海上保安新聞
https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/
海上保安庁の活動や、海洋開発、尖閣問題などに関するニュースを掲載している新聞です。
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道東の巡視船強化 紋別「だいせつ」 網走「そらち」
石垣保安部の巡視船 「はてるま」は紋別保安部「だいせん」に紋別「そらち」は網走保安署に網走「ゆうばり」は解役となった 一管本部は、昨年4月の知床沖観光船事故を受け北海道東部海域の救助・救急体制強化のため、紋別保安部と網走保安署の巡視船の配置替えを行う。 具体的には、石垣保安部の大型巡視船「はてるま」(約1300㌧)を「だいせつ」と船名変更したうえで12月15日に紋別保安部に配属する。これに伴い紋別保安部の中型巡視船「そらち」(650㌧)は12月9日に網走保安署に配属替えとなっ..
救助救援
海上保安新聞編集局
2023-12-12T10:42:08+09:00
石垣保安部の巡視船 「はてるま」は紋別保安部「だいせん」に
紋別「そらち」は網走保安署に
網走「ゆうばり」は解役となった
一管本部は、昨年4月の知床沖観光船事故を受け北海道東部海域の救助・救急体制強化のため、紋別保安部と網走保安署の巡視船の配置替えを行う。
具体的には、石垣保安部の大型巡視船「はてるま」(約1300㌧)を「だいせつ」と船名変更したうえで12月15日に紋別保安部に配属する。これに伴い紋別保安部の中型巡視船「そらち」(650㌧)は12月9日に網走保安署に配属替えとなった。
「だいせつ」は「そらち」より大型で速力が向上するほか、機動力のある複数のボートを搭載している。またヘリコプターが着船する飛行甲板を持っており、救難や領海警備でヘリと連携した業務が可能となる。
一方、網走保安署では就役後約38年が経ち老朽化の激しい中型巡視船「ゆうばり」(325㌧)が12月4日に解役となり、替わりに「そらち」が配属された。
「そらち」は就役後5年の新しい巡視船で、「ゆうばり」と比べ総トン数も2倍となり大型化される。ウォータージェット推進の採用で操縦性能が向上するほか、消火にも使える遠隔放水銃や遠隔監視採証装置など最新鋭の装備を誇る。
(小林利光記者)
※写真は海上保安庁提供
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海上保安庁 補正予算 過去最大の784億円
政府は11月10日、2023年度補正予算案を閣議決定した。海上保安庁関係は総額784億円と補正としてはこれまでで最大。新たな国家安全保障戦略を踏まえ、巡視船艇や航空機の建造を前倒しで着手し、海上保安能力強化を迅速に進める。 8月に発表した24年度予算概算要求の内容の一部を前倒しし、中型ジェット機2機、中型ヘリコプター4機(巡視船搭載2機、基地配備2機)の新規増強を盛り込んだ。無操縦者航空機(無人機)2機は24年度契約、25年度配備の予定だったが、「前払いしたほうが経費が安く..
総務・人事など
海上保安新聞編集局
2023-11-30T09:00:00+09:00
8月に発表した24年度予算概算要求の内容の一部を前倒しし、中型ジェット機2機、中型ヘリコプター4機(巡視船搭載2機、基地配備2機)の新規増強を盛り込んだ。無操縦者航空機(無人機)2機は24年度契約、25年度配備の予定だったが、「前払いしたほうが経費が安くなる」ため23年度契約に早める。25年度配備は変わらない。
CL7隻など前倒し建造
また老朽代替では、概算要求では1隻だった小型巡視艇(CL)の建造を7隻に増やして計上した。海保には就役から30年近く経ち、老朽化の進んだ20㍍型CLが多数あるため、現場の海上保安部署にとっては朗報だ。ヘリ搭載型巡視船(PLH)では「やしま」の代替船建造を前倒しする。
大型ドローン調査費も
「大型ドローン導入のための実機による調査研究」も盛り込んだ。現在、長さ2~3㍍で、時速約100㌔、人工衛星を介しての操縦で6~7時間の連続航行できる大型ドローンが開発されているという。これらを、灯台の維持管理や海難救助の捜索などに使えないか調査する。また、国民保護活動のために使う特殊標章や救命胴衣などの資器材整備も盛り込んだ。
昨年11月に決めた22年度補正予算案は前年の約2倍にあたる760億円で過去最大額だったが、今回はこれをさらに上回った。当初予算については「海上保安能力強化に関する方針」で5年間で約1000億円増やすことが明記されているが、補正予算の額については取り決めがなかっただけに、海保では「今回、過去最大額の補正を計上できたのは大きな意義がある」(総務部)としている。 (小林利光記者)
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世界海上保安機関長官級会合 最多96機関が参加
世界の海上保安機関のトップが集う第3回「世界海上保安機関長官級会合」が10月31日と11月1日、ホテルニューオータニ(東京)で4年ぶりに開かれた。 海上保安庁と日本財団の主催で、これまでで最多となる96の国・地域・世界機関の長官級幹部が出席し、専用ウェブの開設や長官級会合の運営方法の改正、人材育成の促進などを決めた。(小林利光記者) 会合には米国や韓国のほか、注目の中国が参加、南シナ海で同国と対立するフィリピンやベトナムの幹部も出席した。ロシアは不参加、ロシアの侵攻を受け..
