御前崎でのシーバード贈呈式&渚の交番会議&御前崎スマイルプロジェクト設立総会 [2012年07月20日(Fri)]
2012年7月14日(土)に、静岡県御前崎市で、シーバードの水上バイク贈呈式、御前崎渚の交番会議、一般社団法人御前崎スマイルプロジェクトの設立総会が開催されました。
<贈呈式の先立ちマリンパーク御前崎の海開きセレモニーが開催されました> 御前崎では、地域と海のつながりをつくり、編み直す「渚の交番プロジェクト」を推進すべく、2008年度より中核となる拠点の整備実現に向けて、日本プロウィンドサーファー協会(以下、JPWA)や御前崎市観光協会等と連携して事業に取り組んできました。 2012年度からは、この渚の交番に加えて、「シーバードプロジェクト」もスタートしました。このシーバードプロジェクトとは、水上バイクを軸として、地域と海のつながりや海の関係者同士のつながりを広げることで、縦割りの壁を超えて、多様な関係者が分野横断的に関わり、次世代に海を引き継ぐために、海の課題の解決を目指すプロジェクトです。 <贈呈式では水上バイクを使ったマリンレジャーの活動も紹介> 2010年度には沿岸地域の安全パトロールのための青パト、2011年度には海水浴場等のビーチの清掃を行うためのホイールローダー、そして2012年度は渚や海上の安全パトロールやレスキューさらには子どもたちへの親水、海洋教育機会を提供するための水上バイクを、日本財団の助成事業により配備してきました。 青パト、ホイールローダー、水上バイクとそろうことで、地域と海のつながりにおいては欠かせない安全、安心を、陸上〜ビーチ〜海上と、陸から海まで横断的に取り組むことが可能となりました。 さらに、今回の贈呈式にあわせて菊川警察署からJPWAに対し、青パトによるパトロール活動への委嘱状が手渡され、公式に公的機関と連携した取り組みへと発展しました。 <菊川警察署からの青パト委嘱状を受け取るJPWAの石原理事長> 贈呈式には、石原茂雄御前崎市長をはじめとする市の関係者、安全に携わる警察、消防、海保という公的機関がそろい踏み。いよいよ、JPWAを中心とする民間の活動と公的機関の連携が、警察、消防、海保という分野を超え、さらには陸〜ビーチ〜海上という地理的壁も超えて取り組まれる体制が整いました。 <シーバードの贈呈式では水上バイクを前に記念撮影> 同日の午後に開催された渚の交番会議では、市、市議、観光協会、警察、海保、商工会、漁協等の多様な地元関係者が出席したことに加え、全国初となる宮崎の青島で渚の交番の運営をされている宮崎ライフセービングクラブの藤田さん、シーバードプロジェクトの幹事団体であるウォーターリスクマネジメント協会の今西さん、パーソナルウォータークラフト安全協会の小林さんも出席され、活発な意見交換が行われました。 <渚の交番会議の模様> さらに、同日の夕方からは、今後、御前崎の渚の交番の運営主体となる一般社団法人御前崎スマイルプロジェクトの設立総会が開催されました。この総会には、顧問である御前崎市長や市議議長をはじめ、観光協会、商工会、漁協等、渚の交番の推進において中心的な役割を果たす地元の関係者が多数出席されました。 <御前崎スマイルプロジェクトの設立総会で記念撮影> JPWAの理事長でもあり、御前崎スマイルプロジェクトの理事長にもなる石原智央さんが設立宣言(とってもただたどしかったですが(笑)、とっても思いのこもった熱いメッセージでした)をされました。私自身も御前崎のプロジェクトに関わって約3年。一時は断念もやむを得ないかと思いましたが、ここまでの体制が整い、話が進んできたことがとても感慨深いものがありました。 さぁ、御前崎もいよいよこれからです!! |