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新しい公共? [2011年02月27日(Sun)]


今日は、民主党宮城県連が主催する「「新しい公共」民主党の理念・政策とNPO支援税制について」という集まりに顔を出してきた。

わたしは、民主党支持者というより、ずっと政権交代論者なので、今の民主党のていたらくには残念な思いはするが、だからといって政権交代が無意味だったということにはならない、と考えている。

今日出かけようと思った理由は、講演者が、松井孝治さんだったからだ。松井さんは、元霞ヶ関官僚で、2001年に京都から参議院議員になった人だ。先の鳩山内閣で官房副長官だった。現在は、参議院内閣委員長、民主党「新しい公共調査会」会長代行、「新しい公共推進本部」副本部長。

わたしは、松井さんが官僚だった十数年前に知り合って、議員になってからも何度か意見交換したことがある。今日の質疑応答でも、質問者の言葉不足分をも補いつつ、的確に答え、頭の良さを見せていた。もちろん人柄もいい。こういう官僚が、職を辞して自民党以外の政党に入る時代の先鞭をつけた一人だ。これからもますますの活躍を期待している政治家である。

集まりは残念ながら進行がまずく盛り上がりに欠けるものだったが、質問者が、社会福祉法人、医療関係者、新公益財団移行に悩む財団法人、特定非営利活動法人と、まさに日本の非営利セクターが分断と混迷にあることを見せてくれるものだった。NPOという言葉を、なんの限定もなく、特定非営利活動法人の意味に使うのは、もうやめないと、ますます非営利セクター内のいがみ合いを助長しかねないと思った次第だ。

カエルくん、お久しぶり(^-^*)/ [2011年02月23日(Wed)]



「カエルくん、お久しぶり!」
「あっ、哲夫さん、元気だった?」
「うん、なんとか体調回復していますよ。カエルくんは?」
「うん、この頃はあまり哲夫さんからお呼びがかからないから、本棚の上から哲夫さんの部屋と仕事ぶりを見てるよ。」
「あー、ごめんね。いろいろと忙しいからねえ。ついつい仕事をしてしまうねえ。危ない危ない!」
「そうだよ。ちゃんと休んでくださいね。最近、何か買ったでしょう?」
「うん、パソコンのプリンターを買いましたよ。家で仕事をするのにも必要だからね。英国の写真から絵はがきを作って楽しんでいます。綺麗でしょう?」
「なかなかいいね。」
「そうそう、カエルくんを連れて来た田村くんが、今度の土曜日に仙台に来るらしいよ。久しぶりに会うからカエルくんのこと伝えるね。」
「よろしくね。」


生きている図書館 [2011年02月20日(Sun)]


「生きている図書館」という試みがデンマークなどではじまり、日本にも少し伝わってきたようだ。以前に、新聞記事で見て、面白いと思ったことがある。

差別や排除の多くは、さまざまなハンディや事情が抱えた人間を、私たちが直接知る機会はめったにないことにも起因しているので、そういう人たちを本に見立てて、図書館が貸し出しをするというアイディアはとても面白いと思ったわけだ。

ずっと以前、障害者運動の端っこの方にいたころ、「障害者のリース(有料貸し出し)」という事業アイディアを思いついて、しばらくはまわりの人たちに話をしつづけたことがある。

重度の脳性まひの障害者を、一週間貸し出す。1日1万円。
キャッチコピーは、「商売不振に障害者!」「家庭の不和に障害者!」などというものだ。
怒る人がいるかもしれないが、私の友人の障害者はやたらに喜んでくれた。

介助なしに自分では、ご飯が食べられない、風呂にも入れない、トイレも使えないという障害者が、一週間、売上が減って困っている商店や、夫婦仲が壊れかけたり、子どもが閉じこもりになったりしている家庭に届けられ、あとはお任せ!ということになったら、どんな悲喜劇が起きるだろうか、というのが、この冗談企画のツボである。

