フェルトの作り方 写真の下から順番になっています。
フェルトは、羊の原毛を、石けん水と手でこすって作る、頑丈な不織布。織り機や編み棒を使わないで、織り上げる、大昔から人間が作り上げ、生活の一部として活用している、ハンドクラフト(手工芸品)です。
だれでも、子どもも大人も作ることができます。手順を簡単に言うと、
@原毛を並べる、敷き詰める、重ねる
A石けん水をかけれ、ぬらす、湿らせる
Bやさしくこする すると、原毛の繊維が絡み合って、ぐんぐんくっつき、縮む
C棒に巻きつけ、プチプチで巻いて、ごろごろころがす、ローリング
すると、もっともっと縮んで、完成
この工程で、しんかりとした布や立体作品になります。
写真は、下から、左側 ふわふわの原毛を敷いたところと 右側 濡らしてこすり、シートになったところ。
下から2番目は、石けん水をかけて、こすっているところ。
下から3難目は、そうして作った シート状の薄いフェルト(プレフェルトと言います)を、模様にするために、好きな形に切ったもの です。いろんな色の原毛を並べると、とてもカラフルになります。
そして、一番上の写真は、協同製作えおをした、大きな敷物か壁掛け。大きなフェルトの分厚いシートに、色とりどりのプレフェルトで作った手形をこすってくっつけ、その後にローリングをたくさんして、完成した物です。文字だって、絵だって、フェルトで作ることができますよ。(予告Aに続く)