2人の「鈴木康平」 [2017年12月27日(Wed)]
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先週、2人の「鈴木康平」(1学年違いの国際武道大学卒業生)が学食で鉢合わせした。
左の康平は車椅子テニス選手として東京パラリンピックを目指し世界を転戦している。彼は在学中に事故で大怪我をし、動かない足か、動く義足かという厳しい選択をした。入院・リハビリを経て大学に戻った彼が義足であることに気づいた学生は少ないと思う。 大手映像制作会社AOI pro.の社員として働きながら、国際武道大学のコートで練習している。勝浦在住の山口憲一郎コーチと出会い、急速に実力をつけ、今年も6月に韓国の大会で準優勝、10月には台湾の大会で優勝している。現在、世界ランキング16位。 右の康平は卒業後に日立製作所に就職。都市対抗野球で活躍した。今年ドラフトにかかり来年からプロ野球選手(オリックス)だ。 大卒で日立製作所に就職し定年まで働いた時の生涯収入は3億円。プロ野球選手は華やかであるが、相当の成功をしないと日立製作所での生涯収入は越えられない。それでも挑戦する。在学中はひと回り細かったように思う。この2年間で大きく逞しくなった。 「こんにちは。鈴木康平です」 「あ、どうも、鈴木康平です」 2人は笑いながら握手をした。車いすテニスの鈴木康平は「覚えてますよ。入院していたんで英語の授業は下の学年と一緒に受けたんですよ。そこで彼と一緒で。同姓同名のやつがいるなぁって」 2020年には「2人の鈴木康平」というタイトルのドキュメンタリーが作られるのではないか、と想像すると嬉しくなる。大いに期待したい。 |



