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車いすマラソン人生 [2010年03月29日(Mon)]
寒さ厳しい数日間であったが、今朝は日が差し込んで少し暖かく感じられる。
寒さに弱い、南国土佐生まれの爺さんだが、
ぼつぼつ、本格的に車いすマラソンのトレーニングを始めなくてはと思い始めた。
というのも、資料を整理していたら7年前に書いたエッセイの原稿が出てきたのです。
あれから7年、まだ連続出場は途切れていない。
今年の11月、27年連続出場を目指している。

車いすマラソン人生
         2003年5月30日

高知でのバイアスロンレース
太平洋の波にもまれて、700メーターを泳いだ後20kmを走る。



 40歳で始めたマラソンが、もう20年過ぎた。昨年の夏、トレーニング時にすぐ息があがるようになり、検査をしてもらったところ、大腸にポリープが発見された。
 幸い発見が早く癌には進行していないとの事であった。
 腹腔鏡手術のおかげで、大腸を20センチも切除したにもかかわらず、2ヵ月後の大分国際車いすマラソン大会に出場でき、19年連続出場と自己記録を更新することができた。
 マラソンを続けていたおかげで命拾いをした気がする。
 振り返ってみると、北海道から沖縄まで各地の大会に参加し、その土地の人たちの人情にふれたり、旨いものに出会えたりしてきた。
 北海道の釧路では、有名な霧の幣舞橋(ぬさまいばし)を窓の外に見ながら花咲ガニやサンマの刺身に舌鼓をうった。
 高知では、目の前で取れたドロメに酢醤油をかけて、波打ち際で食べ「これぞ太平洋」を実感した。
 大分では、生まれてこの方考えもしなかったサバの刺身「関さば」を勧められ、おそるおそる口にして、その美味さにやみつきになったことなどが思い出される。
 脊髄損傷で車いすの生活を余儀なくされたときは、人生のどん底に落ちた。
 その後の、車椅子マラソンで得られる喜びや感動が生きる原動力になっている。
 人生を2つも3つもおまけにもらった気がしている。
 今までは、アスリートのつもりでレースに出場していた。
 これからは、大会参加を口実に、「美味しいもの巡り・人情ふれあいの旅」でもしながら生涯現役ランナーを続けよう。

20数年前の大分国際車いすマラソン風景
Posted by 森 勝利 at 10:27
関サバの刺身 [2010年03月28日(Sun)]
車いすマラソンを初めて、かれこれ30年近くになる。
よくも続けて来れたものだ !
思い返せば、大分市民の皆さん方が後押ししてくれたおかげと、感謝するばかり、そのひとこまの報告
                 乾杯
              
 大分では、関アジで一杯飲るのが楽しみだ。
 毎年、大分国際車いすマラソンで、この地を訪れる。完走の後、馴染みの小料理屋「すずや」の暖簾をくぐる。
 美人のママが、愛想よく迎えてくれて、心が和むのだ。
 こりこりとした歯ざわりと、新鮮な魚のあまさが、ビールのにがみとマッチして、水分の少なくなっている体に溶け込んでいく。
 ところが「今日はアジが無くて、関さばを仕入れたから、食べてみて」と、言うではないか。
 10歳頃サバの刺身を食べて食アタリを起こし、ひどい目にあって、いらい40年、口にしたことが無いのである。それで他のものをと、頼んだが
 「絶対大丈夫、保証します」
 と、小さめに切った刺身を出してくれた。
 口にする勇気が出ず、隣にいる妻に、
 「ちょっと食べてみてくれ」
 と、頼み込む。妻が一切れ口にして「アジより美味しいわ、これがサバ」と、感動した様子で、箸をはこぶ。
 それを見て、おろしたてのわさびを多めにのせて、おそるおそる口に入れてみる。
 ひと噛み、ふた噛みする。歯ごたえといい味といい、サバのイメージとはまったく違う。
 関アジよりも美味しいかも知れない。
 40年以上にわたるサバの刺身に対する恐れは、いったい何だったのか。
 怖さを忘れて、ビールを片手に刺身に手を伸ばす。傍で見ていた妻が、「一度に食べないほうがいいのでは」と、心配してくれる。
 美味を堪能した後も、四十年前の悪夢が頭をよぎる。だが、何も起きなかった。
 訪れる楽しみが増えた。記念すべき大分の夜だった。

    
Posted by 森 勝利 at 14:20
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