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オオアシハラガニモドキ [2013年01月13日(Sun)]




 今回紹介するのは、オオアシハラガニモドキ Neosarmatium fourmanoiri Serène, 1973 です。本種は、ベンケイガニ科アシハラガニモドキ属に属し、甲幅5cm近くになる比較的大型のカニです。アシハラガニモドキ属は国内から4種(本種の他に、アシハラガニモドキ、ヒメアシハラガニモドキ、ヒナアシハラガニモドキ)が知られていますが、本種は最も大きくなります。インドー西部太平洋域に分布し、国内では、沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島から記録があります。マングローブ域の軟泥底に巣穴を掘って生息しています。夜には巣穴外で活発に活動しています。本種が最初に見つかったのは宮古島ですが、宮古島の島尻マングローブ域には本種がとてもたくさんいます(ただし、マングローブ林内の奥深くに多くいるので、普通には見れません。また、島尻マングローブ域は宮古島市の天然記念物なので、現状変更に相当する林内への無断立ち入りはできません。)。現地では、甲に泥を被っていることが多く、余計に大きく見えます。なお、本種は、沖縄県版レッドデータブックおよび日本ベントス学会編集の干潟の底生無脊椎動物に関するレッドデータブックにおいて、共に「絶滅危惧U類(VU)」に評価されています。

<文献>
長井隆・成瀬貫・前之園唯史・藤田喜久・駒井智幸, 2011. 琉球列島におけるアシハラガニモドキ属とその近似属 (甲殻亜門:十脚目:短尾下目) の種の再検討と分布状況. 沖縄生物学会誌, 49: 15-36.
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