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【レポート】事業を継続させるコツとは!?NPOのための自主財源力向上セミナーin京都(2009年3月24日開催) [2009年03月25日(Wed)]
昨日、京都府京都市で、きょうとNPOセンターさん主催により、

事業を継続させるコツとは!?
NPOのための自主財源力向上セミナーin京都


が開催されました。

このセミナーには、19名(荻上カウントで)の方にご参加いただきました。
みなさま、どうもありがとうございました!

今回は、「自主財源力向上」をテーマに、私には「助成金終了後の資金調達力向上」というお題をいただきました。

正直むずかしいお題です。

でも、正直なとことの結論としては、

「助成金終了後に資金調達力を向上するには、助成金申請前から資金調達力を向上する計画を立てないとだめ。」
「つまり、つきつめると自分たちしだいです。」
「でも、助成する側とうまくつきあえば、同じ助成金でも得られるものは必ず大きくなる。」

ということかなぁと思い、いろいろとお話させていただきました。

また、今回はBrainHumanityの能島裕介さんとの競演となりました。

私は助成する側の立場から、能島さんは資金調達をする側の立場から、というセミナー構成になりました。

この手のお題のセミナーの場合、私が一人で助成金関連の話をする場合が多いので、今回のように資金調達する側の立場の方と競演できるのは、とてもいい勉強になりました。

それでは、こセミナーのレポートをお送りします。

【レポート】
■セミナーで発表した資料


■能島裕介の講義から
○なぜ財務戦略が必要なのか?
・与えられた経営資源の効果を最大化するため。
・100万円の助成金で80万円の効果しか出せないのであれば助成する意味がない。
・事業を安定、継続させるため。
・事業に公益性(ニーズ)があるのであれば、財務上の失敗で事業がなくなる
・ストック(どれだけ資産をもつこと)よりもフロー(資産を回すこと)を重視する。
・財務戦略をしっかりし、経営資源の効果を最大化し、事業を安定、継続させることはNPOの社会的責任。

○収入のポートフォリオ戦略
・収入構造は団体の成長に応じて変化していくもの。
・成長戦略と収入戦略は表裏一体のもの。
・創設期は助成金を活用しながらも、自己資金調達力を高めることをちゃんと考えることが重要。
・収入は増やせばいいというものではない。増えた事業費をまかなえる管理費の調達が必要。
・助成金の多くは人件費が出ないので、助成金を多くとれば取るほど経営が苦しくなる。

○自主財源力を向上のために
・自主財源力の向上は自主財源額を高めること。
・自主財源率の向上は自主財源力の向上とは異なる。(収入総額が減れば自主財源率は高まるから)
・会費、寄付、事業収入のどの自主財源を増やすのかは、団体によって異なる。

○プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント
・「組織に営利/非営利の区分はあっても、事業には区分がない」(by加藤哲夫氏)
・営利だからどうこう、非営利だからどうこうという区別は幻想にすぎない。
・多くの場合は営利企業と同じ市場で戦わないといけない。
・子ども向けのキャンプ事業をやってるNPOなら、ライバルはディズニーランド。
・経営資源には限りがあるので、全ての事業を実施し、継続することはできない。
・経営資源に限りがあるからこそ、「成長性と収益性」「ミッション性と収益性」の二つのポートフォリオで判断をする。

○NPOの財務戦略
・多様な資金源をうまく組み合わせて上手に活かすること。
・何にいくら必要なのかを明確に試算する。
・目標なくして実現なし。
・資金を稼ぐのは団体の維持ではない、社会を変革するために必要な事業を実施するために資金を稼ぐ。
・ミッションとの整合性なくしてNPOはなし。


■セミナーの模様
○主催者からのごあいさつ


○能島さんも熱くお話されました


■開催要項
開催要項はこちら

以上
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