活動支援金・寄付 [2011年04月02日(Sat)]
あっという間に4月になりましたね。 被災地では、生きるためのまだまだ厳しい闘いが続いています。 私は幸い、病院なので、衣食住には困らない状態で、申し訳ないくらいです。 抗がん剤治療は、3/23開始以来、2週間目です。 少し便秘気味で、お腹が張ること、白血球値がかなり下がったことなどが副作用でしょうか。 まだまだ元気ですから、ご安心ください。 各地の皆さんからセンターへの寄付の申し出をいただいています。 ほんとうにありがたいことです。 いろいろと支援の内容によって、分けてお預かりすることにしているのですが、中には、 応援者は私たちと同様に、貴団体とはこれまでの信頼関係を基本に置いており、 貴団体の社会的存在とこの事態への対応の的確性に期待するものです。 したがって「任せてください基金」のような性格の基金があればうれしいのです。 などと言っていただくことがあり、嬉しいと同時に、責任をひしひしと感じるものです。 なかなかわかりにくいセンターがしている仕事の説明は、こんな風にしています。 ↓ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 皆様 連絡ありがとうございます。 また、寄付の告知など協力ありがとうございます。 当センターのような活動は、現場の炊き出しなどをやっているわけではないので、 活動がわかりにくいと思います。 この約20日間に立ち上げたセンターの救援活動支援の一端をご紹介します。 1.「大震災NPO連携ネットワーク会議」という地域のNPO、それに企業も行 政も参加する大きな会議を、せんだい・みやぎNPO他複数団体の呼びかけでつ くりました。メーリングリストも動いています。そして、物流部会と子ども支援 部会が動いています。いろいろな団体から持ち込まれる提案や支援とこまごまし た支援要請は、このメーリングリストで各地の支援拠点や支援者とつながってい きます。実働している地元団体の参加が多いので、即戦力部隊同士の連携 大作戦ですね。 2.みやぎ連携復興センター http://fuda.jp/saigai/archives/292 も立ち上 げました。これは、 ・被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト(略称:つなプロ) ・認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム ・公益社団法人仙台青年会議所 ・一般社団法人パーソナルサポートセンター ・NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター の5団体が中心なっているセンターで、連携して復興することを、団体間コーディ ネートを中心に行っています。かなり規模の大きな話も進めることが多くなっています。 3.つなぷろ https://blog.canpan.info/tsunapro/ です。これは、IIHOEの川 北さんはじめ全国の皆さんに関わっていただいている大きなプロジェクトで、 外からアセスメント部隊を入れながら、避難所でのスペシャルニーズ(←マイ ノリティニーズという言い方もしていましたが、私はスペシャルニーズと言った らどうかと思います。少数者、ハンディキャップパースン等のニーズ)に応えて いこうというものです。いよいよ本格的に動き出しています。 せんだい・みやぎNPOセンターは、プロジェクトの構成メンバーであり、地元 自治体やNPOとのつなぎ役として動いています。このアセスメント手法を使って、 既に多賀城市では、サポートセンター職員が避難所をまわり、市と対策を構想 しています。一過性のボランティアでもなく、タテ割りの行政でもなく、私たちだから 提案できる方法を実践していると理解ください。 4.仙台市市民活動サポートセンターHP http://www.sapo-sen.jp/ 仙台市シニア活動支援センター https://blog.canpan.info/sendai-senior/ 多賀城市市民活動サポートセンター http://www.tagasapo.org/ https://blog.canpan.info/tagasapo/ 以上の3施設は、市と話し合いを重ねて、仙台市は既に、多賀城市はもう少し 経ったら、災害救援の市民活動に特化した支援センターとして時期を限って開館 することになります。暖房がまだなど、通常の市民利用施設としては条件を満た さない施設を、安全を確認した上で、緊急時の支援活動に活かすという選択をし ていただきました。名取市のセンターだけは、施設の破損がひどく待機状態です が、ブログを活用した情報提供と利用団体の安否・活動確認を行っています。 名取市市民活動支援センター https://blog.canpan.info/natori/ 5.災害救援活動情報サイト http://fuda.jp/saigai/ 以上のようなセンターの活動を常時発信し続けるサイトとして開設しました。 もちろん、以上の活動以外にも、さまざまな問い合わせ対応とコーディネート、 それに通常業務の山との格闘があるわけです。 上記の活動には、もともと事業予算がゼロだということもおわかりいただけると 思います。 今回ご寄付をいただける資金は、上記のような活動を支えるセンターの資金 として、適正に活用させていただきます。 ありがとうございました。 加藤哲夫 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |