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石垣カニある記9:夜のマングローブなど [2008年09月08日(Mon)]
 自由日の夜、石垣在住の学生時代の同期の友人達と、鹿大の学生さん達と、夜のマングローブに行き、キノボリエビを探索しました。昨年、琉大のReefというサークルの後輩達から某マングローブ域にいるのを教えてもらっていたので、ぜひ標本を採集しようと思っていました。目的地につき、いそうな場所を探索していると、いましたいましたキノボリエビ。キノボリエビは、世界的にも珍しい半陸性のエビ類です。




 ちょっと分かりにくいですが、オヒルギの根の部分に登っています。石の下に隠れているのを良く見ていましたが、ちゃんと木にも登っていました。慣れるとあちこちにいるのが分かりました。友人たちの協力もあり、十分な数の標本を得ることができました。







 アシナガベンケイガニも見つけました。キノボリエビと同所の転石下に結構多数いました。大小さまざまな個体を採集できましたが、小型の個体は色が赤みを帯びていて美しいですね。
 それにしても、夜のマングローブは甲殻類天国でなかなか面白いですね。友人や学生さん達も夢中で撮影していたので、暗闇の中、(デジカメの)フラッシュがあちこちで光っていて面白かったです。




 某マングローブを後にして、街に近い某所へ移動しました。WWFの調査の過程で目をつけていた場所です。オカガニ類を探索していたら、放卵を終えたばかりと思われるヤシガニを1匹発見。鹿児島大の学生さんはヤシガニを初めてみたらしく、興奮していました。また、石垣在住の友人さえもあまり見た事がないらしく喜んでいました。意外です。ところで、この日(8月11日)は小潮でした。以前も多良間島で小潮の時に放卵しようとしているのを観察しましたが、うーん、潮はあまり関係ないのかな?
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