42日間の長かった夏休みが昨日までで終わりました。今日からいよいよ2学期が始まります。さきほどは,始業式に当たって児童代表の3人の皆さんが,夏休み中にがんばったことや思い出,2学期の目標などを大変上手に発表してくれました。素晴らしい発表でした。拍手を送りましょう。
夏休みの間に,南九州市によって各教室には網戸を,ひまわり学級には空調設備を付けていただきました。大変ありがたく感謝しているところです。
さて,今日からいよいよ2学期ですが,2学期は,1年間の季節の中で,一番気分よく,さわやかな季節です。春,夏,秋,冬と,4つの季節を表す言葉がありますが,秋を表す言葉は特に多いです。例えば「実りの秋」,私たち人間も,心や体や頭が実るのは,この2学期だそうです。1年間の中で,勉強したことが一番,頭の中に入るときだそうです。この,2学期というとてもよい季節に,よく食べて,運動や勉強,係や委員会活動の仕事,そうじなどをしっかりして,睡眠の時間をしっかりとって,心や体や頭をよく実らせてくれることを願っています。みんな自分の2学期のめあてを決めて,がんばりましょう。
あと,「読書の秋」にちなんで,この機会に紹介します。これは,自治会をとおして皆さんのおうちにも配られていると思いますが,広報「南九州」の8月号です。ここに,特集「私たちのまちの図書館」とあります。この中の18ページに,川辺小学校の読み聞かせグループ「おはなしころりん」の活動が紹介されていました。
また,3ページには,1学期の途中で皆さんに配られた「夢 ひろがる 校長先生がおすすめするこの1冊」が紹介されています。これですね。私が司書の先生の協力を得て,川辺小学校の図書室にある本の中から選んで書いたページは42・43ページです。ほかに紹介されている本を含めて,ぜひ,おすすめの本をたくさん読んで,心を耕してほしいと願っています。
新学期の初め,人に言えない不安や悩み,困ったことやいやなことがあるかもしれません。私にもあります。そんなときは,遠慮せずに話しましょう。相談しましょう。相談しづらいときには,電話やメール・SNSなどでの相談窓口があることを知っておきましょう。
最後に,新型コロナウイルス感染拡大防止のため,皆さんにはこれまで以上に,マスクを着けることの徹底,そして登校後,石鹸での手洗い若しくは消毒液による消毒をしてもらってから教室に入る,など,しっかりと取り組んでもらうことになります。
出校日にもお話したことですが,どんなに気を付けて生活をしていても感染はあるということ。感染するのが悪いことではないということ。不安になったり怖くなったりする気持ちに振り回されないこと。悪いのは,感染した人の症状の辛さや心の辛さ・感染拡大防止のために力を尽くしてくださっている方々の辛さを考えることなく,偏見や差別の言葉・行動を浴びせることです。誹謗中傷と言いますが,自分の言葉や行動によって,相手がどんなに辛い気持ちになるのかをよく考える,想像することこそが大事なのだと思います。
ウイルスから自分を守る行動を,自分のためだけでなく周りの人のためにもできるようにするために,正しい情報を得て,正しく判断し,正しく行動できる川辺小のみなさんであってほしいと願っています。
これで,私の,2学期始業式に当たってのお話を終わります。