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黒島カニある記2009:井戸とエビ [2009年09月03日(Thu)]
 2009年8月18日〜8月23日にかけて、石垣島、鳩間島、西表島、黒島に行ってきました。8月20〜21日には、いずれも短時間の滞在ながら黒島に行ってきました。黒島カニある記2009では、そこで出会った生き物、風景、思ったことなどを綴っていきます。

 今回の黒島訪問の目的は、黒島の井戸にすむエビの採集でした。黒島では過去にドウクツヌマエビとオハグロテッポウエビの採集記録があります。今回の調査は、特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会付属黒島研究所のスタッフの皆さんの協力によって実施することができました。大変親切にしていただいて感謝しています。黒島には民家に井戸がある家が多く、それらの井戸を案内していただくことができました。想像以上に井戸数が多く、とても今回だけではまわりきれませんでした。



 さて、過去にドウクツヌマエビとオハグロテッポウエビの採集実績がある井戸(上の写真と右の写真)に行ったのですが、水がまったくありませんでした。しかし、この井戸を訪れたときは(8/20)は、丁度大潮の干潮時だったので、満潮時なら水が来るかも、ということで、トラップを仕掛け、翌日に回収することになりました。おそらく、井戸が使われなくなって年数がたったので、土砂等で少し埋まっているのだろうと思います。このような状態は、黒島だけでなく、沖縄の色々な島で見られます。



 翌朝(8/21)に採集されたドウクツヌマエビ。おそらく十数年振りに再発見されることになると思います。今回調査した他の井戸ではエビ類は採集できませんでしたが、オカガニの稚ガニが多数採集されました。とても小さい稚ガニもい含まれていたので、地下水路から井戸に来たものだと思われます。きっと調査を続ければエビ類も採集できると考えています。特に、井戸の底質を見る限り、チカヌマエビがいそうな感じです。チカヌマエビはトラップになかなか入らないので、直接井戸に潜って観察すれば見つけられるだろうと期待しています。