国際会議
海上保安新聞編集局
2023-11-29T16:32:50+09:00
世界の海上保安機関のトップが集う第3回「世界海上保安機関長官級会合」が10月31日と11月1日、ホテルニューオータニ(東京)で4年ぶりに開かれた。
海上保安庁と日本財団の主催で、これまでで最多となる96の国・地域・世界機関の長官級幹部が出席し、専用ウェブの開設や長官級会合の運営方法の改正、人材育成の促進などを決めた。(小林利光記者)
会合には米国や韓国のほか、注目の中国が参加、南シナ海で同国と対立するフィリピンやベトナムの幹部も出席した。ロシアは不参加、ロシアの侵攻を受けるウクライナが初参加した。
計84機関の幹部が参加した前回会合と比べ、エジプトやイラン、カタールなど中東諸国や、ミクロネシア、コロンビア、リトアニア、オランダ、欧州連合など21の海上保安機関や関係機関が初めて参加した。
31日に開会した会合の冒頭、石井昌平・海保長官があいさつし「グローバル化する課題に対し、二国間や地域の枠組みを超える連携が求められている」と呼びかけた。続いて日本財団の笹川陽平会長と國場幸之助・国交副大臣があいさつした。
会合では、イタリアから次期感染症への備えについて、トルコから海上での非正規移民への対応について報告があった。また、無人(自動)運航船について、日本財団のプロジェクトの概要や、豪州やアメリカなどの先進的な取り組みが紹介された。
2日間の討議を受けて議長総括が了承された。
主な合意内容は、①世界の海上保安機関の連携強化や対話拡大の重要性を確認②オンラインやハイブリット形式を可能にするなど「会合運営ガイドライン」を改正。これまで3回は日本で開催してきたが、次回から開催国は立候補制となる。
また③各国の成功事例や人材育成の情報を共有するための専用ウェブサイトの導入が決まり、11月1日から運用開始された④人材育成のためのオンラインプログラムを継続充実されていくことが確認された。
会合終了後、議長を務めた石井長官は会見で「新型コロナ以降、初の対面開催で、世界の海上保安機関のリーダーが一堂に会しフェイスツーフェイスの関係を築けたことが大きな収穫だ。運営ガイドラインの改正などにより、長官級会合が機能的で持続可能なものに成長していく基盤が整った」と語った。
また海洋の管轄権などで対立する国が集う意義として「海は一つ。政治的課題を含んだ上で連携するために、対話の場を持ち続けることが大事だ」と述べた。
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/413
音楽隊定期演奏会 開かれる
海上保安庁音楽隊が年に一度開催する「第29回定期演奏会」(海上保安協会後援)が11月9日、東京・池袋の東京芸術劇場で開かれた。 新型コロナによる入場規制がない4年ぶりの「通常開催」(フル開催)で、一般客や招待客、それに海上保安友の会会員ら計約1600人が鑑賞した。(詳しくは「海上保安新聞」12月5日号で)
海上警備
海上保安新聞編集局
2023-11-17T09:00:00+09:00
海上保安庁音楽隊が年に一度開催する「第29回定期演奏会」(海上保安協会後援)が11月9日、東京・池袋の東京芸術劇場で開かれた。
新型コロナによる入場規制がない4年ぶりの「通常開催」(フル開催)で、一般客や招待客、それに海上保安友の会会員ら計約1600人が鑑賞した。
(詳しくは「海上保安新聞」12月5日号で)
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/415
「青い海」図画コンクール 大臣賞に堀池さん
全国の小中学生を対象にした「第24回未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」(主催・海上保安庁、共催・海上保安協会)の入賞作品が10月23日に発表された。特別賞(国土交通大臣賞)には小学生低学年の部の堀池勇輝さん(広島市立皆実小学校2年)の作品が選ばれた。 「はがきサイズ」での作品募集の4年目となった今回は、全国から1万6700点の応募があった。石井昌平海保長官や石川裕己海保協会長、外部審査員らによる審査と斉藤鉄夫国土交通大臣による審査を経て、特別賞と海上保安庁長官賞..
