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ビッグイシューの本郷三丁目販売者の藤田さん [2009年02月11日(Wed)]
今日、妻にビッグイシューのことを話したら、「前から街角で見かけるけどなんとなく一人では声かけられないから一緒に買いに行こう」ということになり、本郷三丁目の交差点まで。

そこで「一冊くださいな」と声をかけて妻が300円を渡し、ついでに「世界一あたたかい人生相談もあります?」って聞いたら、今日はもってないんですよぉとのこと。

でも「今度持ってきますけどぉ。あーでも次いつ会えるかわからないかぁ。あっ、もう本屋さんでも売ってるんですよぉ」なんて説明してくれたりして、少し会話をして帰ってきました。

そして買ってきた2009年2月1日の112号(Enyaが表紙)をさっそく読んだらビックリ!

なんと、今回の販売者の紹介(31ページ)に搭乗していたのが、さっき話してた人だったんです。本郷三丁目の交差点の販売者さん、藤田さんっていうんですね。

自分と同じ35歳と書いてあってまたビックリ!

不思議なご縁ってあるんですねぇ。
【レポート】地域でCSR・SRをすすめるためのセミナーin広島(2009年2月10日開催) [2009年02月11日(Wed)]
昨日、広島県広島市で、ひろしまNPOセンターさん主催により、

地域でCSR・SRをすすめるためのセミナーin広島
「地域の会社が本気でCSRをしなきゃいけない10の理由」


が開催されました。

このセミナーには、18名(荻上カウントで)の方にご参加いただきました。
みなさま、どうもありがとうございました!

【一言】
今回の講座で事例発表いただいた重富寛さんが、なんと次の日にCANPANブログを開設してくださいました!

重富さんのブログ
PTA会長の徒然日記

これまで各地でCSRセミナーを開催してきましたが、こんなに速効でご縁が広がったのはたぶん初めてです。感謝感謝!


【レポート】
地域でCSR・SRをすすめるためのセミナーin広島
「地域の会社が本気でCSRをしなきゃいけない10の理由」


■講義「地域の会社が本気でCSRしなきゃいけない10の理由」
川北秀人さん(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]



○CSRレポートについて
・日本の企業でCSRレポートを出しているのは1000社くらい。
・CSRレポートを読むときには、まずは目次に目を通してほしい。その企業がレポートで何を伝えようとしているのかが分かる。
・パンフとレポートの違いは何か?パンフは自分たちに都合が良いことだけ書けばよいが、レポートは不都合なことも書く必要がある。
・CSRレポートの末尾には第三者意見がある場合がある。
・監査と第三者意見の違いは何か?監査は報告内容の正否を問うが、第三者意見は取り組みそのものについて問うもの。
・前年度の第三者意見に対して、翌年度にどう取り組めたのかの回答も求めている。

○CSRとは?
・CSRは社会責任全般のことで社会貢献活動ではない。
・CSR活動は×(頭痛が痛いというの一緒)、CSRの取り組みが○。
・CSRは企業の社会における全ての責任のこと。社会的(っぽい)責任ではない。
・大きな会社には大きな期待と責任が、小さな会社にも小さな期待と責任が。すべての会社に責任があるということであり、できるできないという話ではない。
・CSRは、地域の企業が地域で生き残るために必要な、すべてのこと。
・船場吉兆や赤福も、法律違反が問題だったのではなく、消費者の信頼を裏切ったことが社会問題になった。
・なぜ障害者を雇用するのか?社会貢献のためではなく、それが自社の利益につながり、生き残ることに必要だと判断したため。
・リーバイスは途上国で児童労働の問題が起きたときに、法律を超えた対応(教育機会の提供)をした。
・一方でナイキは、児童労働しない宣言をしたが、翌年に監査を行ったらまだそのままだったので、不買運動が広がった。

○法律を超えた社会責任を果たす
・法律の変化よりも社会の変化の方が早い。
・安全であることを主張しても安心に結びつくとは限らない。安心はお互いの関係性に基づくもの。
・対話を通じて責任範囲を確認し、期待に応えていく。
・お互いの関係性を築くためにも、不都合なことも含めて日頃から情報開示していくことが必要。
・社会変化の激しい時代だからこそ、まずはしっかりと守りのCSR(華やかさがないが大事なこと)に取り組む。

○CSRからSRへ(ISO26000)
・ISO26000が2010年に発効予定。
・CSRからSR(すべての組織の社会責任)へ。
・産業界、NPO、消費者、労働者の代表が策定に参加している。
・自主目標設定、自主取り組み、自主開示して社会に評価、という自主性を基本とするガイドライン。
・この自主性という考え方は、日本の産業界が提案したこと。だからこそ、自信を持って、責任を持って向き合ってもらいたい。
・NPO自身も社会責任を果たしているのか?が問われる時代がやってくる。
・ISOの範囲はとてつもなく広い。

○本気でCSRしなきゃいけない10の理由
・守りのCSR(それをしないと会社の持続が危うくなる)と攻めのCSR(それをすることで会社の強みを高めることができる)。
・ユニクロの障害者雇用率は7.3%。これは法律を超えた取り組み。
・CSRで大事なことの一つが関係者の関係性を良い状態で維持すること。そして、この関係性は中小企業ほどCSRは取り組みやすい。
・自治体も本気でSRに取り組まないと生き残れない。(暮らしやすい、働きやすい、育ちやすいまちとそうでないまちの差が大きくなる)

