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宮古の活動アーカイブス vol.6: 2007年度子供博物館 ヌグスクガー観察会 [2008年08月09日(Sat)]
 今回は、2007年8月19日に行われたヌグスクガーでの観察会を紹介します。

 今回の観察会は、宮古島市総合博物館の子供博物館(小学5年生対象)のイベントとして開催されました。
 まず、簡単に注意事項を説明し、湧水の生物採集を行いました。とても楽しそうにしていました。最初はなかなか採れなかったので、エビの採集方法を伝授すると次々に採集できるようになりました。ちょっと本気を出して大型のコンジンテナガエビを採集してみせると、結構、尊敬的な目で僕を見てくれるようになりました。



 ある程度生物採集を行ったら、それらを持ち寄って見比べました。エビ類の名前を調べたり、顕微鏡やルーペで観察したり、あっという間に時間が過ぎて行きました。ミヤコチスジノリは年々、数を減らしていて、状態の良いものがあまりありません。それでも数センチの藻体には伸長していたので、ほんの一部を顕微鏡やルーペで観察して貰いました。今後も同様にミヤコチスジノリの観察ができるか心配です。



 本年度からヌグスクガーに生息する生物の写真をまとめた観察用シートも作成しました。A4サイズでラミネート加工されているので、野外でも安心して使えます。写真や解説など、すべて僕のオリジナル製作で、販売などはされていません。
 印刷とラミネートを宮古島市総合博物館に御願いして、子供博物館に参加した子供達にプレゼントしました。
 今後も、地元の人向けには資料を提供して行きたいと思います。





 最後はみんなで記念撮影をしました。2007年の子供博物館は参加者がたくさんいました。
 この湧水に貴重な生物がいることを知ったこと、エビ採りが楽しかったこと、触ったこと、顕微鏡で観察したこと、そんな経験を大人になっても忘れないで欲しいと願っています。そして、その経験を誰かに伝えてくれるような人になって欲しいと思います。





 この観察会の様子は、8月21日付けの宮古新報にて紹介されました。また、宮古テレビとQAB(琉球朝日放送)でも放送されました。QAB放送分については、同局HPにて視聴可能です。
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