鮪立地区まち歩き「夏休み子ども市民大学」 [2012年12月26日(Wed)]
夏休み子ども市民大学
「夏休み子ども市民大学」を8月20日、21日の2日間にかけて行いました。 「夏休み子ども市民大学」は気仙沼市の教育委員会が震災の前の年まで毎年夏休みに小学生を対象に行っていたもので、震災の前の年は市役所の仕事を子どもたちが見学するというプログラムを行っていたようです。 今回は私たちからくわ丸がメイン事業で行っている「まち歩き」を、気仙沼市内で活動しているNPOやNGO団体が各地域を担当、協力して行う、というかたちでやらせていただくことになりました。 本吉地区はシャンティ国際ボランティア会さん 旧市内は気仙沼復興協会(KRA)さん、Seeds ASIAさん、日本国際民間協力会(NICCO)さん、 大島地区はつなプロさん、 そして、私たちからくわ丸が唐桑地区を担当させていただきました! 今回は唐桑の小学4年生から6年生までの7人と、地元案内人の方3人が、それぞれ3チームに分かれて唐桑の鮪立地区をあるきました。 1日目 朝9時半に鮪立老人憩いの家に集合。 自己紹介のち、3チームにわかれていざ出発!! Aチームは老人憩いの家を出発後、藤浜をまわり、地元のカキ養殖業者さんのところで船に乗せてもらってカキの養殖イカダの見学。 Bチームは老人憩いの家を出発後、鮪立湾を通って案内人の方のお宅(家の隣には小さなワカメ加工場跡が!)へお邪魔し、業抜神社、八幡神社を巡行。 Cチームは鮪立湾を一周し、大漁の神様が祀られている恵比寿様、案内人の方が経営しているワカメ加工工場を見学。 最初は緊張した面持ちの子どもたちでしたが、それぞれ案内人の方の熱いお話や小学生からの質問で大盛り上がり! 午後には老人憩いの家へ戻り、それぞれのチームで歩いたコースを地図にまとめておもしろかったもの、不思議におもったことなどをまとめて、発表しました。 みんな唐桑に住んでいても、なかなか普段は歩かないところを、地元案内人の方とじっくりあるいて、新しい発見がたくさんあったようです。 1日目はこれで終了!さあ、明日はいよいよ、気仙沼市内の他の地域と合同の発表会です。 2日目 朝10:00に気仙沼市役所ワンテンビルに集合。 今日は唐桑以外の本吉・大島・旧市内のチームの小学生も集まって、 それぞれの地域で、前日に歩いて見たもの・聞いたことを絵地図にまとめます。 若干の大人パワーも入りつつ、みんなで絵地図作り。 唐桑チームは、前日はバラバラで歩いた3チームが合同でひとつの大きな地図を描きます。 なんと!前日に一緒に歩いた地元案内人の方3人も会場に応援に駆けつけてくれました! 絵地図の名前は「しびたち」と「ちず」を合わせて、ズバリ!“唐桑しびたちず“。 絵具で色を塗ったり、絵を描いたり、みんなでワイワイ。 そしてみんなでお昼を食べて、いざ、発表です! 市内の他地域の子たちを前に緊張する唐桑キッズたち。 まるでわが子のように見守る大人たち。 市内の本吉・旧市内・大島の各チームも前日にあるいて見たもの・聞いたことを上手にまとめて、発表しました! 参加した小学生からは「初めて知ったことがたくさんあった」との声があがりました。 また、当初は子どもたちと一緒に歩くことに不安もあった地元案内人のみなさんでしたが、企画を通して子どもたちに地域の魅力を伝えようとする姿勢が強く見られたことは大きな成果ではないかと思います。 「大人には気付かないようなところも子どもは気付いて質問してくる。いつもとは違った視点で自分のまちを見ることができた」とおっしゃっていました。 地元案内人のみなさま、参加してくれたキッズたち、スタッフのみなさん、おつかれさまでした! また来年もできるといいですね。 |