商店にも家庭にも事情はあるが、とにかく力をあわせて、なかなかコミュニケーションが取れない障害者と暮らさなければならないのだ。その間に、いろいろな事情が消えていくかもしれない。商店のお客さんの間で話題になるかもしれない。夫婦には近所からの介入があるかもしれない。子どもが部屋から出てくるかもしれない。ハプニングの連続ではないか。そして、いよいよ最後の日、今日は障害者を迎えに来るというはずのその日には、実は迎えが来ない、えー!! というおまけまでついている。またまたハラハラさせられるわけだ。

先日、20年ぶりにこの話をある障害者劇団の方に話をしたら、結構受けて、ぜひ芝居にしましょうという話になった。ほんとうかどうかわからないが、20数年前の妄想が芝居になったら面白い。脚本を書かなくちゃ。

生きている図書館は、もう少し穏やかな方法で、普段知り合えないような人とのコミュニケーションを支援する方法である。

大阪の例だが、参考にと紹介する。
また、前のつれづれ団の記事にも、図書館と本と人のコミュニケーションのヒントがある。


以下、転載歓迎 *****************************************************

第22回 セルフヘルプグループ・セミナーのご案内
前回好評の「セルフヘルプ図書館」を今回もやります! 少人数で当事者の人と
語らってみませんか?

大阪セルフヘルプ支援センターでは、1988年からほぼ毎年「セルフヘルプ・
セミナー」を開催しています。昨年度は、「セルフヘルプ図書館」という新しい
形でセミナーを開催しました。「セルフヘルプ図書館」は、「リビングライブラ
リー」(生きている図書館)という、デンマークで始まりここ数年でわが国でも
実施されるようになった企画を参考にしています。共通するのは、参加者が、図
書館で本を借りて読むのと同じように、自分が「読みたい本」(=話を聴きたい
人)を選び、「本」になった人と時間と空間を共有し、語らうということです。
昨年度の「セルフヘルプ図書館」は、おかげさまで好評をいただくことができ、
今年度も同じような形で「セルフヘルプ・セミナー」を開くことにしました。図
書館で本を借りて本と対話するのと同じように、参加者が、「本」になっていた
だいた人と対話できるようにしたいと思います。お互いに顔の見える距離でセル
フヘルプ・グループの人の話を聴いてみたい、あるいは、語り合ってみたい、と
いう人はぜひご参加ください。

◆ 日時
2011年3月6日(日) 今回は日曜日です! お間違えのないように!

◆ タイムテーブル(予定)
13:00−13:10 オリエンテーション
13:10−14:00 目次:本の紹介
14:00−14:30 本の予約
14:30−15:10 1回目の語り合い
15:10−15:30 本の予約
15:30−16:10 2回目の語り合い
16:10−16:30 本の人の休憩/交流会準備
16:30−17:30 交流会

◆ 会場
大阪NPOプラザ(大阪市福島区吉野4−29−20 TEL:06-6465-8390)
地図は裏面をごらんください。
                       
◆ 参加費
 500円(資料代・お茶菓子代)

◆ すすめかた
4〜5名の少人数の集まりのなかで、セルフヘルプグループのメンバーの人の体
験やグループのようすなどを聴き、語らい合います。メンバーの人を「図書館の
本」に見立てて、関心のある参加者に40分間借りていただきます(集まって話
をするということです)。当日はこういったことを、2回繰り返します。少人数
で語らい合うことで、大人数を前にした講演ではできない、より親密なつながり
が可能となります。(なお、今回本の募集については大阪ボランティア協会の協
力をいただきました。)

以下の人たちに「本」になっていただく予定です(順不同 2月8日現在)。

・アルコール依存症の人たちのグループの人
・薬物依存症の人たちのグループの人
・乳がんの人たちのグループの人
・精神障害者のきょうだいのグループの人
・吃音(どもり)の人たちのグループの人
・精神障害者のグループの人
・病児遺族(さまざまな病気で子どもを失った家族)のグループの人
・トランスジェンダー(「性同一性障害」)のグループの人
・母娘問題を抱える人たちのグループの人
・自分に合うグループを求めてさまざまなグループに参加している人

