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公益社団法人神奈川県聴覚障害者協会

公益社団法人神奈川県聴覚障害者協会のブログです。協会の活動、聴覚障害者及び手話に関する情報を載せていきます。よろしくお願いします。
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県議会本会議手話通訳付き傍聴体験記 [2017年06月22日(Thu)]
 6月20日(火)、神奈川県議会本会議に傍聴に行ってきた。目的は県議会の本会議の手話通訳付与が6月議会から始まったので、実際の本会議場での手話通訳付与の様子を見るためである。
 まず、県庁新庁舎8階の議場傍聴席入口脇の受付で傍聴手続きを行った。住所、氏名を書き、傍聴券を受け取って傍聴席に入る。受付には、聴覚障害者のために手話通訳を映し出すタブレットの貸し出しも行っていたが、まずはモニターの手話通訳の画面を確認しようと思い、借りるのはあとにした。
 傍聴席に入ると、3つに分かれている傍聴席のうち、左側の席の最前列の前にモニターが設置してあり、モニターには、手話通訳者がメインに映し出されており、発言する議員、知事、幹部職員はモニター画面の右下に映し出されていた。
 前日、パソコンとスマホで県議会本会議のインターネット生中継を見た時は、逆に発言する議員、知事、幹部職員がメインで、手話通訳者は画面の右下にワイプで映されていたので、手話が見辛く、ずっと見ていると目が疲れてしまったが、本会議場の画面は手話が見やすく、内容もよくわかり、目が疲れることもなかった。
 聞こえる人たちにとって、討議の内容を聞くときは音声がはっきり聞こえるかどうかが重要であるのと同様に、聞こえない人にとって、討議の内容を手話を通して理解するためには、画面の手話が見やすいかどうかは重要な問題なので、インターネット中継の画面も本会議場でのモニター画面と同じように手話通訳者をメインにしてほしいと思う。
 手話通訳者をメインにしたら、議員など発言者の姿を見たい人から不満が出るかもしれないが、インターネット中継の動画を、発言者がメインの動画と手話通訳者がメインの動画の2種類流し、視聴者が選択できるようにすればいいのではないか。
 休憩に入ったのを機会に、受付に行き、手話通訳を映し出すタブレットを借りた。
 タブレットの画面にはモニターに映し出す画面がそのまま映し出されていたが、無線を経由するせいか、画像の動きがモニターより5秒程度遅れていた。また、時たまに画像の動きが止まることもあった。
 あちこち動かずに座って見ている分にはあまり問題はないように思われたが、やはりモニターを見るのに比べて目が疲れた。タブレットは弱視ろうのような人には有効ではないかと思われる。
 全体的に特に問題はなく、討議の内容もよくわかり、非常に勉強になった。また機会があれば傍聴に来たいと思う。
 今回はこれまでのように、事前に日、時間を指定して手話通訳を申請してから傍聴に行くということをせずに、当日、今日午後行ってみようと思い、そのまま行って受付で手続きをしてすぐ傍聴することができ、手続き的にも気分的にも非常に楽だった。
やっと聞こえる人たちと同じように、傍聴しようと思った時にすぐ傍聴できるようになったと思うと嬉しい限りである。
 今は代表質問だけだが、早く全ての本会議に、そして将来は委員会にも手話通訳がつき、いつでも好きな時に傍聴できるようになってほしい。
 そのためには、手話通訳者を養成し、その数を増やすことが必要であるので、県としてこれまで以上に手話通訳者とそれを育てる講師の養成に力を入れてほしい。
 手話言語条例や障害者差別解消法に見られるように、障害者の権利が守られ、社会で健常者と同等に生活できるようにするためには、障害福祉の範囲で施策を進めるのではなく、県全体の施策として取り組んでいく必要があるので、手話通訳者の養成とそれを担う講師の養成も、県全体の施策として取り組んでいくべきではないかと思う。
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