【案内】第2回 日本財団 東京大学海洋アライアンス 共同シンポジウム「食卓に迫る危機−次世代に海を引き継ぐために−」 [2009年12月09日(Wed)]
みなさんは、少し前に、
ワシントン条約に基づきクロマグロ4割削減 というニュースが新聞やテレビを賑わしたのを覚えてますでしょうか? <主要ニュース> ・大西洋クロマグロ 2010年産の漁獲枠を4割削減へ(朝日新聞2009年11月16日) ・大西洋・地中海のクロマグロ、漁獲枠4割減 ICCAT合意(日本経済新聞2009年11月16日) ・「国が救済措置を」 クロマグロ漁獲枠4割削減(河北新報2009年11月22日) ・クロマグロ 資源保護待ったなし(信濃毎日新聞2009年11月17日) 実は、私自身も不勉強なことに、最初に聞いたときには「なんでワシントン条約でマグロなの?」とピンときませんでした。 だって、ワシントン条約といえば、象牙やワニ皮なんかの希少動物あるいは絶滅が危惧される動物の取引規制ってイメージですよね。 そんなワシントン条約になんでお魚が、しかも日本人が大好きでどこにでも溢れかえっているマグロが関係するの???という感じでした。 そこでワシントン条約について調べてみると・・・ ワシントン条約は1973年に米国ワシントンで決められた国際条約で、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」というのが正式名称です。 ○ワシントン条約の詳細はこちら(経済産業省のホームページ) その名称の通り、絶滅が心配される動植物の国際取引を規制するという条約なんですね。だから、象牙やワニ皮のイメージというのは間違ってはいないわけです。 では、なぜクロマグロなの?? ということになりますが、つまりは、クロマグロも「絶滅が危惧されている動植物の一つ」である、ということなんですね。 でも、これだけマグロが街中に溢れかえっている日本では、やっぱりピンときませんよねぇ・・・ そんなピンとこないあなた、ぜひ12月11日のこのシンポジウムに来て下さい! このシンポジウムに来てみれば、きっと食卓でマグロに向かい合ったときに見る目が変わりますよ。 参加のお申し込みはこちら(東大海洋アライアンスのホームページ)からどうぞ ![]() <ご案内> 第2回 日本財団 東京大学海洋アライアンス 共同シンポジウム 食卓に迫る危機 −次世代に海を引き継ぐために− 日時:2009年12月11日(金)13:30 - 16:45 場所:日本財団ビル1Fホール「バウルーム」 東京都港区赤坂1-2-2(地図はこちら) 参加費:無料 主催: 東京大学 海洋アライアンス,日本財団 【プログラム】 司会 坂本咲子(オフィスサッキー) 13:30-13:40 開会挨拶 長光正純 日本財団常務理事 磯部雅彦 東京大学副学長 13:40-13:50 シンポジウム趣旨説明 木暮一啓 東京大学海洋研究所教授 海洋アライアンス副機構長 13:50-14:30 問題提起 (1)ウナギ養殖業の現場から(13:50-14:10) 大岡宗弘 日本養鰻漁業協同組合連合会会長 (2)水産物国際市場の動向(14:10-14:30) 林 弘二 (株)双日 水産担当 14:30-14:50 講演 (1)マグロとウナギの科学最前線:分かっていること、いないこと(14:30-14:50) 石塚吉生 (独)水産総合研究センター 理事 (2)ワシントン条約と水産物(14:50-15:10) 金子与止男 岩手県立大学総合政策学部教授 (3)食卓の魚が絶滅危惧種に?(15:10-15:40) 黒倉壽 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 15:40-15:50 休憩 15:50-16:40 パネル討論(50分) パネリスト(アイウエオ順) 石塚吉生 (独)水産総合研究センター 理事 大岡宗弘 日本養鰻漁業協同組合連合会会長 奥脇直也 東京大学大学院法学政治学研究科教授 金子与止男 岩手県立大学総合政策学部教授 黒倉壽 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 林 弘二 ((株)双日 水産担当バイスプレジデント 16:40-16:45 閉会挨拶 浦 環 東京大学生産技術研究所教授 海洋アライアンス機構長 |