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古事記を語るフランス人・アメリカ人 [2010年09月30日(Thu)]
ポントス先生、ニコラス先生が本日朝、帰国した。

昨日、最終日の夜。私は入試業務で手が空かず。2人はマイケル香本さんに誘われ御宿の居酒屋に飲みに出かけてしまった。22時を過ぎに私は仕事を終え、自動車でスウェーデン人2名をピックアップに行った。

結局、居酒屋で盛り上がる話に合流することに。私はハンドル・キーパーなのでお茶で一緒に。

スウェーデン人2名とフランス人、アメリカ人。彼らの話は村上春樹から古事記に飛び、各国でのスピード違反に飛んでいく。面白い。みんなで「ワハハ、ワハハ」と大笑いする。使用する共通言語は英語だ。

そんな難しい英語を使っているわけではない。そのレベルの英語なら1ヶ月、全く英語ができなくても3ヶ月だ(保証する。私が毎朝ゼミをやってもいい)。

重要なのは何を話し、なんで笑わせるか。その部分は意識していないと時間がかかる。

古事記を読めと言っているのではない(多分日本語より、英語版の方がわかりやすいと想像する。あいつらはズルイ)。今打ち込んでいる武道・スポーツに関することで構わない。深い考察をしてほしい。知識を持って欲しい。
"Open mind" & "Case by case". [2010年09月29日(Wed)]
ポントス先生がスウェーデンに帰国する前に障害者武道講習会を開催した。5時間目でクラブ活動も始まっている時間帯に9号館アリーナに集まってくれた。

講習会の最後にいつものようにポントス先生が何が質問ないか聞いた。

”Any questions?”

いつものように何も質問無く終わろうとした時に質問がいくつか出た。
そのうちの一つに「将来、障害者への水泳指導に関わりたいが何かアドバイスがいただけないか」というものがあった。

ポントス先生からの回答は以下の通りであった。

1,基本的に対象が障害者であろうが、健常者であろうが同じであるという発想が重要。Open mind ! 思い込みを捨てないといけない。対象者が何を欲していて、水泳が何をできるかを考えよう。

2,解決策は無限にある。Case by Caseだ。様々な方法を考え、試してみよう。特に水泳の場合は簡単だ。水が正解どうかを教えてくれる。スムーズに進むか、浮かぶか沈むか、水が教えてくれる。

あなたが対応する人は障害者であれ、健常者であれ、世界で唯一、世界で初めての事例なのだ。


プーチン博士 [2010年09月28日(Tue)]
龍仁大学(韓国)がロシアのプーチン首相に世界初の「名誉柔道博士号」を授与したというニュースを山口先生から頂いた。

サンクト・ペテルスベルグでヒュンダイの自動車工場が稼働するのに会わせて授与された。龍仁大学のキム総長から大学へ招待がなされ、プーチン首相は日程の調整を約束したそうだ。

ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土を訪問するという報道もある(日本の立場としては日本の領土に係争国の元首が立ち入ることになる)。実施されれば確実に関係は悪化するだろう。

成田にアエロフロートで来たプーチン首相を迎えて、武大で記念講演をしてもらって、すぐに帰る・・・。首相の私的訪問というのは外交上どのようにとらえられるのか。武大はロシアに政治的に利用されたことになるのか。それともこういう時にこそ、柔道で対話チャンネルを確保しておくことが重要なのか。

来年は国際武道大学で日本武道学会が開催される。プーチン首相が記念講演をやることなどを想像した。
撮影用ヘリコプター [2010年09月27日(Mon)]
ビデオ撮影用に三脚ではなく一脚を使用し、それを「ヘリコプター」と称してきた。
先端に取り付けたビデオカメラを低空で移動させながら足の動きを撮影したり、高く掲げて高い位置からの撮影に使った。例はこちら

iPhoneで操縦する撮影できるヘリコプター[AR.Drone]が日本発売らしい。価格は4万3800円。

上昇しながら短距離スタートを撮影したり、大勢のラグビー選手動きは上空5mぐらいから追うことができる。見たことのない映像は、選手としてのイメージを広げ、格好よければモチベーションもあがる。

シューティングゲームとしても秀逸(以下ビデオの後半参照)。
第6回全国障害者空手道競技大会 [2010年09月26日(Sun)]
昨日はOpen Campusで行くことができなかった。
ポントス先生が出場した。昨日入賞したか電話したが何も話してくれなかったので深く聞かなかった。

ニコラス先生のFacebookに写真があった。入賞したんだな。


小島(武大OB)も参加したようだ。


空手道部の1年生の柄澤君、宮澤君も役員としてお手伝いした。

火曜日から3日間、ポントス先生、ニコラス先生が国際武道大学に滞在する。水曜日5時間目には障害者武道講習会を9号館アリーナで開催予定。
ガイダンス開始 [2010年09月24日(Fri)]
クラブは夏でも練習。夏休み?無い。悲惨ではない。当たり前のこと。高校時代から変わらない。正直な話、「夏休み」が明けたという印象はない。いつもの通り、朝トレしてガイダンスに臨む。

炎天下の苦しい練習中は「授業始まらないかな」と思ったと笑う2年生もいた。「でも授業始まるか・・」と続けた。練習中は苦しい授業を、授業中は苦しい炎天下を思うと幸せで、取り組んでいる対象も楽しくなる。

