
文集「南さつま」への掲載 おめでとうございます[2022年11月02日(Wed)]
文集「南さつま」への掲載が決まりました。
おめでとうございます。
そこで,皆さんにも,綾蘭さんの「命の尊さ」を紹介したいなと思いましたので掲載しました。
![illustrain10-doubutu301-150x150[1].png](/kawabatasyo/img/illustrain10-doubutu301-150x1505B15D-thumbnail2.png)
命の尊さ
川畑小学校 六年 玉利 綾蘭
わたしはこの夏「命」という言葉の本当の意味を理解した気がする
夏休みの自由研究で「コアラ」について調べることにした。調べていくうちに、コアラが絶滅の危機におちいっていること知った。絶滅の危機の原因は、気候変動のえいきょうや感染症、交通事故などだが、特にオーストラリアの大規模な森林火災では、コアラだけでなく、他の多くの動植物たちも犠牲になってしまった。
2019年から2020年にかけて起きたオーストラリアの大規模な森林火災は、様々なメデイアで報道されていたので、見聞きした人も多いことだろう。わたしが、このニュースを最初に知ったとき、他の国のことだからと文字通り「他人事」のように見ていた。しかし、その後も、森林火災のニュースはたびたび伝えられ、その報道はしばらく続いた。火はおとろえるどころか、さらにはげしさを増していくので、わたしは「まだ燃え続けているのか」と驚がくした。はげしく燃え盛る炎、その炎に包まれた野原をにげまわるコアラ。わたしは、自分でも気づかないうちに
「にげて、にげて。」
と何度も声に出してしまっていた。そして、「痛そう。大丈夫かな」と、とても心配になった。テレビ画面いっぱいに映し出されたその悲さんな光景に、わたしは、しょうげきを受けたのだ。このオーストラリア全域の大規模な森林火災では、コアラの総数の三分の一に相当する個体が消えたそうだ。その他の生き物や人、建物など、たくさんの数が消えてしまった。多くの生き物がすみかを失い、その結果、絶滅の危機にひんした動植物が多いといわれている。
現在、ロシア連ぽうとウクライナでは、戦争が行われている。ばくげきを受けて破かいされた街。がれきが飛び散った中で、年老いた女性が激しく泣いており、それをなぐさめようと別「にげて、にげて。」
と何度も声に出してしまっていた。そして、「痛そう。大丈夫かな。」と、とても心配になった。テレビ画面いっぱいに映し出されたその悲さんな光景に、わたしは、しょうげきを受けたのだ。このオーストラリア全域の大規模な森林火災では、コアラの総数の三分の一に相当する個体が消えたそうだ。その他の生き物や人、建物など、たくさんの数が消えてしまった。多くの生き物がすみかを失い、その結果、絶滅の危機にひんした動植物が多いといわれている。
現在、ロシア連ぽうとウクライナでは、戦争が行われている。ばくげきを受けて破かいされた街。がれきが飛び散った中で、年老いた女性が激しく泣いており、それをなぐさめようと別の女性がだきしめていた。小さな男の子が口を大きく開けて泣いている様子に、胸をしめつけられる思いがした。現場の音声はなかったが、人々の不安や悲しみは、こちらまで痛いくらいに伝わってきた。
戦争では、森林火災の炎から逃げまどう動物や人間のように、人々は何も抵抗できない。多くの尊い命が犠牲となっている。なんの罪もない人達が、寿命ではなく突然消されていく
のは、とても悲しいことだ。消された命には、未来があったはずだ。他人からうばわれていいものではない。人間は、命が大切なものだと分かっているはずだ。命は尊いものと理解している反面、軽んじる一面も、持ち合わせているのだろうか。無くなった命は、もう二度ともどらない。だからこそ、地球上の生物が絶滅しないよう、わたしたちは、地球の未来図について深く考える必要があると、わたしは、思う。
おめでとうございます。
そこで,皆さんにも,綾蘭さんの「命の尊さ」を紹介したいなと思いましたので掲載しました。
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命の尊さ
川畑小学校 六年 玉利 綾蘭
わたしはこの夏「命」という言葉の本当の意味を理解した気がする
夏休みの自由研究で「コアラ」について調べることにした。調べていくうちに、コアラが絶滅の危機におちいっていること知った。絶滅の危機の原因は、気候変動のえいきょうや感染症、交通事故などだが、特にオーストラリアの大規模な森林火災では、コアラだけでなく、他の多くの動植物たちも犠牲になってしまった。
2019年から2020年にかけて起きたオーストラリアの大規模な森林火災は、様々なメデイアで報道されていたので、見聞きした人も多いことだろう。わたしが、このニュースを最初に知ったとき、他の国のことだからと文字通り「他人事」のように見ていた。しかし、その後も、森林火災のニュースはたびたび伝えられ、その報道はしばらく続いた。火はおとろえるどころか、さらにはげしさを増していくので、わたしは「まだ燃え続けているのか」と驚がくした。はげしく燃え盛る炎、その炎に包まれた野原をにげまわるコアラ。わたしは、自分でも気づかないうちに
「にげて、にげて。」
と何度も声に出してしまっていた。そして、「痛そう。大丈夫かな」と、とても心配になった。テレビ画面いっぱいに映し出されたその悲さんな光景に、わたしは、しょうげきを受けたのだ。このオーストラリア全域の大規模な森林火災では、コアラの総数の三分の一に相当する個体が消えたそうだ。その他の生き物や人、建物など、たくさんの数が消えてしまった。多くの生き物がすみかを失い、その結果、絶滅の危機にひんした動植物が多いといわれている。
現在、ロシア連ぽうとウクライナでは、戦争が行われている。ばくげきを受けて破かいされた街。がれきが飛び散った中で、年老いた女性が激しく泣いており、それをなぐさめようと別「にげて、にげて。」
と何度も声に出してしまっていた。そして、「痛そう。大丈夫かな。」と、とても心配になった。テレビ画面いっぱいに映し出されたその悲さんな光景に、わたしは、しょうげきを受けたのだ。このオーストラリア全域の大規模な森林火災では、コアラの総数の三分の一に相当する個体が消えたそうだ。その他の生き物や人、建物など、たくさんの数が消えてしまった。多くの生き物がすみかを失い、その結果、絶滅の危機にひんした動植物が多いといわれている。
現在、ロシア連ぽうとウクライナでは、戦争が行われている。ばくげきを受けて破かいされた街。がれきが飛び散った中で、年老いた女性が激しく泣いており、それをなぐさめようと別の女性がだきしめていた。小さな男の子が口を大きく開けて泣いている様子に、胸をしめつけられる思いがした。現場の音声はなかったが、人々の不安や悲しみは、こちらまで痛いくらいに伝わってきた。
戦争では、森林火災の炎から逃げまどう動物や人間のように、人々は何も抵抗できない。多くの尊い命が犠牲となっている。なんの罪もない人達が、寿命ではなく突然消されていく
のは、とても悲しいことだ。消された命には、未来があったはずだ。他人からうばわれていいものではない。人間は、命が大切なものだと分かっているはずだ。命は尊いものと理解している反面、軽んじる一面も、持ち合わせているのだろうか。無くなった命は、もう二度ともどらない。だからこそ、地球上の生物が絶滅しないよう、わたしたちは、地球の未来図について深く考える必要があると、わたしは、思う。
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