海上警備
海上保安新聞編集局
2023-11-16T10:00:00+09:00
全国の小中学生を対象にした「第24回未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」(主催・海上保安庁、共催・海上保安協会)の入賞作品が10月23日に発表された。特別賞(国土交通大臣賞)には小学生低学年の部の堀池勇輝さん(広島市立皆実小学校2年)の作品が選ばれた。
「はがきサイズ」での作品募集の4年目となった今回は、全国から1万6700点の応募があった。石井昌平海保長官や石川裕己海保協会長、外部審査員らによる審査と斉藤鉄夫国土交通大臣による審査を経て、特別賞と海上保安庁長官賞(3点)、海上保安協会長賞(3点)が決まった。
特別賞の堀池さんは自作について「夕日がきれいにみえる海で大すきな魚つり」とコメントしている。
優秀作品7点は12月15日~28日、東京・霞が関の合同庁舎3号館1階ロビーで展示される。
(優秀作品などの画像は「海上保安新聞」11月25日号を参照)
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海上保安官がプールでSUP体験
三管本部は秋のマリンシーズンを控えた10月4日、外部講師を呼んでSUP(スタンドアップパドルボード)の体験研修を横浜防災基地のプールで実施した。管内の保安部署から海難防止指導にあたる18人の若手職員が参加した。 近年、気軽に始められるSUPの事故が増加しており、同管内でも昨年40件(2人死亡)の事故が起きている。中でも9、10月の発生が多く、離岸流などに流され帰れなくなるケースが多発しているという。 このため「まずは海上保安官が実際にSUPを体験してみることで、血が通った安..
海上警備
海上保安新聞編集局
2023-11-15T09:00:00+09:00
三管本部は秋のマリンシーズンを控えた10月4日、外部講師を呼んでSUP(スタンドアップパドルボード)の体験研修を横浜防災基地のプールで実施した。
管内の保安部署から海難防止指導にあたる18人の若手職員が参加した。
近年、気軽に始められるSUPの事故が増加しており、同管内でも昨年40件(2人死亡)の事故が起きている。中でも9、10月の発生が多く、離岸流などに流され帰れなくなるケースが多発しているという。
このため「まずは海上保安官が実際にSUPを体験してみることで、血が通った安全指導ができる」(青柳一英・安全対策課長)と今回の研修になった。
参加者は膨張式SUPを、空気入れで膨らませて準備。最初はアドバイスなしでSUPに挑戦したが、未経験者が多いせいか、ボード上に立つのに一苦労。パドルでこぎ始めても、バランスを失い落水する保安官が続出した。
続いて山口浩也講師が、パドルの適切な長さ、ボードへの乗り方、前進やターンの仕方などについて丁寧に技術指導。職員たちは、今度は人工的に風を吹かせたプールで、真剣な表情でSUPに再挑戦していた。
横須賀保安部の東野陸さんは「パドルでこぐのに思う所に行けないなど難しさはあったが、楽しかった。実体験を積むことで、仕事で相手に話す時も説得力が違ってくると思う」と語った。
(小林利光記者)
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/412
世界の海上保安機関のトップが集まる長官級会合開催される
世界の海上保安機関のトップが集う第3回「世界海上保安機関長官級会合」が10月31日と11月1日、ホテルニューオータニ(東京)で4年ぶりに開かれた。 海上保安庁と日本財団の主催で、これまでで最多となる96の国・地域・世界機関の長官級幹部が出席した。(詳しい内容は「海上保安新聞」11月25日号を)
海上警備
海上保安新聞編集局
2023-11-14T16:17:43+09:00
世界の海上保安機関のトップが集う第3回「世界海上保安機関長官級会合」が10月31日と11月1日、ホテルニューオータニ(東京)で4年ぶりに開かれた。
