喜多方の「ベロタクシー」/21世紀シアター8月で試験運行 [2004年06月30日(Wed)]
喜多方の「ベロタクシー」/21世紀シアター8月で試験運行
----------------------------------------------------------- 喜多方市で有志団体が運行を計画している自転車タクシー「ベロタクシー」は、同市で8月7日から10日まで開かれる芝居や人形劇の総合イベント「喜多方発21世紀シアター」で試験運行する。イベント実行委員会の理事会でこのほど固まった。運行に必要な県道路規則の改正も県公安委員会が7月中旬をめどに改正する見込みだ。 ドイツ生まれのベロタクシーは環境に優しい乗り物として欧州で普及、国内でも都市部で導入する動きが出ている。県内では有志団体「環境ストレンクス」(本部・塩川町、江花圭司代表)が喜多方市で来春の運行を目指している。 21世紀シアターは全国の劇団が蔵や街角でパフォーマンスを繰り広げる国内屈指のイベント。昨年は4日間で延べ約7600人を動員した。試験運行は江花さんが同実行委から賛同を得たことに加え、江花さんの要請で規則改正を検討していた県公安委からも改正のめどが示されたため実現することになった。 計画では車体4台を他の実施団体からレンタルし、土・日曜日に当たる7、8の両日の午前9時から午後6時ごろまで運行する。運賃は1人500円程度、走行ルートは規則が改正され次第に市、喜多方署と協議して決める。江花さんは「本格的運行を前にPRできるチャンス」と話し、同実行委員会事務局の有田実喜多方プラザ副館長は「新たな目玉。公演の待ち時間に体験し、蔵のまちを見てほしい」と期待している。 |