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社会保険料支払い時の処理[2020年03月08日(Sun)]
給料から預かった社会保険料を毎月、支払(引落)
するときの処理について、間違いが多いので、
しっかりと内容を確認します。

社会保険料の仕組みを知っていないと処理ができません。
社会保険料は「本人負担分」と「事業主負担分」の合計を
翌月末に支払いします。

たとえば、4月分は5月末に支払します。
5月末に支払う額の内訳は、次のように、
AAA円+BBB円+CC円の合計額です。

4月分 本人負担額 AAA円
4月分 事業主負担額 BBB円
    事業主負担額(子ども子育て拠出金)CC円

ここで、本人負担額AAA円と、事業主負担額BBB円は
必ず、同額となります。
CC円=子ども子育て拠出金は、標準報酬月額×0.34%です。
(2020年3月現在)

注意するべきなのは「標準報酬月額」を把握しておくことです。
その月の給与の額ではありませんので、気を付けましょう。

NO173.png

この事例の場合には、4月分本人負担額は、
9633円+1643円+17385円=28661円です。
この松田さんの標準報酬月額は、190,000円です。

したがって、5月末に納付する金額は、
本人負担額 28661円
事業主負担額 28661円
子ども子育て拠出金 646円(19万×0.34%)
合計 57,968円 です。

年金事務所から届く「引落お知らせ」は、かならず、
この金額と一致します。
人数が増えると、端数1円、2円は、切上げ、切捨ての関係で
金額に違いがでますが、100円以上の違いが出る場合は、
給与からの預かり額に、間違いがある可能性があるので
確認する必要があります。

勘定科目は、以下の2つに分かれます。

本人負担額は、預り金ー社会保険料
事業主負担額は、法定福利費 

NO175.png

振替伝票にすると、以下のようになります。

NO176.png



給料の処理 − 社会保険料の控除[2020年03月08日(Sun)]
ここでは、正規職員への給料の支払で
税金や社会保険、雇用保険などを控除して支払った
場合の仕訳について考えてみます。

条件
*給料と通勤交通費を払っている
*社会保険料を控除している
*雇用保険料を控除している
*源泉所得税を控除している

給料の会計処理をする際に大切なことは、
控除する内容が、それぞれ、
「何月分」であるか、ということです。

今回の事例は、
労働期間は、4月21日ー5月20日
5月分給料を、5月末に支払します。

NO172.png

この時に控除する「〇月分」は、
それぞれの法律によって一般的なものと、
法人の給与規程によって違うものがあります。

1)社会保険料
通常は、前月分を徴収します。
理由は、社会保険料の納付が、翌月末のため、
納付日にできるかぎり近い給与支払時に預かるためです。

4月分の社会保険料の納付は、5月末です。
したがって、5月末支給の給与から預かれば、
預かって同日に納付することになります。

2)雇用保険料
基本的に「締め日基準」です。締め日の月で考えますので
この例であれば5月分の雇用保険料です。
もし、5月20日締めで、6月10日支払給与でも、
締め日は、5月20日ですので、5月分雇用保険料です。

3)源泉所得税
源泉所得税は、「支払日基準」です。
この「支払日」は、「給料の支払日」です。
(税金の納付日ではありません)
したがって、この事例の給料は5月31日に支払いを
しますので、5月分です。

もし、この給料の支払日が、6月10日であれば、
締め日は5月20日であっても、源泉所得税は、支払日基準
なので、6月分の源泉所得税となります。

社会保険料、雇用保険料、源泉所得税、
それぞれに考え方が違うので、自法人ではどうなっているか
きちんと確認しましょう。

5月労働の給料だから、すべて5月分、という勘違いをしている
人が多く見かけられますので、注意しましょう。


出納帳の記帳の場合には以下のようになります。

NO174.png

給料の伝票を「振替伝票」で書くと以下のようになります。

NO173.png

出納帳や伝票を書く時、また、会計ソフトへ入力するときに、
かならず、社会保険料、雇用保険料、源泉所得税がそれぞれ
「〇月分」であるかと、確認しましょう。
給料の処理(超初心者編)− 雇用保険料のみ控除[2020年02月29日(Sat)]
給料を支払った時の処理は、内容によって
いくつかの方法があります。
ここでは、以下の条件のときの
「超初心者向け処理方法」を説明します。

