8月22,23日の2日間で小鯖1区(神止浜漁港周辺)のまち歩きを行いました。
この度はなんと唐桑中学校の中学3年生とのコラボ企画が実現!
今回の参加者は、地域の案内人4名、地域の若者(からくわ丸地元メンバー)3名、県外から来た大学生(からくわ丸学生部隊)13名、市役所から3名、そしてそして中学生なんと10名の合計33名での開催です。

1日目。今回のまち歩きは、A、B、C、Dの4班に分けて活動を行いました。
小鯖1区を構成する「峰通り」「大明神」「白磯」「神止」の4区画をそれぞれ担当して歩きます。
A班の案内人は上品で元気な、小野寺やへ子さん。
主に峰通りを担当してもらいました。地元の伝統の踊りである七福神舞を伝授していただいたり、畑のお話なども伺いました!
B班の案内人は笑顔がいっぱいで、現役漁師の菅原福寿さん。主に大明神を担当してもらいました。
海岸沿いを歩いたり、山の中に入ったりと自然いっぱいのまち歩きでした。
C班の案内人は知識豊富な、伊藤一博さん。主に白磯を担当してもらいました。
カツオ船のお話や、唐桑御殿の定義、屋号のお話などを聞きました。
D班の案内人は足腰が丈夫な千葉直司さん。主に神止を担当してもらいました。
野山で昔遊んだ時の話を伺いながら、旧道を歩きます。直司さんの畑にカモシカがいたのは驚き!
さらに、今回は新しい試みとして、案内人の方に案内していただきながら小鯖1区に住んでいる方々1軒1軒のお宅に、(2日目の)発表会の告知チラシを配っていくという取り組みをしました。

14時頃には、各班たくさんのメモを取って帰ってきました。鮪立地区の旧民家「唐桑御殿つなかん」さんをお借りし、ポストイットを使って情報をまとめ、どの話をカードにまとめるかなど話し合いました。最後に全体で見つけたものなどを共有して、1日目終了!

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2日目。午前中は前日のまち歩きのまとめ作業!

まとめの作業で作るものは以下。
大きな模造紙に絵の具とペンで描き上げた「絵地図」。
A4の紙に発見したものをまとめていく「地域資源カード」。
話が膨らんで地域資源カードにかききれない物を画用紙にまとめた「地域資源シート」。
今回は4班に分かれたので、地域資源カードも沢山作る事が出来ました。なんと86枚!絵地図も発表会までに、なんとか描き上げました。
午後は、まち歩きで見つけたものを小鯖1区に住んでいる方々へ発表する、発表会を行いました。
今回は、D班の案内人をお願いした千葉直司さんのお宅を借りての開催でした。
民家で発表会を開くのは、初の試み。
集まった方々は、18人!ポスティングの成果がありました!!

発表会では、各班独特で、舞を披露する班もあれば、屋号電話帳を持ってきて発表する班もありました。

最後に住民の方から詳しい説明を聞いたり、氏神様のお話を小鯖1区の皆さんで共有しました。

今回の発表会は、まち歩き時にチラシを配布したことや、まち歩きを行った地区に住んでいる人のお宅で開催した事もあり、沢山の方に足を運んでいただき、地元住民の方々と近い距離で発表出来ました!
今回の反省ですが、まとめ作業の点から言うと、なかなか絵地図に手が付けられず、終了の時間が近くと、バタバタと絵地図を完成させてしまったので、次はもっと工夫して効率よくまとめようという事になりました。
発表会の開催時間を住民の方々の夕飯の支度時間も考えて決定しようことになりました。
もっと地元の方々の意見を聞くためにアンケートを実施することが決定し、次の発表会から実施する事になりました!
そして収穫は、やはり中学生の参加。
今回来てくれた唐桑中学校の10人は、東京の大学生とも気軽に話し合える仲になっていたので、良かったのではないでしょうか!
そして何より、からくわ丸の地元メンバー(わかもの)や地元の案内人など、地域の中で世代間交流が生まれたこと、まち歩きを通して地域の魅力に直接触れる機会を得たことがすごくよかったです。
資源カードを見ていても、「地元なのに知らなかった!こんな遊びあったの?」と書いてありました。彼らにとっても、初めての経験が多かったようです。
「通学路以外は知らない」という中学生に普段出会えない唐桑を見つけて、感じてもらう事ができました。
彼、彼女達が大人になった時に、「あんな活動したな!どうしてあんな活動したのだろうか?」と唐桑のことを考えてくれることを願っています。
次のまち歩きが楽しみです!
からくわ丸本部インターン生(からくわ丸学生部隊)
大町昂平