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講座奮闘記

参加した講座と学習記録です。


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公務員は免責? [2007年05月31日(Thu)]
虐待死をと認められる子供の数は、昨年度59人なんだそうです。少なくとも1週間に1人の子供が犠牲になっていることになります。

昨年、京都で起きた3歳の男の子の餓死は、まだ記憶に新しい所ですが、思い出す度せつなくなります。

食べ残しや、無駄になった食材がゴミとして捨てられ、ゴミ処理の負荷が常にマックス状態の日本で、餓死が身近でも起こり得ることを、認識する事となりました。

そして、虐待の事実を知りながらも、『親の権利?の壁』という意味不明な障害物のお陰で、警察はもとより児童相談所すら、自宅に軟禁された子供を簡単には保護出来ない事も知りました。

京都の事件の場合、ご近所や周りの大人が、虐待の事実を肌で感じ、警察や児相に度々通報していたにも関わらず、子供の餓死が起きてしまいました。しかも、同じく虐待を受けていた姉の方はちゃんと保護していた時に起きました。

児相や警察の弱腰と責任逃れの姿勢は、今に始まった事ではありませんが、『子供の姿の確認』と『強制力の強化』を持たせた事で少しでも効果が出る事を祈るばかりです。

虐待死の4割が0歳児で、その半分が4ヶ月未満の子供なんだそうです。被害者は首も座らぬ赤ちゃんなのです。

それも、生後4ヶ月になる前に少なくとも一度は、関係機関の確認を義務付けする事で、虐待の早期発見につなげようとしているようですが。虐待と判断するのは大人で、物言わぬ子供ではありません。

虐待と目で確認出来る外傷でもあれば、なんとか救う事もできるのでしょうが、果たしてその効果の程は、なんとも頼り無さげに思えてなりません。

政府のお役人とか、児童相談所のお偉いさんとかではなく、24時間電話対応をしている現場の方々の意見は、今回の改正に反映されているのでしょうか?

風当たりが強くなった為の、単なる世間に対するパホーマンスで無いことを祈りたいのですが、児童相談所に大幅増員の話しは聞こえて来ません。

現場を見ようともせず、問題を責任逃れで解決しようと知恵を絞り、立場を守るのに精一杯な、メタボリックな影しか見えてきません。

誰かが責任を取ったって話しは、とうとう聞こえて来ませんでした。有り得ない良くある話しではありますが…。
(ヨカナ〜公務員は、完全免責てバイタ!仕事に関しちゃ?)


…携帯より…
サバイバー [2006年12月12日(Tue)]
『虐待者(保護者)自身に、外部から助けられた経験があると、自ら【SOS】を出してくれます。その意味からも、外部からの息の長い援助が必要となってきます。虐待の中で生き抜いた子供を【サバイバー】と呼んだりしますが、彼らにしても同じです。周りに助けられたという経験が大切なんです。』

『施設の子供の中には、自分に親身になってくれる保護士に、突然牙をむく傾向があります。それは、サバイバーの子供たちにとって、自分と親しい人の間には常に【ロシアンルーレットの恐怖】があるからです。優しくされたと思っていると、次の瞬間、虐待される、そんな家庭で暮らして来たんです。並大抵の覚悟では務まりません。しかし、その子たちに親身に関わり続ける事でしか、虐待の連鎖から逃れる事はできません。』

『アメリカでは、子供を車に乗せ(残し)たまま鍵を閉めた時点で、逮捕・拘束って事になります。実際に旅行者が逮捕された事例もあります。そして、児童福祉管理官は、自分の受け持っ虐待児童が死亡すれば、即、ライセンス剥奪になります。教師もその事実を知っていれば、同じく剥奪されます。もし虐待じゃなかったら、なんて考える余地はないんです。』

『日本では、まだ、「もし虐待でなかったら」など、自分や組織を守る傾向にあります。しかし、虐待か否かより先に、「子供の安全や安心が確保されているのか?」の視点で行動する必要があります。その子の安全と将来は、その子の異変に気づいた大人の肩に掛かっているのです。』

※虐待のSOSは子供から送られてくることは、殆どなく、周りの気づきに頼るしかないそうです。その点では、保護士の方や、学校の先生達の洞察力は重要で、子供を救えるか否かが先生方の肩に掛かっているようです。

※聞く所によると、自分の地域担当の児童相談所の職員の少なさを知っていて、虐待を確信してからではないと、なかなか通告へ踏み切れないのが実情のようです。受け皿が拡充されない限り、永遠に虐待の連鎖が断ち切れないというのは、納得できません。

