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心配かけました。 [2011年07月10日(Sun)]


3週間くらいでしょうか、更新できませんでした。

そのために、ご心配かけました。いろいろな方から、心配しているとお声がけいただきました。ありがとうございます。

少し体調を崩しておりました。がんの圧迫で腸閉塞の危険があり、絶食と点滴で乗り切りつつあります。

抗がん剤の副作用も出て、腸の不調はもちろん、右手が痺れております。また、がんの痛みも出て、痛み止めを始めました。

そのため抗がん剤治療はこちらから申し出て終了しました。大きな病院での標準治療を止めて、これからは、ビタミンC点滴療法と温熱療法と免疫療法を併用しつつ、在宅医療を受け、緩和ケアからホスピスまでカバーしてくれる診療所を基幹病院にして、頑張って行くつもりです。実はただいま、その診療所に入院しています。一週間くらいの予定です。外出や他の病院に治療に行くのも自由という、素晴らしい診療所です。

大病院での標準治療を止めたことで、副作用から解放されると精神的にも肉体的にも楽になるのではないか、と思っています。

もちろんまだまだ精神的には元気です。新しく書く本の構想を練ったり、来客と会ったり、忙しくしていますから、ご安心下さい。



する? しない? 悩ましい・・・ [2011年05月24日(Tue)]



■さきほど書いた抗がん剤の不安、主治医と話しました。

新しくわかったことですが、セカンドオピニオンを受けた東京の有明病院の医師
は、進行すると、腹の中に真っ黒クロスケが増えるというイメージだったのです
が、こちらの主治医は、今の腫瘍がずんずん大きくなり、腸を圧迫して閉塞、食
べられなくなる可能性の方が高いと見ているということです。大きくなるスピー
ドが速いから、という判断です。一ヶ月から数ヶ月以内に腸が塞がる可能性があ
ると言うのです。今の不調は、副作用よりも圧迫が原因だと考えていました。
なるほど・・・

だから飲めるうちに、飲む抗がん剤(TS−1)を飲んだ方がいいという判断です。

もうひとつ、TS-1の副作用は、ジェムザールの便秘と違って、主に下痢だそうで
す。やりながら、量の加減をすることもできる、ということでした。最初から量
を減らすと効果もその分減るだけだということでした。(ここも医師によって意
見がわかれるようです。)

ということで、明日の夕方に回答しますが、確かに圧迫による腸閉塞の可能性は
否定できません。一理ありますね。有明病院の医師の話で安心していたけれど、
やはり一番の心配ではありました。また、副作用も、便秘でなければ少し違うか
ら大丈夫かもとも思えます。だから、とりあえずこのまま抗がん剤(TS−1)に
チャレンジしようかと考え直しました。とにかく、進行を至急抑えることが、最
優先という判断です。

併用している温熱療法とビタミンC点滴療法の効果と相乗してくれるといいと思
います。免疫細胞療法は、即効性は薄そうで、時間がかかりますから、抗がん剤
+温熱療法+ビタミンC点滴療法の3つで、とりあえず進行を食い止められたら
ありがたいと思います。


■コメント欄に、免疫細胞療法の情報を寄せてくださった方、ありがとうござい
ます。上記のように、緊急の課題を当面優先しますが、参考にさせていただきま
す。

私も、こんな話を書いておくのは、どなたかが悩まれたときに、少しはお役に立
つこともあるだろうな、ということです。それと、自身の決断のためもあります
ね。書いていると、混乱した頭が少しずつ整理されていくのです。


■そうそう、仙台文庫の二冊、版元の大泉さんが頑張ってくれて、形になってき
ました。二冊同時に、6月30日の発売をめざしています。私が書く、二冊分のあ
とがきだけが残っています。頑張ります。お楽しみに!!