条件
*給料から税金は引いていない
*交通費を一緒に払っている
*雇用保険料を控除している

給料と交通費の合計から、雇用保険料だけ控除して
現金で本人に渡した場合を考えてみます。
5月31日に払った給料明細です。

NO166.png


現金出納帳に書く時は、次のように考えて書きます。

「給料76,000円と、交通費6,720円を、松田さんに支払い、
すぐに、松田さんから雇用保険料248円を預かった。」

NO167.png

このように3行にわけて書くことで、それぞれの項目の金額が
正しく表記されます。

「雇用保険料」は、本人負担額を給料から1年間預かります。
そして、1年に1回、労働保険料を支払うときに、
「本人から預かった分」と「法人が負担すべき金額」を
合計して、支払します。

したがって、給料から預かるときに、預り金(雇用保険料)に
することもあります。
ただし、決算時、もしくは労働保険を支払う際に、預り金を
法定福利費に振り替える処理をします。

初心者のうちは、預かったときに「法定福利費」で処理を
しておくほうが、容易でしょう。結果は同じです。
また、NPO法人の場合には、実施している事業ごとに
会計を区分することが多いため、給料から預かるときには
法定福利費にしておく方が、決算時の作業が助かります。

会計ソフトの場合は、このように3行にわけて入力します。

給料の処理(超初心者編)− 昼食代のみ控除[2020年02月29日(Sat)]
給料を支払った時の処理は、内容によって
いくつかの方法があります。
ここでは、以下の条件のときの
「超初心者向け処理方法」を説明します。

条件
*給料から税金は引いていない
*交通費を一緒に払っている
*社会保険料・雇用保険料は引いていない
*昼食代を給料から引いている

給料と交通費の合計から、昼食代だけ控除して
現金で本人に渡した場合を考えてみます。
5月31日に払った給料明細です。

NO157.png


現金で支払ったので、現金出納帳に書きます。
このときに、39760円、と書かないように!
このように書いてしまうと、給料の金額が39760円に
なってしまいます。

NO158.png


現金出納帳に書く時は、次のように考えて書きます。

「給料38,000円と、交通費3,360円を、松田さんに支払い、
すぐに、松田さんから昼食代1,600円を、もらった。」

NO159.png


このように3行にわけて書くことで、それぞれの項目の金額が
正しく表記されます。

会計ソフトを使う場合は、3行にわけて入力します。
税金を還付したとき(年末調整)[2020年01月08日(Wed)]
年末調整を終えて、スタッフ個人個人に
所得税を還付することがあります。

そのときの「還付額」の勘定科目について
悩む方が多いかもしれません。

勘定科目を何にすべきか、は、
「還付額」が、何なのか、ということになります。

年末調整、というのは、スタッフそれぞれの
年間の給与額を確定させて、それに対する
「正しい年税額」を計算する作業です。

この「正しい年税額」と、1年間給与から
控除して(預かって)きた年税額とを、比較して、
多く預かり過ぎていたら、本人に返金、
預り額が足りなければ、追加で預かる、という
作業をします。

そのときの、返金、あるいは、追加徴収
する額を指して「還付額」といいます。

つまり、この還付額は、源泉所得税です。
したがって、返金するときも、追加徴収するときも、
「預り金」で処理をします。


ここで「えっ、すでに税務署に納税して残っていない
のに、本人に返金するの?」とか思う人もあるかも
しれませんね。

そうなんです。すでに一年間、納税してしまっている
のに、スタッフに返金したら、法人としては、
「支払ばかり」になってしまいますね。

でも安心してください。支払ばかりになるのではなく、
還付した金額は、翌月以降に納付する金額と相殺を
することで、税務署から返してもらうことになるのです。
給与から預かった源泉所得税の納付[2020年01月08日(Wed)]
給与から預かった源泉所得税を
納付するときに処理(勘定科目)を
間違っていることが多くあります。

税金を払うのは租税公課だと思い込んで
いる人も多いかもしれませんが、
「源泉所得税」は、租税公課ではありません。

そもそも、源泉所得税、というのは、
所得に応じて、個人が国に納める税金を、
法人(会社)が、給料を払うときに、
預かっておいて、代わりに納める、ものです。

法人の費用(租税公課)ではなく、
「預かって」「支払う」ものですね。

NO47.png

したがって、その言葉どおり、
所得税を預かったとき「預り金」とし、
それを払ったときも「預り金」とすることで、
プラスマイナスがゼロになります。


つまり、源泉所得税を納付したときには、
給料から税金を預かったときと同じ「科目」である
「預り金」を使います。

NO48.png

預り金には、社会保険料もあるため、区別するために
預り金(源泉所得税)としています。