「本」になっていただく人は、増えたり、変更することもありますので、最新の
情報は、大阪セルフヘルプ支援センターのホームページ
http://www.sun-inet.or.jp/~selfhelp/osaka/でご確認ください。

◆ お問合せ先
GHE01500@nifty.ne.jp 松田まで

つれづれ団?! [2011年02月18日(Fri)]


センター職員で多賀城市市民活動サポートセンタースタッフの桃生くんがやっている
つれづれ団というグループがある。

知り合いの若い人たちが楽しそうでないの見て、自分たちで楽しんでしまおうと始めた
活動らしい。いろいろな遊びや街歩きなどを楽しんでいる。なんと200人以上がメーリング
リストにつながっているらしい。

そのつれづれ団に、仙台市からお誘いがあり下記のような企画に参加したという。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1月30日(日)に開催された『としょかん・メディアテークフェスティバル』の
企画の一つにBook!Book!Sendaiとつれづれ団がタッグを組んで参加しました。

『としょかん・メディアテークフェスティバル』は、図書館とメディアテークが
連携し本に関する様々な企画(読み聞かせ、展示、リーディングなどなど)を各
階で実施するイベントです。

Book!Book!Sendaiとつれづれ団は
『あ!っと驚く本の楽しみ方を提案します』
というタイトルで本に関する「11」の提案をしました。
布団あり、マップあり、神社あり・・・。
会場はメディアテーク7階会議室。

「11」の提案はこちらからどうぞ。長いですが・・・。
http://tsurezuredan.cocolog-nifty.com/blog/cat41938391/index.html

当日は、まちの縁側育くみ隊の延藤安弘さんと偶然再会しご案内したところ
「めちゃおもろい!」をいただきました。

朝日新聞でも紹介していただきました。
http://mytown.asahi.com/areanews/miyagi/TKY201102080425.html

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この「あっと驚く本の楽しみ方」11の提案というのがなんとも愉快だ。
多賀城市の事業で来ていただいていた延藤先生も感動して行ったらしい。
企画の見本のような提案である。
NPOの企画は、いつもくそ真面目すぎて、遊び心がないことが多いのだが、
こういう企画を参考にしたいものだ。
ビデオメッセージをやってみました! [2011年02月17日(Thu)]

大分県の皆さんでつくっている「学びの協働隊」連続講座が、2/5に最終回を迎えました。
昨年の4月にスタートして以来、11ヶ月の学びあいの成果を共有する集まりでした。

残念なことに、加藤は参加できません。
うーん、悔しい。
一年間頑張った皆さんと会いたいと思ったのでしたが、
いかんせんカラダがいうことをききません。

そこで、ビデオにメッセージを撮影して送れば、当日のサプライズにもなるし、
終わった後も、ユーチューブに載せてしまえば、参加しなかった人にも伝えられると考えて、
さっそくビデオ撮影。

一発勝負で撮影したものをお送りして、当日は皆さんにビックリしていただきました。

余談ですが、連続講座は、参加しなかった人に対するフォローをどうするか?が、
その講座の成否を決める大きな要素です。
それを講師がやるのではなく、
参加者がこれなかった人に対するフォローとして取り組むことができたら、
たいていのものは成功します。

学びの協働隊ブログに、そのビデオメッセージが掲載されていますから、ご覧下さい。
加藤がこんなことを考えて、一年間の連続講座を企画したということが、
本人の動画によるしゃべりでわかりやすく説明しています。

病気で大丈夫か、という心配の方にも、
とりあえずこの程度の回復だという姿をご覧いただけます。

またブログには、最終回ふりかえりの感想が掲載されています。
そこから講座の内容を推察してみてください。

学びの協働隊ブログ
 https://blog.canpan.info/manabitai-oita/
ジャンボマッシュルーム! [2011年02月15日(Tue)]


