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外来生物企画展 [2010年08月11日(Wed)]
 現在、宮古島市総合博物館にて、企画展「宮古に持ち込まれた動物たち 〜どうしてここにいるんだろう?〜」が開催されています。既に、地元紙(宮古新報)でも紹介されていますが、先日、僕も展示を見て来たので(事前準備は手伝っていたのですが、開催前に帰ったので......)、ここでも紹介したいと思います。
 宮古島市総合博物館では、2005年に湧水と生物の企画展をして以来、サンゴとか、ヤシガニとか、毎年夏には自然系の企画展が開催されています。今年は遂にというか、満を持して、宮古の自然環境問題に直接切り込むような企画展となりました。やっとここまで来れたかと思うと、感無量であります。
 今年の博物館は、とても広報に力を入れていて、至る所でのぼりや横断幕を見ました。企画展の宣伝もバッチシですね。さて、展示ですが、博物館の入り口付近には、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)やヤエヤマイシガメの生体展示も行なわれています。



 館内の別展示室には、宮古に生息する外来生物のはく製や標本が展示されていて、外来種の特徴や宮古島内での分布、島にどのような影響を及ぼすかなどについてパネル解説されています。また、外来生物だけでなく、影響を受ける可能性のある宮古在来の動物についても展示解説されています。僕は主に水棲生物の展示の一部と普及啓発の重要性についての展示製作に関わらせていただきました。
 外来生物は、沖縄の生物や自然環境に多大な影響を及ぼしていて、早急な対策が求められています。島の人が、自分たちの島にどのような外来生物がいるのかを知ることはとても重要なことですが、そうしたことを学ぶ場は非常に少ないのが現状です。その点でも、今回のような企画展はとても大きな役割を担っていると思います。



 この企画展に関連して、今週末に講演会が開催され、僕が講師を努めます。また、翌日(8月15日)は、こども博物館「宮古の水環境〜湧水の観察会」の講師を担当し、宮古の湧水をまわりますが、その際にも外来生物の話をしたいと思っています。

 企画展「宮古に持ち込まれた動物たち 〜どうしてここにいるんだろう?〜」は今月末(8月29日までです)まで開催されています。

 <講演会>
 題目:「宮古の生物が危ないー外来生物の影響」
 日時:8月14日(土)14:00-15:30
 講師:藤田喜久
 場所:博物館・研修室

 <子ども博物館>
 講座名:「宮古の水環境〜湧水の観察会」
 日時:8月15日(日) 9:00〜12:00
 場所:博物館研修室へ集合の後、宮古島の湧水を散策
 定員:小学校5年生 25名程度(一般公募:〆切あり)
 講師:藤田喜久
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