.
4度目の入院です。 [2011年05月24日(Tue)]


またまた入院しました。今回は、新しい抗がん剤治療を開始するための短期間入院です。二泊三日を予定しています。

ジェムザール点滴という最初の抗がん剤標準治療が失敗だったので、次の標準治療であるTS-1という飲み薬の抗がん剤を試します。

入院してパジャマに着替えると、とたんに病人になった気分です。ふうふう。

今回は少し悩んでいます。というのも、ジェムザールの副作用だと思いますが、腸の調子がずっと悪く、便秘や下痢が続いています。ジェムザールを止めてから、もう20日くらい経つのに、腸は立ち直りません。

腸は身体の調子に大きく影響します。栄養吸収の点からも、免疫力の維持という点でも良くない状態です。

抗がん剤でがん細胞がやられるのと、身体が腸からやられるのと、どうもあまりバーターにならないのではないか、という疑問が払拭できません。意外に腸は立ち直りにくいものなのです。わたしの腸は特に敏感かも。講演などで緊張すると必ず便秘や下痢をしていました。

あー、正解がないから、判断が難しいですね。

書物や他の医師には、抗がん剤をギリギリ目一杯やらないで、半分でも他の治療と組み合わせで結構効果があると言う方もいます。

また、腸がおかしくなって苦しいのは嫌だなあ・・・・・・・(-.-;)
ヒデヨシくん! [2011年04月23日(Sat)]


「オハヨー(^-^*)/カエルくん、元気かい!」
「あっ、ヒデヨシくんだ。相変わらず元気だねえ。」
「そういうカエルくんは、青い顔をしているね。具合悪いの?」
「顔が青いのは、青カエルだから生れつきだい!でも体調はイマイチだなあ。抗がん剤第二クールがスタートになり、副作用で身体がだるいのと、ひどい便秘に悩まされているのさ。」
「ふーん、ベンピーカエルくんね。」
「ただ便秘というより、消化管全部が抗がん剤副作用でストライキを起こしているんだよ。だから食べられないんだ。四日くらいで治るんだけど、第二クールはよりひどいかも。」
「食いしん坊のカエルくんだから、食べられないのはつらいね。いつまで続くの?」
「今は抗がん剤治療第二クールスタートだから、あと二週間続けて、ようやく効果があるかどうかわかるらしいよ。その結果で、東京のがん専門病院にセカンドオピニオンを受けに行く予定です。」
「こんなに大変でも、効果があるかどうかわからないなんて悩ましいね。オイラだったら堪えられません!」
「ハハハ、ヒデヨシくんは短気だからねえ。でも、抗がん剤治療は、毒を以って毒を制する治療だから、身体がやられるか、がん細胞がやられるかチキンレースなんだよ。しかも効かないものも多いしねえ。」
「イェーイ!たまらん!たまらん!それなら温泉に毎日入っていた方がよほど効くんじゃないの!」
「そうなんだけどね。間違って効くかも知れないから、まったくやらないと決めるのも勇気がいるんだよ。」
「イェーイ!まあ、第二クールが終わって、セカンドオピニオンを受けたら、決めるんだね。」
「うん、そのつもりだよ。」
治療報告 [2011年04月14日(Thu)]
暖かい良い天気が続いていますね。
仙台でも、桜が咲きだしました。

標準抗がん剤治療(ジェムザール)の第一クールが終了しました。
水曜日の採決による検査結果では、白血球値が大幅に下がってしまい、
今日は、グランという白血球増殖させる薬を注射しました。
この値ですと、感染症の危険も大きいため、外出など論外、
来訪者も要注意になります。

来週の水曜日からの第二クールでは、点滴する抗がん剤の量を減らすことになりました。
効果のほどは、来週、腫瘍マーカーを検査で見てみないとわかりません。
カラダは痛む、がん細胞はダメージを受けたかどうか、なかなかわかりにくい。
抗がん剤治療の難しいところですね。

そんなことで、退院などという二文字もしばらくは忘れて、体調管理に精を出し、
第二クールの抗がん剤点滴に備えます。

まあ、体調はそんなに悪くないので、第二クールを乗り切ったら、
セカンドオピニオンで、先端医療の可能性や代替医療の相談をした上、
今後の方針を立て直したいと思っています。

桜の木の下を散歩したいですねえ。



お久しぶり(*゜ー゜)v [2011年03月24日(Thu)]

「あれ、カエルくん、お久しぶり!」
「あっ、テツオさん、また一緒だね。」
「うん、でも、家でも一緒だったでしょう?」
「まあ、そうだけどさ。テツオさんは本ばかり読んでいたからね。お見かぎりかと。」
「いやいや、カエルくんなしでは、闘病生活はつらいからねえ。助かっているよ。」
「ハイハイ、お世辞はいいからさ。治療はどうなの?」
「あっ、すみません。入院して昨日から抗がん剤治療を開始しました。膵臓がんの標準的な抗がん剤は、ジェムザールです。治療はジェムザールを三週間週一回、一週間休み、というワンクールを繰り返すものです。副作用は少ないという薬ですが、当然アレルギー性ショックや白血球赤血球減少など副作用が出ますね。」
「ふーん、今はどうなの?」
「まだ始めたばかりだから、体力もあるし、副作用はまだかな。むしろ後で食べられなくなるから、今のうちにあんパン食べておこう、などと食欲旺盛だよ。」
「ハハハ」
「でも、抗がん剤は、毒をもって毒を制するものだから、やがてダメージが出るだろうね。」
「うーん、難しいね。どうなったら効果があったと言えるの?」
「うーん、悩ましいね。ひとつは、開始時点の腫瘍マーカーなどの数値や画像が下がったり縮小したりしたら抗がん剤の効果があったということになるね。でも、変化なしでもやはり進行を抑えたという判定になるだろうね。」
「ふーん、でも、代替治療もやるんでしょう。どっちが効いたかわからないんじゃない?」
「うん、東京のクリニックから、抗がん剤の副作用を減らし免疫をあげる漢方薬を処方して送ってもらうから、それも治療になるけどね。だから、どれが効いたかわからなくても、効果があればいいんだよ。」
「そうだね。治療が終わるのは?」
「うん、抗がん剤治療は、ある意味、終わりなき治療なんだよ。特に膵臓がんの抗がん剤はあまり効かないから、止める判断が難しいね。」
「ヘエー?効かないの?」
「膵臓がん自体が、他のがんの抗がん剤と比較して効果があまり出ていない上に、わたしの膵腺房細胞がんは珍しいがんだから、もっとわからないらしいよ。」
「結構悩ましいね。」
「うん、だから最終的には、自分でQOLと効果を秤にかけて選択しないとね。まず、数ヶ月はジェムザール治療です。」
「そうか、最終的には自分なんだね。テツオさんなら大丈夫だね。」
「まあね。大変だけど頑張ってみますね。」
「そうそう、地震対応も大変でしょう。」
「うん、いろいろくるけど、理事会とスタッフが本当に良くやっているから、安心しています。個人商店から組織として機能することが目標だったから、充分、目標は果たしたね。機会があったら、スタッフを励ましてくださいね。」
「ハイハイ、カエルくんも頑張ります!」

二転三転七転び八起き [2010年11月01日(Mon)]


いよいよ明日は退院です。
二ヶ月と一週間の長い長い闘病生活もようやくひと区切りです。ひと区切りであって終ったわけではありませんが、それでも退院は嬉しいものです。

今日はブログを見てか、いままで遠慮していた方もお見舞いに来てくださり、忙しい一日でした。皆さん、顔色がいい、声がしっかりしていると、予想よりは元気そうな私を見て 安心されたようです。

そんな中、執刀医からの説明を受けました。そしたらまたまた新事実が!!

いままでのブログでの説明は、嚢胞を取ったが、一部に腫瘍化しているところがあり、まわりの臓器も道連れに取ったという感じのものでした。取った臓器や嚢胞の組織検査結果もまだわからなかったからですが、おおよそそうでした。

ところが、今日執刀医から詳しく聞いたら、もっと大変なことでした。それは開腹してみたら、ずっと嚢胞だと思っていた問題の患部は、爆発的に短期間で成長した癌だったのだというのです。つまり、明確に膵臓癌でした。だから徹底して癒着臓器を摘出したわけです。

ただ大変不思議なことに、癌があまりに急速に成長したために、血液が足りず、中心部分が壊死していたらしく、膵液なども混じり合い膵嚢胞と区別がつかない状態だったようです。

また、癌の性格ですが、最悪のやつだとあと数ヶ月の命であり、普通の膵臓癌の程度のものもあり、もっとおとなしい癌もあると、結構幅があるというのです。で、私の場合、最悪かもと思ったけれど摘出可能と考え手術をしたそうです。そして、組織検査結果の一部がわかった今日の段階の判断としては、まだ確定は出来ないが、普通の膵臓癌よりややおとなしいくらいだと考えているとのことです。