今朝も雪が降って真っ白でしたね。でも立春が過ぎて毎日少しずつ暖かくなってきた感じがします。

朝ごはんのあと、長椅子でボーとしていたら、荷物が届きました。何かなあ?と見ると、なんとジャンボなマッシュルーム!!山形食べ頃ドットコムという山形県で意欲的に農業に取り組むグループからのプレゼントでした。1月に市内の一番町で開催されていたマルシェで美味しそうなマッシュルームを買ったとき、プレゼントに応募しませんか?とチラシをいただいたので応募したら、なんと当選したのです。

クイズとアンケートでの当選は、科学雑誌のクイズに応募して捕虫網が当選した小学校以来の椿事でした。

早速、いただきます。
頑張っている農業者の方々、応援したいですね。ご覧下さい。
      ↓
      ↓
山形食べ頃ドットコム
http://y-tabegoro.com

助成金の効果は・・・ [2011年02月14日(Mon)]




今日はいい天気の日曜日。(翌日載せています。)
日本列島は寒波襲来のようですが、仙台は晴れています。
141ビルの5階にあるエル・パーク仙台に来ました。
特定非営利活動法人ほっぷの森の主催する「みやぎ高次脳機能障害研修会」に顔
を出しています。

セミナーホールいっぱいの参加者で、100人は超えていたのではないでしょうか。
宮城県内各地はもとより、隣接県からの参加者もいらっしゃったようです。

高次脳機能障害とは、交通事故や脳梗塞などで、脳が損傷を受け、機能に障害が
出ていることを言いますが、「見えない障害」と言われ、医療や福祉の谷間に置
かれてきました。ようやくこの10年、各地に当事者家族会が設立され、ある程度
理解が広がってきたところです。

研修会では、「いわてイーハトーヴの取り組み〜家族の思い」と題して、NPO
法人いわて脳外傷友の会イーハトーヴの代表、堀間幸子さんの講演、当事者であ
るH氏の「働きはじめて」という講演、そして県内の保健福祉事務所の関係者を
中心とした支援機関の皆さんのパネルディスカッションの3部構成でした。

ほっぷの森では、就労支援センターほっぷ(就労移行支援事業)と、長町遊楽庵
びすた〜り(就労継続支援事業A型)と、びすた〜りフードマーケット(就労継
続支援事業B型)という取り組みをしていますが、さらに、まだまだ情報が届い
ていない方々へのサポート体制づくりとして、県内各地の医療機関、保健所、当
事者・家族などの連携した仕組みをつくるため、3年計画で、せんだい・みやぎ
NPOセンターで設立した「みんみんファンド」の冠ファンドである「みやぎN
PO夢ファンド」のステップアップ助成(100万円×3年間)を受けています。今
回の研修会は、その2年目のまとめにあたるものです。

助成事業の詳細と高次脳機能障害についての情報提供は、ブログをご覧下さい。
「宮城県内の高次脳機能障害の方々とご家族の支援ネットワークをつくろう!」
 https://blog.canpan.info/hop-koujino/

まだまだ知られていない障害のため、情報不足で苦しんでおられる当事者、そし
て家族の方々がいます。支援体制もバラバラで、宮城県のようにある程度取り組
みが進展しているところばかりではないのです。

助成金がしっかりと使われて、効果を生んでいることを見せていただき、嬉しい
一日でした。

ソーホーの産みの親 [2011年02月08日(Tue)]


ジョナス・メカス編「メカスの友人日記」を読む。(晶文社発行 1989年)

この本は、リトアニア生まれの亡命者で詩人、映画作家であるジョナス・メカスが、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ジョージ・マチューナスとの交流を日記、手紙、楽譜、ニュースレターなどの資料の断片を織り交ぜながら描いた作品である。

