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公益社団法人神奈川県聴覚障害者協会

公益社団法人神奈川県聴覚障害者協会のブログです。協会の活動、聴覚障害者及び手話に関する情報を載せていきます。よろしくお願いします。
ウェブサイトもよろしく。
http://www.kanagawa-a-deaf.org/


今年度の神奈川労働局の障害者就職面接会は中止に [2020年06月05日(Fri)]
 2020(令和2)年度の神奈川労働局の障害者就職面接会は、新型コロナウイルスの影響で中止になったとの連絡がありました。
 詳しくは神奈川労働局からの通知「令和2年度障害者就職面接会の開催中止について」を参照願います。
神奈川県の新型コロナウイルス肺炎に関する知事メッセージへの手話付与のお知らせ [2020年02月01日(Sat)]
 1/16、24に新型コロナウイルスに関する知事のメッセージ動画がホームページに掲載されましたが、手話通訳がついていませんでしたので、手話通訳を付けるよう県に要望しました。
 これに対し、県からお詫びと、手話通訳を付けた動画を掲載したとの回答がありました。
動画URLは以下の通りですので、お近くの聴覚障害者にも周知してくださるようお願いします。

〇 1月16日に配信した動画
【手話付き】新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について〜神奈川県知事からのビデオメッセージ〜
  https://www.youtube.com/watch?v=Hj0phL9DCb0
〇 1月24日に配信した動画
【手話付き】新型コロナウイルスについて〜神奈川県知事からのビデオメッセージ〜(1月25日から専用ダイヤルを設置します)
  https://www.youtube.com/watch?v=wXFNDwVf87k

 これからも聴覚障害者への情報提供が充分に行われるよう、働きかけを進めていきますが、皆さんも気づいたことがありましたら 当協会事務所に情報提供をお願いします。
神奈川県の新型コロナウイルス肺炎に関するFAX、メールでの相談窓口のお知らせ [2020年01月31日(Fri)]
 1/24に県が新型コロナウイルスに関する電話相談窓口を1/25に開設するという発表がありました。
 しかし、ホームページには電話だけが記載されており、 FAX番号、メールアドレスの記載はありませんでした。
 これに対し、 聴覚障害者のためにFAX、メールでの相談窓口を設けるよう、県に要望したところ、1/27に以下の通りFAX、メールでの相談窓口の記載が追加されました。

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神奈川県新型コロナウイルス肺炎 専用ダイヤル
1月25日(土曜日)10時から、県民の皆様からの新型コロナウイルスに関連した肺炎患者に関するご相談に対応するため専用ダイヤルを設置しました。

(1)電話番号
 045-285-0536
(2)受付時間
 (平日)
 8時30分から17時15分
 (土日休日)
 10時00分から16時00分
 ※開設期間、受付時間は、相談件数などの状況に応じて検討します。

メールやファクシミリでのご相談も受け付けています。
メール(健康危機管理課お問い合わせフォームへ)
ファクシミリ:045-633-3770
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 URLは次の通りです。
 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/bukanshi/bukan_200114.html

 なお、このページに知事のビデオメッセージが載っていますが、手話通訳がついていません。これについても県に手話通訳を付けるよう要望しているところです。

 この相談窓口について、周りの聴覚障害者への情報提供をお願いします。
 また、今回はすぐ対応してくれましたが、 また同じようなことが起きるかもしれませんので、その時は当協会事務所に連絡をお願いします。
「かなチャンTV」にデフリンピック紹介動画がアップされました [2019年02月26日(Tue)]
神奈川県公式インターネットページ「かなチャンTV」で
デフリンピック啓発の動画が公開されました。
早瀬さん夫妻を招いて、デフリンピックについて紹介しています。
3/2のデフリンピック・フェスティバルのPRもあります。
皆さん、ぜひ見てください!
また、お友達にも知らせてください!

