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2020年03月08日

給料の処理 − 社会保険料の控除

ここでは、正規職員への給料の支払で
税金や社会保険、雇用保険などを控除して支払った
場合の仕訳について考えてみます。

条件
*給料と通勤交通費を払っている
*社会保険料を控除している
*雇用保険料を控除している
*源泉所得税を控除している

給料の会計処理をする際に大切なことは、
控除する内容が、それぞれ、
「何月分」であるか、ということです。

今回の事例は、
労働期間は、4月21日ー5月20日
5月分給料を、5月末に支払します。

NO172.png

この時に控除する「〇月分」は、
それぞれの法律によって一般的なものと、
法人の給与規程によって違うものがあります。

1)社会保険料
通常は、前月分を徴収します。
理由は、社会保険料の納付が、翌月末のため、
納付日にできるかぎり近い給与支払時に預かるためです。

4月分の社会保険料の納付は、5月末です。
したがって、5月末支給の給与から預かれば、
預かって同日に納付することになります。

2)雇用保険料
基本的に「締め日基準」です。締め日の月で考えますので
この例であれば5月分の雇用保険料です。
もし、5月20日締めで、6月10日支払給与でも、
締め日は、5月20日ですので、5月分雇用保険料です。

3)源泉所得税
源泉所得税は、「支払日基準」です。
この「支払日」は、「給料の支払日」です。
(税金の納付日ではありません)
したがって、この事例の給料は5月31日に支払いを
しますので、5月分です。

もし、この給料の支払日が、6月10日であれば、
締め日は5月20日であっても、源泉所得税は、支払日基準
なので、6月分の源泉所得税となります。

社会保険料、雇用保険料、源泉所得税、
それぞれに考え方が違うので、自法人ではどうなっているか
きちんと確認しましょう。

5月労働の給料だから、すべて5月分、という勘違いをしている
人が多く見かけられますので、注意しましょう。


出納帳の記帳の場合には以下のようになります。

NO174.png

給料の伝票を「振替伝票」で書くと以下のようになります。

NO173.png

出納帳や伝票を書く時、また、会計ソフトへ入力するときに、
かならず、社会保険料、雇用保険料、源泉所得税がそれぞれ
「〇月分」であるかと、確認しましょう。
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