時間的には、冒頭1970年のレノン、ヨーコとの映画を巡る座談をはさんで、60年代のヨーコとの手紙と、70年代のマチューナスが死に至るまでのジョナスの日記によって構成されている。

マチューナスもリトアニア出身のアーティストで、フラクサスという前衛的な芸術運動の提唱者だが、わたしには、ソーホー地区で芸術家たちを組織して建物の共同所有を実現させ、ソーホー開発の先鞭をつけたあたりのことが詳しく書いてあり興味深かった。「些事の達人」と呼ばれていたマチューナスの仕事は、いわばオーガナイザーのような趣きで、わたしは、自身の仕事の仕方と比較をしながら読み入っていた。

またマチューナスは、わたしと同じ膵臓がんで、その亡くなるまでの闘病の日々が、ジョナスの日記によって記録されているが、友人たちの温かい気持ちが伝わる記述がいい。

新しい公共支援事業について [2011年02月06日(Sun)]




一昨日(2/4)は、宮城県民間非営利活動促進委員会に出席いたしました。

大きな議題が、政府が提案してきた『新しい公共支援事業』についてでしたので、
若干の報告をいたします。

2/3の段階で、県の担当者から、2/4の促進委員会の準備についてレクチャーを受
けました。(加藤は、副委員長になっています。委員長は山田晴義先生です。)

こういうレクチャーは、議事を円滑に進めたいということで慣例化しているもの
で、そのこと自体がいけないということはないと思っています。ただ、内容が賛
同しかねるものだったため、その時点で進め方と考え方について意見を申し上げ
ました。同じことを、2/4の促進委員会会議で申し上げたわけです。口頭では不
安だったので、添付の提案書を作成しました。ご覧下さい。

この「新しい公共支援事業」は、政府の目玉政策で、80億円の予算を用意し、都
道府県に基金をつくらせて、2ヵ年計画で実施するものです。内容は、大きく分けると、
1.新しい公共の基盤のためのNPO等の活動基盤整備と、
2.新しい公共の場づくりのためのモデル事業の二つになります。
その他、金融支援として利子補給などがあげられています。

各県に予算は配分されますが、宮城県は1億6千万円〜2億円程度ではないかと
思います。別の情報では、隣の福島県が1.6億だそうです。県は議会に遠慮し
て、ほぼ決まっているはずの額を正確には言いませんでした。

問題は、この事業の推進のためには、各県に運営委員会を設置し、そこが方針か
ら審査と評価までを司るという、今までにないスキームだということと(緊急雇
用対策等で前例はありますが)、今までの県のNPO促進の担当課だけの話では
なく、地域振興課などの他の部局との連携、そして基礎自治体と、社会福祉法人
や財団・社団等の公益法人、生協、ワーカーズ、企業の社会貢献部門、そしてコ
ミュニティ組織等が視野に入らないといけないというところかと思います。

大きなポイントは2つ。

1つは、新しい公共支援事業の対象領域は、決してNPO支援だけではない。む
しろコミュニティ支援や企業等の巻き込み、自治体とNPO等の地域課題解決の
場づくり(前のブログの掲載記事で紹介した、私の千葉県の原稿の言葉で言うと、
地域課題解決のためのソリューションネットワーク、ソリューションシステム)
の構築にあり、そのためのモデル事業と基盤整備という性質のものです。

2つ目は、仕事の進め方が、今までの行政中心の補助金配分や委託発注ではなく、
運営委員会というマルチステークホルダーが参加する場での議論・協議の上で、
方針を定め、審査から評価までを進めなさいというものです。他県の進め方を見
ると、そういう取り組みをしているところがたくさんあります。私たちは、全国
規模で、そういう情報を交換しているので、宮城県だけ、いままで的な進め方な
のだというわけにはゆかないのです。市民側も、運営委員会など、場合によって
はボランティアでもどんどん進めているというところがあります。もっと市民を
信頼してもいいと思います。