海上保安庁と日本財団の主催で、これまでで最多となる96の国・地域・世界機関の長官級幹部が出席した。
(詳しい内容は「海上保安新聞」11月25日号を)
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/411
「世界長官級会合」に100を超す国・地域が参加へ
「第3回世界海上保安機関長官級会合」が10月30日~11月1日、東京で開催される。4年ぶりの開催で、過去最多となる100を超す国・機関が参加する見込みだ。会議のテーマとしては、海上保安機関同士の情報共有手法や国際的人材育成のほか、「無人運航船」(自動運航船)の運用の課題や次期感染症への備えについても話し合う。10月6日に開かれた記者会見では、石井昌平・海保長官は「新型コロナ以降初めての対面開催として、過去最大規模の会合となる。この会合が世界の海上保安機関の協力・連携のプラット..
国際会議
海上保安新聞編集局
2023-10-23T13:00:52+09:00
4年ぶりの開催で、過去最多となる100を超す国・機関が参加する見込みだ。
会議のテーマとしては、海上保安機関同士の情報共有手法や国際的人材育成のほか、「無人運航船」(自動運航船)の運用の課題や次期感染症への備えについても話し合う。
10月6日に開かれた記者会見では、石井昌平・海保長官は「新型コロナ以降初めての対面開催として、過去最大規模の会合となる。この会合が世界の海上保安機関の協力・連携のプラットホームとなるよう、海上保安庁がイニシアティブを取りながら力を尽くしたい」と決意を述べた。
また、笹川陽平・日本財団会長が「気候変動や海底資源の乱獲、テロなど海洋の危機が悪化すれば、人類の生存そのものが脅かされ兼ねない。世界の海を持続可能な形で未来に残すことが重要」と強調した。
(小林利光記者)
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/410
雑誌「世界の艦船」の海保75年特集号が発売中
雑誌「世界の艦船」(海人社)は「海上保安庁の75年」特集号=写真=を発行した。同誌の海保特集号は3年ぶり。巻頭では、代表的な巡視船艇などを豊富なカラー写真で紹介。また、海保の船艇や航空機の詳しいデータを載せたコーナーは名鑑代わりになる。 本文記事では、奥島高弘・前長官(海上保安協会理事長)による9ページに及ぶ「海上保安庁創設75周年 現況と将来展望」のほか、白石昌己・前海上保安監、一條正浩・前十一管本部長(海上保安協会常務)、遠山純司・元三管本部長らの論考が並ぶ。定価は税込み..
海上警備
海上保安新聞編集局
2023-10-23T12:54:15+09:00
雑誌「世界の艦船」(海人社)は「海上保安庁の75年」特集号=写真=を発行した。
同誌の海保特集号は3年ぶり。
巻頭では、代表的な巡視船艇などを豊富なカラー写真で紹介。また、海保の船艇や航空機の詳しいデータを載せたコーナーは名鑑代わりになる。
本文記事では、奥島高弘・前長官(海上保安協会理事長)による9ページに及ぶ「海上保安庁創設75周年 現況と将来展望」のほか、白石昌己・前海上保安監、一條正浩・前十一管本部長(海上保安協会常務)、遠山純司・元三管本部長らの論考が並ぶ。
定価は税込み1900円。
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/409
音楽隊の定期演奏会 友の会会員の鑑賞者募集は10月16日締め切り(必着)
海上保安庁音楽隊は11月9日に第29回定期演奏会を開く。東京芸術劇場(東京都豊島区西池袋)で午後7時開演。荒井弘太・技術顧問の指揮で「アルヴァマー序曲」などを演奏する。入場無料。海上保安友の会は会員枠で鑑賞者250人を招待します。応募は通常はがきで。座席指定券の発送をもって発表に代えさせていただきます(応募者多数の場合は抽選し、落選の場合は通知しません)。応募はがきの個人情報は本演奏会の連絡事務のみに使用します。問い合わせは、友の会事務局(03・3297・7589)まで。【応..
