昨日、
かわさき市民活動センターさん主催による市民活動スキルアップセミナーで講師を務めました。
2010年初、久しぶりの講師ということで、ちょっと不安もありましたが、なんとか無事に終了しました。ご参加いただいたみなさん、主催いただいたセンターのみなさん、貴重の機会をどうもありがとうございました。
ということで、簡単にレポートをお送りします。
<レポート:市民活動スキルアップセミナー@川崎>■講座のレジュメ○パワポ
○助成金活用マニュアル
■参加人数12名(男性3名、助成9名)
■質疑応答Q.申請書式で書きにくい項目があった場合はどうしたらよいか?項目を変えてしまってもよいのか?
A.基本的には項目に沿って書くこと。
書式は助成する側がそれなりのこだわりをもって作成している「知りたい情報」なので、書式に沿わないということは、助成する側が知りたいことに答えないことにもなってしまう。
また、厳しい場合は書式を守ってないということだけで不採択になってしまう場合もあるので注意が必要。
Q.自己負担について知りたい。対象外経費を自己負担するということなのか?
A.少し意味が異なる。
たとえば、事業に必要な総額を100、対象外経費が20、対象となる経費が80とした場合。
対象外経費20は予算書の中に入れること自体ができません。
そして、対象となる経費80のうちいくらかを自分たちのお金で負担してください(たとえば2割を自己負担であれば16)というのが自己負担という意味。
Q.人件費と諸謝金の違いは?
A.人件費はスタッフ(団体のメンバー)に関わる経費、諸謝金は外部の人(講師など)に関わる経費。
Q.事前相談で会いに行くことはできるのか?
A.できる。
近場で会いに行くのが困難でない場合はできるだけ会いに行くことをお勧めする。
電話よりも会うことで相手に伝えられることは多いので、よりよい関係性を築きやすいので。
Q.予算書の精度はどれくらい?
A.助成制度によって異なる。
数万円の助成金であれば10円単位の精度を求められることが多いし、百万円の助成金であれば100円単位の精度を求められたりする。
募集要項をよく確認することと、わからない場合は事前相談で確認すること。
Q.以前に、付属資料を出したらその情報によって不採択にされたことがあるが、情報の出し方はどうしたらよいか?
A.(気持はわかるが)基本的には情報はしっかりとありのままに出すことが一番。
たしかに、実績を書きすぎると不採択にされたりする場合もあるかもしれないが、だからといって情報を隠してまで助成金を取りに行くことはいい姿勢ではない。
むしろ、自分たちの実態や体力・レベルにあった助成金をしっかりと前向きに取りに行くことを通じて成長を目指すポジティブ姿勢でがんばってもらいたい。
■講座の模様○後半のワークの模様
以上