※DVの被害者、虐待された子供と、被害者を分けるのではなく、身の危険を本人が、認識してなくても、周りの判断で強制的に隔離できる、共通の機関や避難所みたいなものが、必要なのかもしれません。

…携帯より…
虐待とADHDの症状 [2006年12月11日(Mon)]
『ADHDではないか?と思われれる子の6割強が虐待によるものと考えています。つまり、ADHDの疑いの前に虐待を疑って見る必要があると言っても、言い過ぎではないということです。』

『本来ADHDは、脳の障害とされていますので、6割強の子供は、虐待環境により、似た症状が見られるだけで、ADHDではないということになります。』

『児童自立支援施設や少年院の入所者の6割が、はっきりとした虐待の経験を持ち、記憶のない部分まで入れると、大多数の入所者が被虐待児童ということになります。つまり、虐待防止活動が非行防止にもつながるのではないか?と考えています。』

『虐待を受けている子供は「虐待家族」しか知りません。そのため、虐待を子供は訴えません。そして、家の造りが良くなって、外からは、中が見えない密閉空間になってしまった事も、虐待が日常化していても、周りが気づきにくい状況を作っています。また、虐待の受け取り方には、個人差があり、虐待か否か意見が別れることもあります。しかし、少女の家出は、性的虐待を疑うべきで、ADHDかな?と思ったら虐待を疑って見る位の慎重さが、虐待の早期発見につながるのも事実です。』
※以上先生のお話しの、私なりの解釈版です。

※被虐待児童の場合、環境形ADHDと呼んでも差し支えない位、症状が似ているそうです。しかし、そのことは、保護者からしてみると、脳に障害があるか、自分自身の虐待を認めるかのどちらかになってしまう訳で…、【ADHDやLDの検査】のハードルが、また一段と高くなってしまった気がします。

※別の教授の話しでは、児童相談所に通告される事案の6割が誤報となっていましたが、その6割の中にこそ、隠蔽された虐待が潜んでいるような気がしてなりません。

…携帯より…
虐待通告制度 [2006年12月10日(Sun)]
『【虐待】という言葉の強さが、誤解を生んでいるのかもしれません。実際には相当広い概念です。子供に、外傷の有る無しでは決められません。例えば、子供を可愛がる両親がいたとします。しかし、両親同士のDVの目撃が日常化していれば、子供に外傷が無くても、心理的虐待となります。』

※ヤバい!ウチも20年前は虐待だったかも…。??当然今は、しっかり仕返しされてますが…。
って!それもマズいんじゃ!しっかり子供に見られてるし!!

『虐待が、恐ろしいのは、親から子へ時を置いて連鎖して行く事です。直接、身体的虐待、性的虐待、ネグレスト、心理的虐待などを受けなくても、近親者が虐待をされているのを目撃するだけで、将来の問題行動や、DV、虐待などの加害者になる可能性が高く、将来の世代の育成に大きな影を残す事になります。』
(ますます、ヤバい!)

『虐待が問題なのは、著しい人権侵害はもとより、心身の成長、人格の形成に重大な影響を及ぼしてしまうことです。虐待は本人の意志や努力では乗り越えることが困難です。将来の問題行動や生きにくさを抱え込ませる行為を保護者が行うことであり、外部からの息の長い援助が必要になります。』

『虐待のメカニズムは、虐待加害者の人生と人格がかかったもので、指導や説教では解決しません。そのための【通告制度】なんです。「見守り」が「見殺し」にならないように、保護者(加害者)の言動だけにとらわれてはいけません。例えば、「祖父母が来て、見てくれているから」と言われれば、一見、安全のようですが、虐待のメカニズムからいけば、その祖父母も虐待者の可能性が高いのです。危険度が増したといえる場合もあります。』
(虐待が受け継がれていないことを、祈ります…)

『なんとか、9歳迄に引き離すことができれば、虐待の連鎖から逃れられる可能性が高まります。虐待者への指導や説教では解決しない事実も踏まえ、【怪しいと思ったらまず通告】ぐらいの取り組みが必要です。』

※通告制度の重要性は理解できます。しかし、いまの児童相談所に、そこまでの処理能力があるのでしょうか?ニュースを見る限り、人員不足は決定的で、駄目職員が一人でも混じっていたら、もう大変です。やる気のある職員の方の増員が急務のようです。

