厚労省のワクチン接種の際の合理的配慮に関する通知について
[2021年03月06日(Sat)]
3月3日付けで厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種に関する合理的配慮の提供について」という通知が都道府県に出された。
https://www.mhlw.go.jp/content/000748172.pdf
この文書を読んだのであるが、違和感を感じる部分があった。
それは、文書の中の「2 接種時等における合理的配慮等について」のところに、「新型コロナワクチンの接種を実施する医療機関や市区町村が設ける会場等においては、介助者や家族に対して丁寧な説明を行うとともに、可能な限り、・・・(中略)・・・等の障害特性を考慮した対応をお願いします。」
の部分である。
これを読むと、「まず、介助者や家族に対して説明し、次にできれば障害者本人にも説明してください。」
と言っているように読める。
いきなり、介助者や家族に対して説明するのではなく、まず、本人に対してさまざまな手段を使用して説明し、理解してもらうよう努め、それがどうしても困難な場合に、介助者や家族の支援を得ながら本人に説明するというのが本来のやり方ではないだろうか。
何も知らない一般の人がこれを読むと、障害者本人に説明しなくとも、介助者や家族に対して説明すればいいという間違った理解をしてしまう恐れがあるのではないか。
障害者の権利擁護を進める官庁である厚生労働省がこのような文章を書いたことに驚いている。
https://www.mhlw.go.jp/content/000748172.pdf
この文書を読んだのであるが、違和感を感じる部分があった。
それは、文書の中の「2 接種時等における合理的配慮等について」のところに、「新型コロナワクチンの接種を実施する医療機関や市区町村が設ける会場等においては、介助者や家族に対して丁寧な説明を行うとともに、可能な限り、・・・(中略)・・・等の障害特性を考慮した対応をお願いします。」
の部分である。
これを読むと、「まず、介助者や家族に対して説明し、次にできれば障害者本人にも説明してください。」
と言っているように読める。
いきなり、介助者や家族に対して説明するのではなく、まず、本人に対してさまざまな手段を使用して説明し、理解してもらうよう努め、それがどうしても困難な場合に、介助者や家族の支援を得ながら本人に説明するというのが本来のやり方ではないだろうか。
何も知らない一般の人がこれを読むと、障害者本人に説明しなくとも、介助者や家族に対して説明すればいいという間違った理解をしてしまう恐れがあるのではないか。
障害者の権利擁護を進める官庁である厚生労働省がこのような文章を書いたことに驚いている。
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