
ユニバーサルデザインタクシー元年[2012年08月08日(Wed)]

8月5日は「タクシーの日」ってご存知でしたか?
100年前の8月5日にタクシー第1号が走ったのだそうです。
今年はタクシー生誕100周年ということで、8月5日の記念日には、神奈川県タクシー協会が国や自治体とも連携して、今年から積極的に導入が進められているユニバーサルデザインタクシーの出発式が行われました。
ユニバーサルデザインとは、年齢や性別、障がいの有無、文化、言語の違いを問わず、誰もが安全・簡単に使えるデザインのことです。つまり、ユニバーサルデザインタクシーとは高齢の方や障がいのある方、車いすの方や妊娠中の方、ベビーカーやトランクなどの大きな荷物を持っている方でも、誰でも乗車できるタクシーです。

この写真は、大きなベビーカーでも折りたたまずに乗務員さんが積み込んでくれるデモンストレーションの様子です。
これまでのタクシーの型とは大きく違うので、一見「これって普通に乗れるタクシーなの?」と思われるかもしれませんが、普通に街を走っています。手を挙げれば誰でも乗車できますし、料金は一般のタクシーと同じです

後部にスロープがついていて、車いすに乗ったまま乗車できるのが特徴で、後部座席に乗るときには、手すりや補助ステップもついているので、足腰の弱った高齢者等にも優しい設計となっています。
県タクシー協会さんによると、今後さらにユニバーサルデザインタクシーの導入を進める計画があるとのこと。将来的には、このようなタクシーが当たり前になっていくのかもしれませんね。
移動困難な方々の外出のお手伝いをしている私たちも、地域のタクシー事業者さんたちと連携することによって、さらに多くの利用者さんの外出がサポートできるのではないか・・・と期待をしています。