【動画URL】
https://www.youtube.com/watch?v=_DUINPGYCqo

藤沢市商店会連合会が「聴覚障がい者に優しい商店街づくり」を始めました! [2018年10月09日(Tue)]
 6月12日のブログで報告したように、藤沢市商店街連合会に聴覚障害者に優しい商店街づくりへの協力をお願いしましたが、これを受けて、藤沢市商店会連合会が「聴覚障がい者に優しい商店街づくり」に取組むことになりました。
 具体的には、来店した聴覚障害者に対し、筆談で対応するという取り組みで、協力する店には筆談で対応することを示すステッカーが貼りだされることになりました。また、連合会で筆談用ボードを購入し、希望する店に置くという取り組みも行っています。
 これまで、興味を引く店があっても、店の人から筆談での対応を渋がられるなど聴覚障害者に理解のない扱いを受けることを考えると躊躇して、入るのをあきらめてしまうことも多かったのですが、このように積極的に筆談対応することをアピールしてくれると、気軽に店に入ることができるようになり、大変うれしく思っています。
 この取り組みが、藤沢市だけでなく他の市町村、そして県全体に理解が広がることを期待しています。
【9月5日の藤沢市商店会連合会のプレスリリース】
20180906聴覚障がい者に優しい商店街づくりプレス用 (3).pdf
【筆談対応ステッカー】
20180906聴覚障害者筆談ポスター(プレス用).pdf
【9月21日発行タウンニュース(藤沢版)】
20180921タウンニュース.pdf
藤沢市商店街連合会に聴覚障害者に優しい商店街づくりへの協力をお願いしました [2018年06月12日(Tue)]
 神奈川県手話言語条例が施行されてから3年が経ち、県による手話言語条例イベントや企業従業員向けの手話講習会などの施策が行われ、少しずつですが、手話や聴覚障害者に対する理解も広まりつつあります。
 しかし、これらは県行政の取り組みであり、県民による取り組みはほとんどないのが現状です。
県内すべての地域を聴覚障害者にとって暮らしやすい街に変えていくためには、地域住民の皆様方にも条例の理念について知っていただき、私たちとともに手話や聴覚障害者に対する理解を広めてもらう必要があります。
 そこで、まずは神奈川県聴覚障害者福祉センターがある藤沢市において、地域の皆様方とともに聴覚障害者にとって暮らしやすい街づくりを進めていくことを考え、市川和広県議員のご支援を得て、5月29日に藤沢市商店街連合会に聴覚障害者に優しい商店街づくりへの協力をお願いしました。
 この取り組みがうまくいき、藤沢市だけでなく他の市町村、そして県全体に理解が広がることを期待しています。

デフリンピック選手が神奈川県知事を表敬訪問しました [2017年08月29日(Tue)]
 8月29日午前、神奈川県在住のデフリンピック日本代表選手とスタッフが県知事を表敬訪問しました。
 これは、7月18日から30日まで、トルコのサムスンで開催された第23回夏季デフリンピック競技大会において、日本選手団が過去最高の27個のメダル(金6、銀9、銅12)を獲得し、神奈川県在住の選手も20人のうち7人がメダルを獲得したことを受け、行われたものです。
 当日は仕事などのため出席できなかった選手、スタッフを除き、11人の選手、2人のスタッフが出席しました。
 県側は、黒岩県知事、桐ケ谷教育長、宮越スポーツ局長、田中スポーツ局参事監、遠藤教育局支援部長、江藤スポーツ課長、横沢特別支援教育課長が出席しました。
選手紹介、神奈川県聴覚障害者連盟理事長のあいさつ、選手からの成績報告の後、県知事からお祝いの言葉をいただきました。
 その中で、聴覚障害を持つ選手の練習環境の改善にも触れていただいたことはうれしいことであり、今後の県内の聴覚障害者のスポーツ環境の改善に期待が持たれます。
県知事を囲んで.JPG
県知事を囲んで
設置手話通訳業務は、遠隔手話通訳サービスで行うべきではない [2017年02月01日(Wed)]
 厚生労働省は、29年度から自治体で遠隔手話通訳サービスを導入した場合、手話通訳者設置事業を行っているとみなす予定です。
 私たちはこれに対し、大いに疑問を抱いています。
 なぜなら、自治体に設置されている手話通訳者の業務は手話通訳業務のみではなく、それ以外にも相談支援を含む様々な支援業務も含まれているからです。
 行政機関に来る聴覚障害者には何らかの問題を抱えていて、それを解決するために来る方も多くいますが、彼らの抱えている問題は、聴覚障害という特有の障害から起きる様々な要因が絡み合って複雑な様相を呈していることが多く、コミュニケーションを媒介すれば解決するような問題でないことが多いのです。
 このような問題を抱えている聴覚障碍者に対し、設置されている手話通訳者は、聴覚障害者と行政職員とのコミュニケーションの媒介をしながら、聴覚障害者の置かれている環境、成育歴を把握し、それらを行政職員と共有して、行政職員とともに問題の解決方法を探り、解決に繋げていくという役割があります。場合によっては自ら聴覚障害者に対する相談支援業務を行うこともあります。
 こういった業務は、タブレットを通してコミュニケーションの媒介を行うのみである遠隔手話通訳サービスでは不可能です。
 厚生労働省は、上記のような自治体に設置されている手話通訳者の業務について十分理解しているのでしょうか。
 以上のことから、私たちは自治体での設置手話通訳業務は、手話通訳者を雇用して行うべきであり、遠隔手話通訳サービスで代用することを認めるべきではないと考えます。
今日のニュースより [2017年01月14日(Sat)]
以下は今日のWEBでのニュースの記事である。