イベント
海上保安新聞編集局
2023-10-11T11:47:34+09:00
東京芸術劇場(東京都豊島区西池袋)で午後7時開演。荒井弘太・技術顧問の指揮で「アルヴァマー序曲」などを演奏する。入場無料。
海上保安友の会は会員枠で鑑賞者250人を招待します。
応募は通常はがきで。座席指定券の発送をもって発表に代えさせていただきます(応募者多数の場合は抽選し、落選の場合は通知しません)。応募はがきの個人情報は本演奏会の連絡事務のみに使用します。
問い合わせは、友の会事務局(03・3297・7589)まで。
【応募方法】はがきで1人1通(同伴者は1人まで、会員以外も可)。
はがきに希望者の▽会員番号▽郵便番号▽住所▽氏名(ふりがなも)▽年齢▽電話番号を記入。
同伴者1名を希望する場合は、氏名(ふりがなも)と年齢を記入。
※複数応募は無効。未就学児童はご遠慮下さい。
【応募先】〒104-0033東京都中央区新川1丁目26番9号 新川イワデビル7階 海上保安協会内 海上保安友の会事務局 定期演奏会係
【締め切り】10月16日(月)必着
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/408
日体大救急医療学科の学生100人が体験授業
三管本部は9月12日、日本体育大学の学生約100人に対し横浜防災基地で海上保安業務の見学と体験授業を行った。 両者が2020年に結んだ「包括連携協定」に基づくもの。この日は朝から、救急医療学科1年生の男女が5つの班に分かれて①巡視船「ひりゆう」の見学・呼吸器の装着体験②横浜機動防除基地での有害物質対応資器材の見学・体験③海上保安資料館の見学――などを順番に1日かけて行った。 「救急救助」の授業では、特殊救難隊員が高さ約20㍍から降下して、要救助者をストレッチャーに乗せて吊り..
海上警備
海上保安新聞編集局
2023-10-11T11:40:31+09:00
三管本部は9月12日、日本体育大学の学生約100人に対し横浜防災基地で海上保安業務の見学と体験授業を行った。
両者が2020年に結んだ「包括連携協定」に基づくもの。この日は朝から、救急医療学科1年生の男女が5つの班に分かれて①巡視船「ひりゆう」の見学・呼吸器の装着体験②横浜機動防除基地での有害物質対応資器材の見学・体験③海上保安資料館の見学――などを順番に1日かけて行った。
「救急救助」の授業では、特殊救難隊員が高さ約20㍍から降下して、要救助者をストレッチャーに乗せて吊り上げ救助する様子を目の前で見学。AEDなど救命資器材の説明を受けた後、要救助者を学生たちが実際にロープを使って吊り上げる訓練をした。
将来の進路に関わるとあって、学生たちはメモを取りながら真剣に聴講。中家来都さん(18)は「海保は海でヘリでの救助となるので、機内に持ち込める資器材が限られるなど、消防と違った難しさがあることを学べた」と語った。
救急医療学科の学生は4年間の勉学で救急救命士の国家資格を取得。「消防士や病院の救命センターに就職する卒業生が多いが、昨年からの提携授業で海保の様々な業務を知ることができ、学生の進路選択の幅が広がった」(指導教員)と歓迎する。来春入学の海保大初任科に4年生2人が内定しているという。 (小林利光記者)
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/407
音楽隊定期演奏会 友の会会員の鑑賞、募集中 一般鑑賞者も募集中
海上保安庁音楽隊は11月9日に第29回定期演奏会を開く。東京芸術劇場(東京都豊島区西池袋)で午後7時開演。荒井弘太・技術顧問の指揮で「アルヴァマー序曲」などを演奏する。入場無料。一般鑑賞希望者は、通常はがきか同庁のホームページ(HP)から申し込む。10月2日必着(HPは同日午後6時まで)。問い合わせは同庁政策評価広報室(代表03・3591・6361、平日午前9時半~午後6時) 友の会応募は通常はがきで海上保安友の会は会員枠で鑑賞者250人を招待します。応募は通常はがき..
