写真撮影=米田堅持
六管本部は10月8日午後、巡視船「こじま」の体験航海を広島港で行った。
事前に定員600人で一般公募を行ったところ、約4・5倍の2786人もの応募があった。
当日は朝から小雨が降る時間帯もあり、参加者が集まるか不安もあったが、抽選当選者や招待者ら約650人が乗船した。
出港した「こじま」船上では、子ども用制服着用体験、学生募集コーナー、3D海図マット、写真パネル展示、うみまる潜水士との記念撮影などが行われた。
海上では巡視艇「なち」による展示放水が行われた。また広島航空基地のヘリMH962、巡視船「くろせ」潜水士、巡視艇「くれかぜ」によるつり上げ救助訓練が行われ、乗船者は一斉にカメラのレンズを向けるなど、連携の取れた訓練に魅了されていた。
また、広島東洋カープの25年ぶりの優勝を祝って巡視艇「なち」から赤色のV字放水が行われた。参加した巡視艇の電光掲示板にお祝いのメッセージが流され、「なち」乗組員がカープのユニフォームを着て応援歌を歌うと、乗船者から歓声が上がった。
下船の際、乗船者から「訓練の迫力がすごかった。とても貴重な体験ができた」などの言葉をもらった。 (六管)