私が所属する国際スポーツ文化学科のガイダンスは、土居学科長の気合いが入ったパワーポイントで進行する。途中、写真や映像で話題提供して学生をその気にさせる。

今回は女性専用スポーツクラブとして急成長しているCurvesの話。大手商社の新人研修の話。国体の補助員として活動した学生達の話。

明日開会式が行われる千葉国体も、競技は選考して始まっている。学生達は選手として、スタッフとして参加している。その彼らの活躍を記録した写真はいい写真だった。

キャリア教育というのは、専門性を高めて資格を得させることが柱ではない。大学教育カリキュラムの中の「キャリア教育」という項目は、社会の中で変化の時代にいかに生き残るかという項目を目指したものであるはずだ。そうでなければ「キャリア教育」などと項目立てる必要も無い。

自分の能力に気づく過程だ。他者の過程を少し見聞するだけでも大いに違う。実習・インターンシップなどと言われるが、要はカラダを動かし、行動し、他者と接触し、そのフィードバックに対応する過程で確認、発見されるものだ。

サッカーのルールを学んでプロサッカー選手になると決めることに切実さはほぼ皆無だ。ルールの勉強をまず完璧にするのではなく、草サッカーをすべきだ。

友達とボールを持って外に出よう。フィールドから戻ってから机で勉強しよう。
天空散歩 [2010年09月23日(Thu)]
10月14日(木)夜8時54分〜。テレビ東京で放送している『天空散歩』に国際武道大学上空からの映像が放送される。乞うご期待。入試・広報センターにテレビ東京から連絡があった。われわれもいつ上空から撮影したかを知らない。君の姿が映っているかもしれない。

大きな地図で見る

さて別件で、国際武道大学学生はビーチまで走って何分で行けるかが話題になった。地図上の青いラインを通ると1.2km。しかも下り坂。途中極端に急な坂がある。

夜間走るのは危険なので、トレーニングルームのトレッドミルで、簡単な実験をした。時速15kmで走り続けられるのは十分可能。平坦な道で4分48秒。というのが机上、いやトレッドミル上の結論。
平常心 [2010年09月22日(Wed)]
スラックラインを練習しているのは、これを1号館と8号館の間で実行するためだ。

41555 [2010年09月21日(Tue)]
日曜日に北海道・網走に飛んで「あばしり未来塾」の勉強会でお話をさせて頂いた。スポーツ立国戦略と「新しい公共」について40分。

その後、登別市長の小笠原春一さん、北海道大学公共政策研究センター研究員の水谷洋一と一緒にパネルディスカッションを行った。テーマは、健康とスポーツと観光がいかに地域を豊かにするか。

登別市の国民健康保険が7億円の黒字を出している話を聞いて驚いた。登別市民が特別健康なのではなく、不必要な通院を温泉に行くことで代替しているのではないか。入湯税収入も網走の10倍に上るという。

網走にも素晴らしい温泉がある。丘の上からの湖、森を見渡す眺望も素晴らしい。お昼に女満別に到着してから、勉強会のスタッフの方々にいろいろとお連れ頂いて、感動した。森の中の蕎麦屋、ロールケーキ。マタタビアイスクリーム。そして同世代の彼らの子供の頃の思い出、海から見る知床・・

テラスでケーキを食べながら、移住したいと感じた。スウェーデンに移住したいと思っていたが、日本国内にこんなところがあるのだ。網走には何度か来ていたが、今回初めてそう感じた。

地元の人には日常でも、外から見ると特別だ。「関東の人が呑気なことを言っている」と思っているだろうか。とにかく「なにもしないこと」で充電するスウェーデン人の価値観を、ここでは緩やかに実現できるように感じた。ゆったり豊かだ。家族で移住することを夢想した。

水谷洋一は大学時代の親友。彼の下宿で飲み明かした。笑いながら他人の話を聞いて、走り出してしまう奴だった。農協に就職したと思ったらさっさとやめて網走に戻って政治の道に進んでしまった。

その彼が議員としての地位を捨てた。網走市長選挙に立候補するらしい。ライバル候補となる方は先輩議員(元市議会議長)だそうだ。

現市長の政策の継承を基礎にする点で主張はあまり変わらないらしい。

違いは年齢だが、水谷は若さを売り物にすべきでない。年齢は関係ない。80歳だろうが90歳だろうが、立派な人は立派だ。

しかし、彼の見てくれの良さ、相対的若さで何となく勝てそうな気分になる。これに流されると水谷は負けるだろう。

水谷は無所属。相手候補は民主党の公認を取った。組織票は手堅い。
みんな組織での締め付け投票は間違っていると思っている。でも組織票は雨が降っても晴れても確保される。投票率が低くて、自分で考え判断できない人々の組織票で負けるのは悔しい。

投票率は高く。その上で選ばれなかったのなら、諦め(あきらめ)もつく。
41555 彼のゼッケン番号は、偶然にも「洋一、Go Go Go !」となっている。

パネルディスカッション終了後の親睦会は、急遽、2000票差で敗れるであろう水谷候補の残念会となった。

神様は特別に時間を戻してくださった。
投票日の43日前。みんなで楽勝ムードになってしまった酒宴の最中に。
日本代表選手誕生! [2010年09月17日(Fri)]
女子ハンドボール部、増田沙紀さん(4年)がビーチハンドボール日本代表選手に選出された。

オマーン・マスカット
で12月8-16日の日程される開催されるアジアビーチゲームズに派遣される。
(財)日本ハンドボール協会からの通知が届いた。その報告に来てくれた。うれしいではないか。

彼女とハンドボール部の仲間は次号Wayの記事写真撮影のために協力してくれていた。そのときは「候補」だった。

「いやー左利きの選手が少なかったから」
本人は謙遜する。

おめでとう。
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