だから、市町村説明会だけではなく、庁内説明会をして他課との連携を最初から
考える必要があり、また中間支援だけではなく、NPO向けの説明会も、モデル
事業の意味を正しく伝えるためにも、必要です。そのあたりを運営委員会で話し
合い、一緒に、説明会を開催するくらいの意気込みで進めていただきたいもので
す。

そして、方針が確定してからしか情報を出せないというのではなく、プロセス自
体を公開していくことが、参加型の進め方のポイントです。

特に、良いモデル事業の提案を集めるためには、そのような取り組みが必要にな
ると思います。

ところが、宮城県は、NPO促進の担当課の枠の中で処理しようとしていて、か
つ運営委員会を条例による設置が時間がないためと言って、促進委員会の一部会
にしてしまうという原案を出してきました。

部会は定員7人です。これでは、ほとんどきちんとした議論ができないまま、
事業の公募、審査が進められてしまうという危機感から、
添付のような提案書をだし、発言しました。

その上で、促進委員会そのものを運営委員会に指定し、部会を設けて参加者を増
やし、その中で協議と審査を分離しましょうという提案をいたしました。そうで
ないと、一部の支援組織だけが議論に参加できて、かつ審査に関わることになり、
透明性や公正性に疑問符がつくと思ったからです。

もし、私や事務局長が委員であっても、同様の理由から反対の意思表示をしたと
思います。

実は、翌日の戦略理事会で検討したところ、先に要綱で運営委員会を設置し、議
論と公募を進めておき、後日、条例により追認するという方法でも可能なのだと
いう話を専門家から聞きました。ならばなおさらのこと、きちんと議論しないと
意味がないと思うわけです。

その結果、大部分の促進委員の賛同をいただき、県の原案は廃案、再度、3月に
促進委員会を開催して、県が提案するというところに落ち着きました。


もともと政府案は、行政主導での資金の配分ではなく、運営委員会というマルチ
ステークホルダーが参加する協議による戦略的な資金の活用を求め、その形が、
その後の新しい公共の場づくり、つまり協働のまちづくりの基本モデルになるよ
うにとの期待をもってつくられているのですから、昔のやり方で効率的に資金を
配分するだけの案は、再考していただくことが必要と思った次第です。

添付の提案書には、ガイドラインの読み解きと提案内容が詳述されています。
参考にしていただければ幸いです。

特に、さまざまな分野のNPOは、取り組む課題の解決のための地域や広域の
ソリューションシステムを自治体(場合によっては複数)と協働で構築する、
などという、新しい公共の場づくりのためのモデル事業の提案を考えておくといい
と思います。

あー、さすがに疲れました。


同日(2/4)、内閣府のHPに、ガイドラインの確定版がアップされました。
 http://www5.cao.go.jp/npc/unei/jigyou.html



原稿を書きました。 [2011年02月06日(Sun)]


千葉県から依頼されて、『ちばNPO活動ニュースレター』特集号 Vol.3 に、
「多様な地域の主体との連携・協働について」と題する原稿を執筆しました。

千葉県内の人なら、印刷したものが、3000部程度は配布されているようですから、
どこかの支援センターなどで入手可能と思いますが、他県の方のために、ここに
掲載させていただきます。

千葉県のNPO情報ネットでも、バックナンバーと共に公開されていますから、
山岡さん、川北さんの記事と共にご覧いただければ幸いです。
 http://www.chiba-npo.jp/npo_shiru/index.html

■加藤哲夫 「多様な地域の主体との連携・協働について」
 http://www.chiba-npo.jp/npo_shiru/pdf/Tokushu3.pdf

■川北秀人 「資金調達の基礎−自主財源率を高めるために」
 http://www.chiba-npo.jp/npo_shiru/pdf/Tokushu2.pdf

■山岡義典 「市民に理解されるNPOのあり方」
 http://www.chiba-npo.jp/npo_shiru/pdf/Tokushu2.pdf

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