海上警備
海上保安新聞編集局
2023-09-29T11:50:01+09:00
東京芸術劇場(東京都豊島区西池袋)で午後7時開演。荒井弘太・技術顧問の指揮で「アルヴァマー序曲」などを演奏する。
入場無料。一般鑑賞希望者は、通常はがきか同庁のホームページ(HP)から申し込む。10月2日必着(HPは同日午後6時まで)。
問い合わせは同庁政策評価広報室(代表03・3591・6361、平日午前9時半~午後6時)
友の会応募は通常はがきで
海上保安友の会は会員枠で鑑賞者250人を招待します。
応募は通常はがきで。座席指定券の発送をもって発表に代えさせていただきます(応募者多数の場合は抽選し、落選の場合は通知しません)。応募はがきの個人情報は本演奏会の連絡事務のみに使用します。
問い合わせは、友の会事務局(03・3297・7589)まで。
【応募方法】はがきで1人1通(同伴者は1人まで、会員以外も可)。はがきに希望者の▽会員番号▽郵便番号▽住所▽氏名(ふりがなも)▽年齢▽電話番号を記入。同伴者1名を希望する場合は、氏名(ふりがなも)と年齢を記入。※複数応募は無効。未就学児童はご遠慮下さい。
【応募先】〒104-0033東京都中央区新川1丁目26番9号 新川イワデビル7階 海上保安協会内 海上保安友の会事務局 定期演奏会係
【締め切り】10月16日(月)必着
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/406
巡視船「みずほ」が初の一般公開
名古屋港ガーデンふ頭2号岸壁で8月27日、巡視船「みずほ」の一般公開と展示訓練が実施された。2019年に名古屋保安部所属の巡視船として就役した「みずほ」の一般公開は、コロナ禍で延期されてきており、今回が初めての公開となった。同時に他機関との展示訓練も行われ、夏の炎天下にもかかわらず1699人の参加者があった。一般公開は午後1時から5時まで、展示訓練は午後1時15分から午後3時まで実施された。展示訓練内容は、船艇の海上パレード、洋上テロ対策展示訓練、合同放水訓練、つり上げ訓練。..
イベント
海上保安新聞編集局
2023-09-21T09:27:31+09:00
開と展示訓練が実施された。2019年に名古屋保安部所属の巡視船として就役した「みずほ」の一般公開は、コロナ禍で延期されてきており、今回が初めての公開となった。
同時に他機関との展示訓練も行われ、夏の炎天下にもかかわらず1699人の参加者があった。
一般公開は午後1時から5時まで、展示訓練は午後1時15分から午後3時まで実施さ
れた。
展示訓練内容は、船艇の海上パレード、洋上テロ対策展示訓練、合同放水訓練、つり上
げ訓練。船艇は海洋環境整備船「白龍」、名古屋税関監視取締り艇「ふじ
」、消防艇「金竜」などが参加した。
海上保安庁からは「みずほ」「あゆづき」「みやかぜ」「しゃ
ちかぜ」「あやばね」「さあぺんす」の6隻と、中部空港保安航空基地所属のヘリ「
かみたか1号」と「いせゆき」潜水士たちが参加した。
参加した子供たちは、40ミリ機関砲や船橋、展示訓練を興味深そうに見学していた。う
みまるとの記念撮影、ヘリ収納スペースでのイベントでも笑顔がはじけていた。
(岩尾克治)
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/405
海洋情報資料館を一新 世界に一つの紙袋作りも
リニューアルされた海洋情報資料館(東京都江東区青海)が開館中だ。リニューアルは7月中旬に実施されたもので、2011年の開館以来、初の本格改修。資料館の入り口近くにあった「海の相談室」を閉鎖、改修して、新たに、古い海図を再利用して紙袋を作る「工作コーナー」の開設や「大型3D海底地形図」の展示を行っている。工作コーナーでは、改訂され役目を終えた海図を材料にして、設計図に従って折り、のりで張りつけ、最後にひもを通して紙袋を完成させる。海保が作成する全国各地の500種類以上の海図を再..
