【レポート】SIX2019 Conference〜技が共創し、藝があつまる〜(2019年3月4日開催) [2019年03月05日(Tue)]
2019年3月4日(月)に株式会社ABEJA主催で開催された「SIX2019 Conference〜技が共創し、藝があつまる〜」に参加しました。
今回は一部のセッションしか参加できませんでしたが、一番聞きたかった「EngineerからTechnopreneurへ 〜AI時代における21世紀のリーダーシップ論〜」のセッションを聞くことができましたので、備忘録的なメモをアップします。 このセッションのキーワードは「テクノプレナーシップの鍵はリベラルアーツ」です。 【レポート:SIX2019 Conference〜技が共創し、藝があつまる〜(2019年3月4日開催)】 EngineerからTechnopreneurへ 〜AI時代における21世紀のリーダーシップ論〜 山口 周 氏(コーンフェリー・ヘイグループ) 野田 智義 氏(特定非営利活動法人アイ・エス・エル創設者/大学院大学至善館 理事長) 岡田 陽介(株式会社ABEJA代表取締役社長) 大林 寛 氏(株式会社オーバーキャスト代表) ・テクノプレナーシップ。 ・テクノロジーだけでなく、リベラルアーツの重要性。 ・見えない世界を見る。 ・リベラルアーツ、デザイン、イノベーションの親和性は高い。 ・その源泉がヒューマ二ティ。 ・リベラルアーツとはなにか? ・ヒューマニティとは人間性。 ・人はなぜ生きているのか? ・人間性を問い続けることの重要性。 ・分析していても批判の材料はたくさん出てくるが、実現はできない。 ・妄想と具現化。 ・リベラルアーツの講演を依頼されるが、よくわからないとも言われる。 ・伝え方の工夫。 ・リベラルアーツは教養ではない。 ・リベラルアーツは未来を洞察するスキル教育。 ・戦略、経営、経済では切れない、切り取れない、そこを切り取っていく。 ・リベラルとは、何からの自由なのか? ・常識からの自由。 ・例えば歴史を知っていれば、今目の前の常識が、局所的な常識でしかないことに気がつく。 ・正解が分かっているものを解くのは簡単。 ・美術のように正解がないものは難しい。 ・未来を妄想する力を身につけていく。 ・エンジニアリングのようにはっきりしていない。 ・はっきりしないギャップを埋めていくのがリベラルアーツ。 ・日本の教育のように、暗記中心でアプローチするとうまくいかない。 ・人間の自由という概念も、近代ヨーロッパで。 ・人間の欲望、矛盾、葛藤などと向き合い、人間を理解しようという欲望に向かっていく。 ・コネクティング・ザ・ドッツ。 ・数学が大好きだったが、将来役に立つと思って勉強してことはない。 ・戦略系コンサルティングも哲学系もしくは理系出身者に成功する人が多い。 ・阻害=システムが人をコントロールするようになる。 ・その阻害が見えてしまうときがある。 ・リベラルアーツを勉強しようと思ったわけではなく、その時、その時の興味関心。 ・仏教的向き合い方の中で育ってきた。 ・自分を理解し、他者を理解し、人間で構成される社会を理解する。 ・フレームワークを持っていない自分という葛藤と向き合ってきた。 ・大人になって矛盾と出会ったときに、その理不尽さと向き合う際に、リベラルアーツが背中を押してくれる。 ・日本の教育は、人間というものを見るOSをインストールしてくれない。 ・シリコンバレーには、リベラルアーツ的なカルチャー、空気感がある。 ・テクノロジーをどうやって社会実装するのか?そこにワクワクするアントレプレナーが多い ・お金持ちが目的ではない人が多い。 ・リベラルアーツを考え抜く、実践していかないといけない。 ・リベラルアーツとリーダーシップ。 ・初対面の人のことを知りたいと思ったら、3分間で何を聞くか? ・属性情報よりも、心を動かされた記憶を聞く方が、 ・あるいは、集団としての人間を理解したいと思った時に、どのようなコンテンツをインプットすると効率的か? ・やはり、心を動かされた記憶を聞く方がよい。 ・日本におけるリーダーシップの定義は誤解がある。 ・人をリードし、ベクトルを合わせ、導くという定義が多い。 ・初めは誰もついて来てくれないから、リードのしようがない。 ・まずはリード・ザ・セルフ。 ・ほかの人には見えない未来を見る。 ・自分の夢や志が、みんなの夢や志になる。 ・自分に問う際に、リベラルアーツが助けてくれる。 ・共感性(価値観の共鳴)がないといけない。 ・価値観には、真善美に関する個々の定義がある。 ・リベラルアーツを1枚の絵で表すと? ・ピカソのポートレートの変遷。 ・見たものを、頭の中で咀嚼し、ポートレートとしてアウトプットする。 ・未来をデッサンする、見えないものを見る力。 ・訓練も重要。 ・ゴーギャンの絵。 ・リベラルアーツとは、問いを発する力。 ・フェアライト(1970年代後半) ・コンピューターの歴史はよく整理されているが、コンピューターの利用用途の歴史はあまり整理されていない。 ・豊かさとテクノロジーを掛け合わせたものは、思ったほど多くない。 ・アートや音楽は世の中の格差が前提にあり、発展してきた。 ・フェアライトの登場により、音楽が民主化された。 ・テクノロジーが人の豊かさを押し進める。 ・マルセル・デュシャンがチェスをしている写真。 ・デュシャンは盤の美しさにこだわってチェスをしていた。 ・文喫@六本木でEKRITS ROPPONGIを開催中。 ・仕事選びのアートとサイエンス(新刊)。 ・トークイベント「リベラルアーツとMBA」(3月8日) 以上 |