…携帯より…
児童虐待防止法 [2006年12月09日(Sat)]
【児童福祉法】(昭和22年制定)の前身は旧【児童虐待防止法】(昭和8年制定)です。健康な男子を徴兵するために作られた法律で、軍事色の強い、言い換えれば、実行力の強い軍隊法です。「ほっといてくれ」と言われても、「そうはいかない」と踏み込める法律なんです。尚、平成12年制定の【児童虐待防止法】は児童福祉法では、対応できなくなった部分を補う形で新たに制定されたものです。』

今回の講師の方は、元家庭裁判所調査官で、虐待に取り組む大学教授です。
(戦前にも、法制化しなければいけない程の虐待が存在していた事は、意外でした)

『「他人の子供になぜ介入できるか?」昭和22年制定の児童福祉法によると、「国及び地方公共団体は、児童の保護者と共に、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う」とあります。子供の健やかな育成は、家庭の責任と思われがちですが、同じように、国も地方公共団体も責任を負っているんです。』

※その割には、虐待児童の悲しい事件が後を絶たないのはなぜでしょう?

※通報があったにも関わらず、介入しきれていないのは職務怠慢?

※それとも、受け入れ体制の不備?そうすると、政府の責任ってことになりますが…。

内容を紹介する前に、今回は先生の終わりの言葉を。
『児童福祉体制は、法的には相当強い権限を保証しています。それでも虐待を防げない状況を検証し、しっかりとした条件整備が急務です。とはいえ、実際にはとても難しい仕事で。そもそも、子育てはコストのかかる問題です。しかし、今かける「手間ひまは生きたもの」となり、「手抜きはもっと高い負担」となります。どうか、熊本市をあげて、子供の幸せを守る姿勢、体制を早急に作って頂きたい。』
以上。

…携帯より…
児童虐待 [2006年11月01日(Wed)]
大学教授の話しなんですが、『虐待は、4Kと呼ばれ、「身体的虐待」「精神的虐待」「無視」「性的虐待」でしたが、「親のDVの目撃」も加えて「5K」と呼ぶようにしてます。虐待の行われる環境に多いのが、母親の結婚年齢、出産年齢が低い事があげられます。総じて、多産の場合が多く、5人とか6人もざらです。母親、父親のいずれかが虐待されていたか、虐待を見て育ったかの経験を持ち、低所得である場合が多い。虐待は「世代継承」されやすく、兄弟姉妹が多いので、自分は直接DVにあわなくても、家族の誰かがDVの被害にあっていれば「DVの目撃」ということになり、4Kと「親のDVの目撃」はほとんどパックと考えられます。したがって、今は5Kと呼んでます』
※ここまではっきり言われると「差別」じゃないか?って言いたくなってしまいますが。それより、若い母親を集中的に見守り、あるいは監視しておけば、不幸な虐待は防げる可能性が高いってことになりませんか?

教授の話しの続き…『児童虐待は、見つけたら「通報の義務」があります。しかし、児童相談所や警察に通報される約6割が「誤報」です。しかも「強制カウンセリング」は事実上不可能で、あくまで警察との連携が重要です。双子、低体重児、発達障害児などが虐待にあうケースが多く、3歳時検診などでの早期発見が重要です』
※双子ってのが気になりますが、そもそも、検診時まで調べる手段かないって所が情けない。虐待をする親が、真面目に3歳時検診などに連れて行くかどうかが疑問です。仮に、発見できたとしても「強制カウンセリング」すら出来ないってことは、虐待を受けている子供たちは、よその人が見ても判る位、相当なダメージを受けていない限り救われないってことになります。

※虐待になりやすい家庭というのが「母親の結婚年齢、出産年齢が低い」「多産の場合が多い」「母親、父親のいずれかが虐待されたか、虐待を見て育ったかの経験を持つ」ここまでわかっていながら、打つ手がないってのは、いかがな物でしょうか?少子化で「産んでくれ」と言いながら、もう一方では「手が出せない」「救えない」。これでは、せっかくこの世に生まれてきたのに浮かばれません。

※3歳までが「感性の目覚めの時」6歳までを「情緒や感性の成熟期」という先生方も大勢います。その大切な時期に、手を差し伸べなくて、一体いつ差し伸べようって言うんでしょうか?「物言えぬ被害者」なんです。虐待を受けている子供たちは…

※虐待の日々しか知らない幼い子供たちに、普通の平穏な日々を送れるよう、もっと積極的な手助けができないものなんでしょうか?
それとも低所得者だからでしょうか?差別って言葉は余り使いたくありませんが…

※児童相談所が、手を差し伸べ易くするための法整備が必要のようです。それとも、問題続きの○○教育委員会と同じ体質???え?そうなの?まさか〜……


…携帯より…