○どう始めるか?どう進めるか?
・CSRは小さな会社ほど関係者が少ないので取り組みを始めやすい。
・まずは本業の基盤の強化、持続性向上につながるところに目を向ける。
・日本でもっとも進んだ取り組みをしているのはデンソー。デンソーは現場で小集団活動がきちんと機能しているから。
・CSRは伊達や酔狂で取り組むものではなく、本業を守り抜くために取り組むもの。
・千葉県の大里綜合管理の取り組みや山口県のミチガミ医院の取り組み。
・朝日酒造(久保田)の取り組みも社員自らが始めみんなで取り組んでいる。
・ただし、これは自然保護が目的ではなく、久保田というブランドを存続していくために自然保護が必要だったから。
・運送会社でのエコ安全ドライブの取り組み。エコドライブに取り組んだら、結果的に事故が半分に減った。そして事故が減ったので保険料が大幅に下がった。
・本業をいかに生きながらえさせるかが柱になり、そのために従業員が本気で取り組める。
・同業他社と一緒に取り組むこと、あるいは地域の他者と一緒に取り組むことで、結果的にお互いの利益や存続につながることもある。
・企業は地域のNPOのユーザーになってもらいたい。


■事例報告その1「地域の企業のCSR実践事例」
森浩昭さん(料亭久里川

僕らのアトリエの取り組み紹介
・「誰も損をしない福祉」を目指す。
・個々の事業よりも作業所と企業をお互いに得する形でつなぐコーディネートが重要。


■事例報告その2「地域の企業のCSR実践事例」
重富寛さん(居酒屋 四斗平

・PTAに関わり、現在は広島市のPTA会長をしている。
・お父さんの地域活動への参加があまりにも少ない。


■話題提供「地域の企業のCSR推進を応援するウェブサイトのご紹介」
荻上健太郎日本財団CANPAN運営事務局)


■ワークショップ(身の丈からCSRを実践するために世界一簡単なSRレポートをつくってみよう!)
○個人ワーク
・A3用紙を二つ折りし、1枚目の上半分「社名(団体名)、企業理念・行動原則、事業概要、事業の経緯」、2枚目の下半分に「安全に関する、これまでの取り組み、今後の取り組み」、裏の上半分に「人権・健康に関する、これまでの取り組み、今後の取り組み」、裏の下半分に「環境に関する、これまでの取り組み、今後の取り組み」を書いてみる。

○グループワーク
・他社・他者のつくったレポートを読んで、第三者意見を書いてみよう。
・付箋(企業の方:緑、市民団体の方:ピンク、行政の方:黄色)に「助言・提案」「気付きを与える質問」を書く。
・もらった付箋をもとに意見交換(=ステークホルダーダイアローグ)。



■質疑応答
Q.NPOでCSRレポートをつくる場合、環境、人権、安全が柱になるのか?
A.中小企業向けの柱であるこの「環境・人権・安全」はNPOがレポートする場合も柱になる。
イベントを開催する際の安全対策や会議の際の健康配慮などは中小企業のCSRと似ているもの。
レポートはパンフレットではないということをもう一度思い出してほしい。

Q.山村では木材がたくさんあるのに売れない。この木材をつかって省エネの推進に取りくんでもらえないか?
A.課題はペレットストーブと同じく火力の調整の難しさ。
この火力調整が簡単にできるようになれば普及ももっと進みやすくなる。

Q.CO2の削減などの算出はどうやっているのか?
A.算出のための係数が色々ある。
この係数を使って算出するのが一般的。
たまに自社独自の計算方法をしている場合は、その係数を開示する必要がある。

Q.定量的なものと定性的なものがあるが、定性的なものはどう表現すればよい?
A.非常に大事な視点。
例えば社会貢献については定量化するのが難しい。
評価にはアセスメント、エバリュエーション、エスティメーションの3手法がある。
3手法のどれでも、数える、比べる、尋ねるの3つを行えば多くの場合は意味のある定量化ができる。

○川北さんからコメント
・2010年にCOP10が名古屋で開催。
・COP10の注目点は、生物多様性に関する「名古屋目標」「遺伝子資源へのアクセス権」。
・生物多様性は、企業活動と密接に関連している。原材料の確保など。
・羊羹の虎屋はWWFの会員。なぜか?「虎」屋だから。もう一つの理由は羊羹の原材料が「大豆」と「寒天」。温暖化するとこの原材料が国産でまかなえなくなる。
・清水寺は200年後の木材を確保するために森林を買っている。
・BOOK OFFとJENのBOOK MAGICは社会貢献ではない。本業としての本の仕入れのため。
・CSRは社会貢献ではない。本業を持続させていくため。

■開催要項
開催要項はこちら(PDFファイル)

以上
2009年2月11日 今日の空 [2009年02月11日(Wed)]
今朝は広島駅前の空模様です。

昨日に引き続きまずまずのお天気になりそうです。

今日は建国記念の日ですね。

でも、よく考えるとなんで2月11日が建国記念の日なのか知らなかったりします。
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