海洋情報
海上保安新聞編集局
2023-09-14T10:42:36+09:00
リニューアルは7月中旬に実施されたもので、2011年の開館以来、初の本格改修。資料館の入り口近くにあった「海の相談室」を閉鎖、改修して、新たに、古い海図を再利用して紙袋を作る「工作コーナー」の開設や「大型3D海底地形図」の展示を行っている。
工作コーナーでは、改訂され役目を終えた海図を材料にして、設計図に従って折り、のりで張りつけ、最後にひもを通して紙袋を完成させる。
海保が作成する全国各地の500種類以上の海図を再利用するので「世界に一つしかないオリジナル紙バックを作成できる」とアピールしている。
海図は水濡れに強く、陸地のグレー、浅海の水色、灯台などのマゼンダとカラフルな色合いも楽しめる。
また「AUVごんどう」や「測量船くるしま」「うみまる、うーみん」のペーパークラフト制作体験もできる。
3D海底地形図は縦約3㍍、横約6㍍の大型で、3Dメガネをかけて地形図の上を歩きながら、尖閣諸島や沖ノ鳥島、北海道北部までの海底地形を立体的に観察できる。
また、従来の展示も「我が国の海図作成のはじまり」「海図作製に使われた機器」などのテーマごとに整理しなおして展示。貝殻やヤシの技葉を用いた「世界の珍しい地図」も展示されている。
入場料や製作体験の費用は無料。月、火曜日と年末年始は休館。
(小林利光記者)
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https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/404
海上保安学校に「整備コース」 航空機急増で安定養成へ
海上保安庁は海上保安学校(京都府舞鶴市)に来年4月に入学する学生から「整備コース」(1年間)を新設する。増え続けるヘリコプターや固定翼機の航空整備士の安定的な養成を目指す。来年4月入学の学生は既に募集を締め切っており、9月24日に1次試験を実施する。船舶運航システム課程(定員約245人)として一括募集し、2次試験で▽航海▽機関▽主計▽整備(定員10人程度)の各コース別に受験生の志望を聞き、合格者を振り分ける。 海保は昨年4月に発生した知床沖の観光船事故の教訓などから全国の航空..
海上警備
海上保安新聞編集局
2023-09-08T13:19:10+09:00
来年4月入学の学生は既に募集を締め切っており、9月24日に1次試験を実施する。船舶運航システム課程(定員約245人)として一括募集し、2次試験で▽航海▽機関▽主計▽整備(定員10人程度)の各コース別に受験生の志望を聞き、合格者を振り分ける。
海保は昨年4月に発生した知床沖の観光船事故の教訓などから全国の航空基地の「ヘリ3機体制」に向けた整備を進めている。また、尖閣諸島警備強化のためヘリ搭載巡視船(PLH)の新造も進む。
このため2023~25年度の3年間で、ヘリ9機(航空基地に5機、PLH搭載ヘリ4機)、大型ジェット機1機が配備される新造ラッシュを迎えており、多数の整備士が必要となる。
整備コースに入学した学生は、海難救助など海上保安官として必要な知識・技能に加え、航空法規や航空工学などの知識や整備実習などを行う。卒業後は「整備員」や「整備士補」として航空基地や巡視船に配備され現場経験を積み、その後、宮城分校で約1年2カ月の研修を受け、二等航空整備士の資格を目指す。
現状の整備士養成は、海保校の各課程の学生を対象に卒業段階で希望者を募り、部内試験に合格した人を選抜。卒業後、宮城分校で4カ月ほど研修を積んだ後、現場に整備員などとして配置している。
新制度では、入学段階から整備士志望者を確保し、専門の教育をスタートすることができるので「整備士を安定的に、よりスピーディーに現場に配置することができる」(本庁教育訓練官)。
現状では整備士の養成は年間12人程度だが、海保校では来年10月採用者の試験にも「整備コース」を設ける予定で、将来的には年間30人程度の養成を目指す。
整備士の仕事は機体の整備だけでなく、運航要員として航空機に搭乗することで、海上犯罪取り締まりや領海警備などの業務にも従事する。リクルート活動では「ヘリコプターでは機動救難士を支援するホイストマンとして搭乗し、救助現場の最前線で活躍する」(本庁教育訓練官)ことなどをアピールしていく。 (小林利光記者)
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