CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

« 2017年06月 | Main | 2017年08月»
西之島の新海図を発行 [2017年07月13日(Thu)]

◎海底地形図も
◎EEZが50平方`拡大

 海上保安庁は、活発な噴火活動が続く小笠原諸島・西之島周辺の新しい海図と海底地形図を製作し、6月30日に発行した。
 同島の海図は平成17年6月以来の更新。島の海岸線を正確に明記した新しい海図の発行で、国連海洋法条約に基づく領海の範囲も更新され、日本の領海は西に約70平方`、排他的経済水域(EEZ)も西に約50平方`それぞれ拡大した。

海図地形図合成のコピー.jpg
(右が西之島の海図、左は海底地形図=いずれも部分) 


 西之島は25年11月に火山活動を再開した。その後27年11月までに、流出した大量の溶岩が旧島を覆うようにたい積し、面積は旧島の約9倍、東京ドーム約58個分にあたる2・72平方`にまで広がった。
 
 海上保安庁海洋情報部は、同島の海図や海底地形図の作製のために、昨年10月27日から延べ5日間、島への上陸調査や周辺海域の測量を実施した。
 その際、台風接近による悪天候のため観測機器を現地に置いてきたが、今年1月までにすべてを回収。得られた観測データを基に海図などの作製作業に取り組んでいた。
 
 新海図は縮尺2万5000分の1。西之島が今年4月20日から再び噴火活動を活発化させていることから、火口のある山頂から半径0・9海里(約1・6`)の航行警報範囲も破線で示している。
 海底地形図は縮尺5万分の1。10b間隔の等深線で、島周囲の断崖や急傾斜の渓谷などの複雑な地形状況を描いている。
                              (小野信彦記者)