『特急故障「受験生いませんか?」 駅員がタクシーで送る』
 14日朝、JR函館線の特急スーパーカムイ1本が運休し、この日から始まった大学入試センター試験の受験生数人がタクシーで試験会場に向かった。
 JR北海道によると、14日午前7時35分ごろ、北海道旭川市永山1条9丁目の旭川運転所で、約20分後に発車予定だった旭川発札幌行き特急スーパーカムイ10号(5両編成)の車両に不具合が起き、運休した。
 各駅でセンター試験の受験生がいないか構内アナウンスで呼びかけたところ、滝川駅(北海道滝川市)で7人の受験生がこの特急を待っていることが判明。駅員が本社側と相談の上、3台のタクシーで北海道岩見沢市内の試験会場まで送った。
(朝日新聞デジタル 1/14(土) 11:40配信より抜粋)

 これを読んだ限りでは特に問題はなく、むしろ適切な対応をしたと思う方が多いかもしれない。
 しかし、この時、駅に聴覚障害者の受験生はいなかったのだろうか。
 もしいたら、果たしてタクシーで送ってもらえただろうか。
 アナウンスが聞こえなかったために、ひたすら特急を待って結局は遅刻してしまったということはなかったのだろうか。非常に気になってしようがない。
 こういう時に限らず、アナウンスで情報を伝える場合は、電光掲示板にも流す、情報を書いたボードを見やすいところに掲示するなど、必ず聴覚障害者も情報を得ることができるような配慮をしてほしいものである。
相模原市の障害者施設での事件から思うこと [2016年07月30日(Sat)]
 7月26日に相模原市で障害者施設の入所者が多数殺傷されるという、私たちを震撼させる事件がありました。
 犯人は「障害者は社会からいなくなればいい」と言っていたそうです。
 障害者差別解消法が施行されたというのにこのようなことが起きるのはなぜでしょうか。
 いろいろな事が絡み合ってこうなったのかもしれませんが、心の底の潜んでいた差別感情が表に出たということも考えられます。
 障害者差別解消法ができて、表面的には差別がなくなったとしても、心の内に差別感情が残ったままでは、本当の意味での差別のない社会とは言えません。
 差別感情を完全になくすことは難しいかもしれません。それでも、差別感情をそのままにしていいわけがありません。社会の中から少しでも差別感情をなくしていくよう取り組むことが求められています。
 これは大変難しく、根気のいる取り組みですが、本当の意味での差別のない社会を実現させるために必要なことです。仲間と力を合わせて取り組んでいきましょう。
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