組織検査は、実はまだ終っておらず、より正確に判定するためには、あと数週間かかります。なので、ややおとなしい性格というのは、暫定の判断です。

いずれにせよ、手術に踏み切った判断は、癌発見につながり正解だったということになります。また、手術中の執刀医の勇気ある摘出の決断も、紙一重で私の命を救ったことになります。膵臓を5分の1とは言え残せたこと、十二指腸には癒着していなかったことなど、いずれも紙一重でこれからの闘病生活のQOLを支えるものでした。

わかりにくいことですが、正確に書いておこうと思っているのは、自身、仕事復帰への変な幻想は持たないためでもあり、まわりの皆さんにもご理解いただきたいからです。
最終的に抗がん剤治療をするかどうかを含めて、数週間後に内科の主治医とも一緒に検討することになりますが、私としては、どんな結果をいただいても、あきらめないで、楽しく生きることに全力を尽くすつもりです。

執刀医の説明を聞いてもあまり動揺はしていません。最悪の場合も含めたシミュレーションを頭の中でしていたからでしょう。

当面は、退院したら、自宅療養をしっかり続け、体力回復に力を注ぎますね。

とにかくひとつ間違ったら死んでいたかも知れません。生きているのは、奇跡ですね。執刀医やたくさんの皆さんに感謝です。
えっ?もう退院?! [2010年10月31日(Sun)]


おはようございます。
台風もなんとかそれて寒い朝です。


手術12日目になりました。チューブもすべて外され、食事も五分粥ですがしております。
そしたら主治医から、火曜日退院ね、と言われました。

えっ?もう退院?!というのが正直な感じですが、外科としては患部摘出、傷口が治り、食事が可能になり、合併症の恐れがなくなった時点で、あとは自宅でやってね、ということになるのでしょう。なるほど体育会系だなあ。

というわけで、月曜日に栄養師から食事指導と主治医からの説明を受け、火曜日には退院いたします。まだまだ体力はなく、食事もちょっと食べ過ぎると非常に苦しいのですが、あとは自宅療養とリハビリトレーニングをしっかり続けることになりました。

仕事への復帰はまだ先のことになりますが、とりあえず退院できることに感謝です。たくさんの皆様に心配かけてすみませんでした。また励ましを頂きまして、ほんとうにありがとうございました。

退院後のこともブログで発信を続けます。また、体力が回復したら、前々から時間が作れず書けなかった本の原稿を書きたいと思っています。
食事はなかなか大変ですね。 [2010年10月30日(Sat)]


筋力リハビリと平行して復食への取り組みが始まりました。手術後三日目から、重湯から始まってただいま五分粥です。

なにしろ胃袋がないわけですから、一度にほんの少ししか食べられません。時間をかけて慣らして行くわけです。味の薄い野菜中心のおかずも少しつきます。次第に慣れて食べる量も増えますね。

とは言え、最初の数年間は食事の回数を増やして対応するしかないようです。父親が食事のたびに、母親からいつも口うるさく食べ過ぎないようにと言われていたのを思い出します。

順調回復しています。
もんぺ活躍! [2010年10月29日(Fri)]


全身チューブだらけで手術室を出てから、リハビリに励んできました。なかなか大変でしたが、合併症も起こさず筋力も向上しつつ回復しています。

チューブのうち、両脇腹から出ているドレインチューブが最後まで痛かったですが、問題は痛みではなく、パジャマにありました。

両脇腹からチューブが出て、脚のつけねのあたりまで固定しています。そうするとパンツやパジャマをちゃんとはくことができないんですね。

ちょうど若い兄ちゃんたちのケツからずり落ちそうなファッションになってしまいます。前も後も上がらない訳ですね。

その格好でひたすら歩け歩けですから、最初の二日は泣くようでした。

そこでムラムラと改善の虫が働きました。パジャマの両脇を切り、紐をつけるという加工をしました。年配の人ならもんぺだとわかるでしょうか。

これで問題解決!その日から歩く距離が格段に伸びましたね。
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