居場所作り事業でした。
今は、「みよしサポート協会・ぴあぞら」が事業を引き継いでくださり、風月庵と同様の相談・訪問・居場所・生活就労支援と幅広く活動をされています。
さらに注目したい点は、地域の福祉・医療・保健・教育・行政・民間等の10団体以上と協力関係を持ち、支援に関する協力会議・事例検討会を定期的に開催し、積極的に三好保健所管内の地域連携を図っておられるところです。
このような支援ネットワークが市町村単位で出きることを願って、10年前に県内数箇所で、ひきこもりの支援ネットワーク作り事業を呼びかけましたが、私たちの力及ばずで、今実践されているのは、三好保健所管内だけであることは残念に思います。
県の精神保健福祉センターで、「ひきこもりサポーター養成講座」を、今年は10月5日に開催されます。
訪問支援の実施を推奨されていると聞いています。
ひきこもり支援に関して、訪問活動はなくてはならないステップでありますので、これからは積極的に各市町村で、訪問支援活動に取り組んでいただき、支援ネットワークが有効に働く地域連携が発展することを願っています。
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