8月10日、災害ボラセンつなぎサテライト起ち上げのため、資機材を現地そばの活動センターまで運んだ際に確認してきた現地の様子です。
10日の内につなぎ地区の町内会による被害状況の確認が行われました。
8月11日、災害ボラセンつなぎサテライト活動開始です。
地元の方、そうでない方、合わせて約40名のボランティアさんが集まりました。
朝の時点で受付済みの5件のニーズについての説明や班編制とリーダー決定、安全や健康に関する注意事項など、朝のオリエンテーションを行います。
ニーズについては、町内会を通じて、ボランティアの派遣を希望する場合は災害ボラセンに連絡をいただくように伝えていただくとともに、町内会からもボランティアの支援が必要な箇所については教えていただくように連携しています。
活動中もニーズは増え、夕方には朝の時点の5件を含めて、合計11件となりました。
必要な資材を車両に積み込み、
出発です。
今日も道路には泥がありますが、気温がとても高く、どんどん乾き始めています。それに伴い、土埃が舞うようになってきているので、マスクは必須です。ゴーグルも装着した方がいいかもしれません。
建物の壁と自動車のバンパーを見ると、どの高さまで水がきたのかがわかります。
(この自動車はいわゆるジープタイプの自動車なので、普通の乗用車に比較して、やや高い位置にバンパーがあります)
建物の基礎のさらに下を、水により流されてしまっています。
このように、屋内に入り込んだ泥をかき出す作業や、水や泥をかぶった家財を運び出すのが現在の主な活動内容です。
かわいキャンプOBの方なら、この二人に見覚えのある方もいると思います。
一人は宮古市から駆けつけてくれました。
ありがとうございます。
泥をスコップ等で大まかにかき出した後は、床が平らで、水を流しても問題ない場合は水を流し、その水をスコップや雪かき用の
この道具で水と一緒に泥を屋外に出します。
幅の広い板も便利そうです。
水を吸って重くなった上に、泥だらけでつかみにくい畳を運び出すのは重労働です。
そして、運び出す際に通る場所が写真のようにやや固くなった泥が堆積していると、さらにたいへんです。
木の板や、ダンボールなどを敷き、足が泥に沈まないようにしてから作業します。
ホイールローダやフォークリフトがやってきて、外に出した家財を積んでいきます。
駐車場等の除雪のためにホイールローダを所有しているホテル(被災したところは温泉街です)もあるでしょうが、ほとんどは行政所有か行政が手配した業者さんの重機だと思われます。画像左に写っているホイールローダにも「盛岡市」と書かれていました。
画像中央に写っているフォークリフトも、業者さんか付近のホテルのフォークリフトだと思っていたところ、普段仕事でこのフォークリフトを使っている方が、こういった活動があるだろうと、フォークリフトをトラックに積んで、わざわざ釜石市からやってきたとのこと。
「明日もお願いできるんですか?」と伺ったところ、「明日は仕事だから…」との返答。
本当にありがとうございます!
つなぎサテライトには、水やスポーツドリンクをご寄付いただきました。
ボランティアさんたちの熱中症予防に役立たせていただきます。
ありがとうございました。
15時で活動終了。
活動終了後、各リーダーは活動報告。
長靴やスコップ等の泥を洗い流したあと、それらを消毒し活動終了となります。
お疲れ様でした!
【必要と思われる物】
・晴れている日は土埃が舞っています。マスクとゴーグルをお持ち下さい。
・熱中症予防のため、帽子を着用するとともに、1日2リットル以上の水分を摂るようにしてください。
・万が一のケガや熱中症などのため、保険証をお持ち下さい。
・泥の中には釘の飛び出た木材やガラス片が隠れています。セーフティーインソール(鉄板入りの中敷き)を履き物の中に敷いてください。
・現在は泥出しや家財出しが主な活動です。泥で汚れることを前提に、レインウェアや胸から膝までの丈のビニール素材のエプロン、着替えなど各自で必要と思われる物を持参して下さい。
・スコップや、除雪用のスノープッシャーと呼ばれる道具をお持ちの方は持参して下さい。
【一日の大まかな流れ】
ボランティアさんの受付は9時開始です。
集まるボランティアさんの人数等によって多少の変動はあるかもしれませんが、9時半に出発します。
お昼にはつなぎサテライトに戻り1時間の休憩後、午後の活動に出発します。
15時活動終了。つなぎサテライトに戻り、活動報告や長靴や道具の洗浄・消毒を済ませ解散となります。
盛岡市災害救援ボランティアセンターつなぎサテライト
盛岡市繋字堂ヶ沢36-1 tel 0196893711